栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

最近、メールの送信ミスが増えている。

2009-07-31 12:23:10 | 視点
 単純ミスは成熟期に増える--。
多くの場合、導入期や普及期ではなく、そのものが広く行き渡った成熟期にこそ単
純ミスが増える、というのが社会的法則である。
 その物やことが広く行き渡っている成熟期には誰もが普通に行ったり扱ったりし
ているから単純ミスなど起こりえないと思われるが、実はそういう時にこそ単純ミ
ス(それに分類されるミス)が増えるというのだ。

 私が社会人に成り立ての頃、当時、社長から教えられたことに「木登りの名人は
地上まで後1メートル、数10センチという時に初めて『用心しろ』と声を掛ける」
という話がある。
 見ている人達が危ないと思うような高いところに登っている時は黙っているのに、
もう飛び降りても安心という高さまで降りてきた時に、初めて「用心しろよ」と声
を掛けるというのだ。
 同じ声を掛けるなら高いところに登っている時に「危ないぞ、用心しろ」と言っ
て欲しいと思うが、名人の考えは違った。
さすがである。

 数日前、石油連盟が来年度の職員採用試験で不採用になった人達に通知メールを
送った。
 採用通知なら一人ひとりに送るのだろうが、不採用通知なので不採用者全員にま
とめて送信したのだ。
ビジネス的に大きなダメージを受けることもある

 ところで、複数の相手に一度にメールを送る方法は3つある。


  全文はリエゾン九州のHP内の「栗野的視点」で




17インチ画面のノートPC、Everex Step Noteを買った。

2009-07-26 22:22:31 | 視点
 数日前、ヤマダ電機でEverex Step Note VC1700Jを購入した。
それまで実家に置いて帰省の際に使っていたコンパックのノートPCが起動できなくなったので、適当なものがあれば買ってもいいと思っていたからだ。
 「適当なもの」とは価格的にという意味で、メーンマシンはあるし、ノートPCも東芝製と移動用にパナソニックのレッツノートを使っているので、替えのノートPCが絶対必要というわけではなかった。
だから買う予定で店に入ったのではなく、たまたま見つけたという感じだった。

 「適当な価格」とは4万円~7万円台。
この価格帯は普通にいえば中古パソコンの価格帯だ。
新品ならWindows7が出る直前か年末に10万円程度で買えるだろうと考えていた。
パソコンの買い時はこの頃で、新OS搭載PCが出る直前には旧OSのWindows Vista搭載PCの在庫をさばくため販売店が安売りに走るからだ。
 10月下旬にWindows7が発売されることも分かっており、使い慣れたXPではなくvistaPCを買おうという気もなかった。

 ところが、ヤマダ電機グループのフロンティアPCの64,800円という価格が目に留まった。
CPUはCeleron T1600、OS Vista Home Premium、HDD 300GB、メモリー4GB、
しかも、Windows7へのアップグレード付き
 これは安い。これなら買ってもいいかと思いつつ、ほかのノートPCなどをざっと見ていると、少し離れた隅にEverexノートがあった。

 ビックリしたのは液晶画面17インチという圧倒的な存在感。
CPUはフロンティア製と変わらず、HDDは250GB。
17インチ画面はノートというよりデスクトップ用画面だ。
しかも、価格が7月26日か末日までの限定付きながら64,800円に値下げされていたので、ほとんど衝動的に買ってしまった。
おまけにテンキー付き。

 買い物には慎重だが、この時だけは衝動買いに近かった。
というのも、ためらう理由が見当たらなかったからだ。
Everexはアメリカ製だが元々コンパック製やいまでもデスクトップはeMachinesを使っているから、その辺りにはなんら問題を感じなかった。

 ただ、実際に使い出して分かったこともある。
キーの配置が日本製と微妙に違うのだ。
たとえば「Shift」キーの表示が矢印「↑」になっていたり、左側シフトキーの大きさが普通のキーと同じ大きさだったりと戸惑う箇所も結構あるが、それらの配置にはやがて慣れるだろう。
Windows7への無償アップグレードクーポンも付いている。

 そういえばこの商品は同社が日本市場に参入する戦略商品という新聞記事を読んだ記憶がある。



デル株式会社

売り上げを大きく左右する「見せ方」

2009-07-25 16:16:02 | 視点
◆メーカーの視点だけでは売れない

 岡山県で地酒を呑んだ(正確に言えば「買った」)時のことだ。
昔ながらの酒屋の棚に並んでいる銘柄を見ながら、ある銘柄に惹かれた。その銘柄を仮に「献上酒」としておこう。

 銘柄名からしていわれがありそうだったので、「誰かに献上したからこの名前を付けたと思われるが、誰に献上したのか」と尋ねたところ、「銘柄名というだけです」と言う返事が酒屋から返ってきた。

 もちろん銘柄名なのは間違いないだろうが、わざわざ「献上酒」と付けているのだから、なんらかのいわれはあるだろう。

 少なくとも酒販専門店の酒屋としては「○○」ぐらいの説明はあるだろうと期待していただけに、ちょっとガッカリした。

 やむなく化粧箱をひっくり返し眺めてみたが、どこにも「献上酒」のいわれ書きはなく二重にガッカリした。

 まず専門店の勉強不足に。

次にメーカーの姿勢に。

これでは安く販売している店に客が流れるのは自然の理である。

メーカーも造って終わりではないはず。

◆呑み方の提案で、消費者を惹き付ける

 次は同じく岡山の地酒メーカーだが、全く対称的な例に遭った。

酒類売り場に揃えられた数多い日本酒の中で思わず手が伸びたのは「○○の純米酒」


    全文はリエゾン九州のHPで


経験と勘のマーケティングから科学的マーケティングに(2)

2009-07-24 10:05:03 | 視点
 マーケティングを説明する時、釣りに例えることがよくある。
釣りを始めたばかりの人は川なら川、海なら海に行って、釣り糸を垂れ、ひたすら魚が釣れるのを待つ。
 うまいこと釣れればよし、釣れなければ、今日はダメだったで終わる。
これは運の世界だ。

 少し慣れてくると釣り糸を垂らす場所によって釣れたり釣れなかったりすることに気付き、いろいろ場所を替えていく。
そして釣れた場所でいつも釣りをする。

 やがてそこも釣れなくなると、今度は似たような場所を探して再び釣り糸を垂らす。
経験によって釣れそうな場所を探すことが出来だしたわけだ。

 こうした方法でもある程度の魚を釣ることが出来る。
でも、釣る魚を選ぶことは出来ない。
 例えば鯛を釣りたい、メバチを釣りたいと思っても、狙い通りの魚を釣れるとは限らないわけだ。

 ここでちょっと話を変えて、「元気がいい」といわれる企業を見てみよう。
なぜ彼らは元気がいいのか。
それは顧客の望む品揃えをしているからである。
このことは言い換えれば、狙った通りの顧客を集めているということだ。
だから確率がいいのだ。

 これが経験と勘に頼ったマーケティングと、科学的手法を駆使したマーケティングの違いである。

 通販でも売れないところは他所の見よう見まねで釣り糸を垂らしているだけで、そこそこ売れているところはいままでの経験と勘でやっているところである。
そして本当に売れているところは科学的なマーケティング手法を導入している。

 科学的マーケティング手法の最大の問題はデータだ。
どのようなデータを、どのように入れ、どのように分析するのか。

 これ以上の詳しい説明は省くが、興味がある方は下記に参加を。
まさに目から鱗になるはず。
しかも中小企業でも使いやすいシステムになっているから、こうしたシステムを知ると知らないでは勝負は歴然としている。

●日 時: 8月8日(土)13:30 ~ 17:00

◎場 所:福商会館(大名1-12-57)の2F
      天神西通り、岩田屋本館(旧Zサイド前)の前に大福うどん、
      ケンターッキーフライドチキンがあり、その角を赤坂方向に
      入ると角から2、3軒目左手のビル(1FにPumaの赤いショップ)

●内 容
1.企業発表
  「経験と勘のマーケティングから科学的マーケティングに」
   発表者:(株)マーケットスコープ社長・高原由之祐 氏


●例会参加は誰でも可能です。(但し、事前に参加申し込みをして下さい)
  参加費用:会員は 1,000円。
非会員は 2,000円。

●申込先:kurino@liaison-q.com(左記の英文字を半角に替えて)

極楽浄土への道

2009-07-22 21:35:38 | 視点
 親鸞の教えに悪人正機説というのがある。
 細かい説明を省き、誤解を恐れずにいえば、親鸞が言う「善人なおもて成仏す。いわんや悪人おや」とは自らを善人と信じ、自らの愚かさに気付かない善人より、自らの愚かさに気付いている悪人の方が成仏する(死後仏になれる)ことが出来る、ということである。

 ソクラテスの言う己の愚かさを知れと似ているようだ。

 それにしても最近は己の愚かさに気付かない人間が増えた。
というより自分のこと、目先のことしか考えない人達が蔓延している。

 しかし、盛者必衰の理(ことわり)とはよく言ったもので、人生は必ず帳尻が合うようにできている。
株で儲けた人間がずっと儲け続けられるわけではなく、不当な形で利益を得ていればその罰は皆受けている。
 自分の思い通りにならないからと他人を殺傷した人間は、その後長い裁判にかけられ、獄に繋がれ、自分で自分の人生を自由にできなくなっている。


 仏は悪いことをした人間までも簡単に救っているわけではない。
宇宙は平等にできている。
必ず帳尻が合うようになっている。

この世は現世利益だけではない。
此岸より彼岸の世界の方がはるかに長い。
はるかに長い時間を極楽浄土で過ごすか、それとも地獄で煉獄の炎に焼かれて過ごすか。
同じ過ごすなら極楽浄土で過ごしたい。
そんな気にさせられる、この花を見ていれば。

 

政界再編の始まり

2009-07-22 18:18:36 | 視点
 ついに衆議院が解散され、選挙戦に突入した。

選挙期間は戦後最長の40日間。

真夏に長丁場の選挙運動は候補者にはきつい。

きついのは体力だけではなく、資金面もそうだろう。

特に新人候補者は昨秋から選挙運動を続けているから、内実は青息吐息に違いない。

そういうことを考えると投開票が40日後の8月30日というのは酷だ。

金持ち麻生首相にはそういう人達の懐具合も分からないのだろうが。

 ところで今回の選挙、「政権交代」ばかりが声高に言われているが、実は選挙直後に政界再編が始まるに違いない。

それを狙っているのは平沼グループ、渡辺グループだけではなく、自民党内にも選挙後にそうした行動を起こそうとしている人達が結構いる。

恐らくは選挙後第一党になると思われる民主党内も政権奪取後に分裂行動を取る人達が結構いる。

早い話が鳩山党首と岡田幹事長の間にも不一致点は垣間見られる。

まあ、そのことはさておいて組織一般論で見ても、目的を達するまでは内部矛楯が表立たなくても、目的を達した瞬間から内部矛楯が吹き出す例は多い。

 さて、政権チェンジ後にどのような組み合わせが生まれるのだろう。

小沢一郎が描いている構想に公明党の取り込みがあるのはほぼ間違いないはず。

もう一つ間違いないのは、4年前、小泉純一郎氏が叫んだ「自民党をぶっ壊す」ということが、やっと今度の選挙後に行われるということだ。

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1000円高速の影響?

2009-07-19 22:19:51 | 視点
 ちょっと前まで九州自動車道が渋滞することはあり得なかった。

それが最近渋滞というよりブレーキを踏みほぼストップするのだから驚き。

最初にこの渋滞を経験したのは7月4日(土)の午前中。

福岡から熊本方面に向かう途中、久留米ICを過ぎた辺りで前を行く車が徐々に

スピードを落とし、ついに止まってしまったのだ。

その後もノロノロ運転。

えっ、なぜ? と思っていると、反対車線に交通警備隊が。

事故のような感じだった。

ああ、このせいで渋滞していたのか、となぜか納得。

しかし反対車線の事故で渋滞する?

 その時はそれで終わったが、18日再び同じコースを通った時のこと。

今度は太宰府インターと筑紫野インターの間でノロノロ運転。

渋滞理由が分からないままそこを通り過ぎ軽快に走っていると、今度は久留米インターを

過ぎた辺りで再び渋滞。

先々週渋滞した辺りだ。

ところが今回は事故車両も、警官もなし。

では、なぜ?

やはり1000円高速のお陰で週末の交通量が増えた、ということか。

だが、そのせいで、地球温暖化スケジュールは世界に遅れているようだ。

世界不況克服が最大優先課題で、そのためには地球温暖化防止策が後回しになっている感がある。

果たしてこのままでいいのか。

経験と勘のマーケティングから科学的マーケティングに(1)

2009-07-17 20:45:52 | 視点
 私には一つのポリーシーというかジンクスみたいなものがある。
別にそうしたことに拘っているわけではないのだが、なぜかそういうことが多いのだ。
 例えば人には3回会う--。
といっても、ただ単に3回会うわけではない。
これという人には結果的に3回会っていることが多いのだ。
 逆に言うと3回も会わない(会いたいと思わない)人とは関係ができない(関係を作りたいと思わない)ということである。
 若い時ならいざ知らず、一応人生も折り返し地点に「差し掛かった」から無駄な時間を過ごしたくないという気が強くなったこともある。

 「中年」老いやすく学成り難し!
  (少年以上に中年以上の方が時間の過ぎゆくスピードが速い)

 それはさておき、最近有意義な時間を過ごした。
6月例会・懇親会と、その後を過ごしたある男との時間のことである。
彼と最初に会ったのは20年近く前になる。
その時もらった名刺には「リクルート九州支社 住宅事業部課長」だった。
次に会ったのは2003年のリエゾン九州の新年会の会場。
それから6年、途中なんのレスポンスもなかったから、実は各種メールの案内先リストから外そうと思っていた矢先にメールが届いた。

 まあ、そのこともさておいて、結果的に3回会ったわけである。
これもなにかの縁だろう。
 そしてジンクス通り(?)、優秀な男だった。
久し振りに様々な分野で突っ込んだ話ができ、個人的には有意義な時間を過ごすことができた。
こういう時間を共有できる相手は最近少なくなった。

 なにより言葉がしっかりしている。
最近流行りの言葉を使わない。
「ぼく的には、私的には」とか「○○じゃないですか~」というやつだ。

 聞けばリクルート時代に住宅事業部関西事業部(九州支社ではなく)の最優秀新人賞を受賞したのみならず最優秀マネージャー賞も受賞している。
 なのに「ぼくは営業は苦手だったのです」という。

 苦手だから色々勉強するし、工夫もするものだ。
この点は私もそうだった。
互いに意見があったのは「営業は科学だ」「マーケティングは科学だ」という点。

 そう、マーケティングは科学なのだ。
なのにいまだ経験と勘に頼った古いマーケティングをやっているところがなんと多いことか。

 マーケティングは単なる「調査」ではない。
にもかかわらず、調査主体なのにマーケティングと称しているところがなんと多いことか。

 彼とは(株)マーケットスコープの社長、高原由之祐氏である。
名前は「ゆうのすけ」と読む。
ちょっと時代がかった名前である。
 それはどうでもいいんことだが、マーケットスコープが開発したシステムを見て、「マーケティングは科学」という意味がよく分かった。

 恐らく、このシステム、ソフトを見れば誰もが「科学」という言葉に納得するに違いない。


マニフェストが本当に信用できるのか。

2009-07-15 22:36:12 | 視点
 衆院選の日程が8月30日投開票でほぼ決まった。
自民党内の一部にはまだ麻生降ろしを画策しようとしている連中がいるが、どこまで本気でやれるかというと可能性は少ないだろう。

内閣不信任決議案・首相問責決議に賛成もできなかったのだから、先に離党した渡辺氏ほど腹も据わってなく、所詮はコップの中の嵐、内部の権力争いにしか過ぎない。

天下国家を論じるより内部の権力争いの方を重視する、こんな連中にもう任せられないと思うのは当たり前だろう。

 こうした声は麻生首相だけでなく、自分達にも向けられているということを中川・武部議員などは気が付かないのだろうか。

 ところで、バカの一つ覚えのように「マニフェスト、マニフェスト」と言っていたご仁がいたが、結局彼の出馬の芽もなくなったようだ。

 全国知事会でも同じようなことを言っている人がいるが、政治家が言うマニフェストってどこまで信じられるのだろうか。

 国会議員、地方議員、知事、市長等々、最近は皆マニフェストを作って選挙に臨むが、当選後マニフェストを破って平然としている人は多い。

 例えば福岡市長の吉田氏。

彼は選挙マニフェスト(公約)に「こども病院の人工島移転計画の見直し」を謳って当選したが、市長になるとこども病院の人工島移転を決めた。

 選挙公約と違うと詰め寄られると「見直した結果、人工島に移転するのがいいと判断した」と答えている。

よくもまあ、そんな恥知らずな返答が出来たものだと思うが、彼は元、地元新聞社の経済部長まで務めた男である。

ジャーナリスト出身者が誤魔化しみたいな言葉のマヌーバーを使うということ自体信じられないというか、元々ジャーナリストではなかったのだろうと思う。

そういえば彼は北九州市の出身で北九州市長選に出たかったのを、そちらに出られずに福岡市長選に出たというような話があったようだ。

 このことからして高い志があって政治の世界に転出のではなさそうだということは推測できるが、それにしてもマニフェストというのは一体何だと思ってしまう。

 そこで提案したい。

選挙出馬用のマニフェストなどどうでもいいというのは多少言い過ぎかもしれないが、マニフェストの項目の中で最も重要だと本人が考えるものを1つ選んでもらい、当選後その内容に反した時は辞職するという約束をしてもらいたい。

 そうすればマニフェストがもう少し信用できるものになるだろう。

政治に信頼を取り戻すには、それぐらいの覚悟が必要だと思うがどうだろう。

マニフェスト、マニフェストと言っている、どこぞの知事にも一度尋ねてみたいものだ。


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思惑が外れた古賀選対委員長と東国原知事

2009-07-11 10:35:24 | 視点
 どうやら今回の東国原騒動は6月25日付拙ブログ「大いなる勘違い東国原にとことん嘗められた自民党」で書いたとおりの展開(「東国原知事の先の発言は両刃の剣で、自民党だけでなく自身をも傷付けた」)になりそうだ。

 人には2つのタイプがあり、1つは実れば実るほど頭の下がる稲穂タイプ。
中身が詰まっているから、ますます謙虚になっていく。
もう1つはその反対に中身が軽いタイプで、こちらは頭が軽いから頭に乗ってますます頭を後ろにそらしていく。
 東国原氏がどちらのタイプかは改めて言うまでもあるまい。

 東国原氏が初めて宮崎県知事に当選した時、宮崎の古い体質を変えるにはいいのではと多少の評価をしたが、ここまで踏ん反り返るとは思わなかった。
 彼はやたら「マニフェスト、マニフェスト」と言っているが、もともと知事選に出馬した時のマニフェストだって付け焼き刃みたいなものだっただけに、威張って言えるのかという気はしていた。

 最近の彼の言動を見ていると「勘違い」を通り越して、「思い上がり」、さらにこの1週間ほどは「狡猾」という感じがする。
 「狡猾」というのは、風向きを判断し言葉の端々に逃げ道を作り出したからだ。
さすがに元タレント、風向きを判断するのだけは上手なようだ。

 マスコミ各紙の調査で今回の国政への転身発言に世論の反応が厳しかったことは東国原氏自身、予想外だったのではないか。
彼の腹づもりでは宮崎県民は反対しても全国では支持されると踏んでいたと思う。
それが全国から予想外のブーイングが起き、発言を微妙に変えだした。

 一時は自民党から出馬するということはとりもなおさず総裁候補ということ、と自ら提示した2つの条件を微妙に修正していたが、ここにきて再び2条件が(最近は「総裁候補」の方はあまり言わなくなり出したが)呑まれなければ「県政一筋」ですと言い出した。
ズルイ男だ。

 大体、彼が言う「地方分権」にしても中身について明確に聞いたことはない。
「全国知事会のマニフェスト」とは言っているが、彼自身の口から地方分権の具体的な中身についてはほとんど触れられていない。

 まあ、この男についていつまでも触れるのはよそう。
それより、この男以上に思惑が外れたのは古賀選対委員長だろう。
古賀氏は今度の衆院選で自身の当選が危ないのではないかと噂されていた。
そのため東国原知事を担ぎ出し、自らのセーフティネットにしたかったのだ。
そのためには比例九州トップに東国原氏を据える必要があった。
それが「総裁候補」みたいなことを東国原氏がマスコミに先に発表するものだから党内からも突き上げをくい、比例東京にせざるを得ない雰囲気だ。

 比例東京では古賀氏自身にメリットはないわけで、どうやら今回の騒動、結局、両者の思惑外れで終わりそうだ。


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職業イメージは大事

2009-07-08 14:34:33 | 視点
 先月、知人に誘われカラーセミナーに行ってきた。

行って分かったのだが、カラーコンサルタント養成コースの案内セミナーだった。

その国際カラーコンサルタントという組織はなんでもスイスに本部があるらしく、そこの代表が

来日し、講演するというような内容だったこともあり、取材を兼ねて参加したのだ。

参加者は圧倒的に女性が多く、さすがにカラー・インテリア関係者と納得するような

ファッションの人ばかり。

ところが、男性はといえば、福岡での主催社代表らしき司会者からして、なに、どこのおっさん?

 と思うようなファッション。

極め付けはアジア代表校の代表という通訳のファッション。

確かに最近の流行とはいえ、黒のスーツに黒のTシャツ。

モノトーンファッションではあまりに脳がなさ過ぎないだろうか。

おまけに話の中で「モノトーンの室内は集中力に欠ける空間になる」だって。

 第1印象はとても重要である。

特に職業的な第1印象は。

相手がその職業に期待するイメージを裏切るとビジネスはうまく行かない。

かといって、相手のイメージそのまま(特に低いランクで)でもいけない。

いい意味で少し裏切るくらいでなければいけない。

カラーコンサルタント要請コースの受講生募集も兼ねたセミナーで主催者側のファッションがこれでは、

そこを卒業しても一流のカラーコンサルタントになれるのかどうか不安になろうというもの。

おまけに配付された資料A41枚の中に13ページ分がカラーコピーされていた。

プロジェクターで話す内容だから虫眼鏡で拡大しなければ読めないような小ささでも

問題ないとはいえ、あまりにも不親切というか、みみっちい。

やはりイメージは大事にしたいものだ。


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「光触媒を利用した空気清浄機」について

2009-07-06 17:08:06 | 視点
 「光触媒」という言葉は聞いたことがあると思いますが、言葉ほどには内容は知られてないのではないでしょうか。
ましてやどういうものに使われているかとなると。

 一般に「光触媒」といわれているものを簡単に説明すると、酸化チタンに光(紫外線)が当たると、その表面に強い酸化力が生まれます。この酸化力を利用して、有機物等からなる有害物質を酸化分解する技術のことです。

 実はこの技術は九州発といってもいいほどで、光触媒効果を発見したのは東大の教授ですが、この技術の実用化に大いに貢献したのは九州の企業です。
 そう、皆さんよくご存じのTOTOと佐賀県窯業技術センター(発明者、一ノ瀬弘道氏)です。

 「TOTOは知っているけど、佐賀県窯業技術センター?」と思われるかもしれませんが、ここでは技術的な説明を省いて非常に簡単に説明すると、佐賀県窯業技術センターは酸化チタンコーティングの画期的な技術を開発(特許)したのです。

 光触媒は一般的に建物などの汚れ防止に利用されていると思われがちですが、トイレやタバコ、ペット臭の脱臭や、ホルムアルデヒドなど屋内の有害物質の分解、院内感染防止など実に幅広い分野で効果が確認されています。

 こうした効果をより大きく、持続させる酸化チタンコーティング技術を開発したのが佐賀県窯業技術センターであり、今回発表する「光触媒を利用した空気清浄機」は佐賀県窯業技術センターの特許を利用した空気分解清浄機です。

 商品は有田焼を使った高級感、インテリア性の高いものです。

 今回はこの商品の販売代理店の募集を目的にしています。

             --記--

●日 時:7月11日(土) 13:30 ~ 17:00

●場 所:九州大学西新プラザ(早良区西新2-16 tel 092-831-8104)

地図 http://www.kyushu-u.ac.jp/university/institution-use/nishijin/infomap.htm
 
        博多駅、天神方面からは地下鉄「姪浜」行きで「西新」下車
        7番出口より徒歩10分

       昭和通りを天神方面から西新方向に走る。
        大濠公園を通り過ぎ今川橋(左手に福岡記念病院、右手にガスト)
       を超えてすぐ、川沿いを右(海方向)へ

●内 容:
1.勉強会「食品スーパー・ハローデイ躍進の秘密を語る」
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    講師:(株)ハローデイ常務取締役 神戸みずち 氏

   「ハローデイ」の社員の挨拶は「お疲れさまです」という代わりに
   「お元気さまです」と言います。
   こんなところにも同社の元気な様子が窺えるでしょう。
    元気な企業の秘密を聞いて見習い、元気になりませんか。

2.企業発表
 「光触媒を利用した空気清浄機の販売代理店募集について」
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    発表者:(株)ありがとう代表取締役 河野隆尋 氏

デジタル一眼、メーカーによる違い

2009-07-02 23:20:56 | 視点

 デジタル一眼を初めて買う時、どこのメーカーがいいのか。
いろんなカメラ雑誌を読んでも肝心なことはほとんど分からない。
結局どこのメーカーでも同じで、最終的には自分が買いたいメーカーのカメラを買う以外にないのかと思ってしまう。
 まあ、これは仕方ないことで、カメラ雑誌はどこかの肩を持つわけにはいかないし、カメラマンはカメラマンで使い勝手がどうだぐらいのことしか言えない。
というのも、彼らも雑誌編集者から不偏不党のコメントをみたいなことを言われているからだろう。
結局、商業雑誌からは本当に知りたい情報が得られないのだ。

 では、と身近なカメラマンや、実際にカメラを使っている人に尋ねてもよく分からない。
というのは彼らも好みがあり、キャノン好きな人間はずっとキャノンを使っているし、ニコン好きはニコンを使っているからだ。
交換レンズの使い回しができるから、プロほどこの傾向が強い。

 私が最初に買ったデジタル一眼はニコン製だった。
弟が2年程前、ニコンを買った時、ニコンを選んだ理由を尋ねた。
「いままでニコンを持ったことがなかったから、デジタル一眼ぐらいはニコンを持ってみたかった」
 なるほど。
ニコンを選んだ動機は実は兄弟似たようなものだった。
ただ2台目カメラの選び方は違った。
私はいろんなメーカーのものを使ってみたいタイプだから、2台目はキャノンにした。

 このことで色んなことが分かってきた。
ニコンしか使ってないときは別に気にもとめなかったが、キャノンを使うようになって気付いたことがある。
色の出方の違いだ。

 ニコンの方が鮮やかというか、多少どぎついのだ。
一方、キャノンの方はナチュラルな感覚に近い。

 写真左がニコンで撮影したもの
 右の写真がキャノンで撮影したもの

 それから販売店やメーカーの人間に、この違いは機種によるものなのか、メーカーによる違いなのかを色々尋ねて分かったのは、やはり上記のようなメーカーによる色の出方の違いだった。

 どちらがいいとか悪いではなく、これはメーカーによる個性で、自分はどちらの出方が好きかということになる。
 もう一つは自分は主に何を撮影するのかで選ぶメーカーも変わってくるだろう。
例えば紅葉の写真などはニコンの方が赤色が強調され、きれいに見える。
ただ、一般的にはキャノンの方が見た感じに近いだけに違和感がない。

 面白いのはフィルム時代とデジタル時代で両メーカーの色の出方が逆になったことだ。
 さて、私はといえば、できるだけ2台を持ち歩き、撮影対象によって両者を使い分けている。


デジカメオンライン|デジタル一眼レフ

理由あり商品が人気

2009-07-01 17:39:32 | 視点
 最近、「理由あり商品」の販売を行うスーパー、デパートが増えている。

呼び名は「理由あり商品」「もったいない」「規格外商品」など店によって色々だし、

販売方法もそれぞれだが、「理由あり商品」はネット販売でも人気商品になっているほど。

人気の理由の第1はなんといっても安いことだろう。

特にデパートの「理由あり商品」販売は半額近くになる商品も多く、食品売り場の目玉セールになっている。

 博多大丸では「もったいない! 食品理由あり商品」と題して春に一度セールを行ったところ、

非常に好評だったので1、2か月後に再度開催している。

 デパートの場合、缶詰やボトル飲料などの賞味期限は残り半年を切ると商品を売り場から撤収

していたが、今回の「理由あり商品」セールではそういう商品や、ちょっと外装が傷んだもの、

少しへこんだ缶詰等々といった商品を最大半額近い価格で販売したため、その一角は

行列ができるほどの賑わい振りだった。

 一方、「規格外商品」というのは本来のサイズに合わないもの、ちょっと小さいサイズとか、

形が曲がったキュウリなどを「規格外」として安く販売するもの。

ちょっと見てくれが悪いだけで、味に変わりがあるわけではないので、こちらも消費者に喜ばれている。


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