選挙にドラマは付き物だが、今回はもうぐちゃぐちゃ。
メロドラマ風があったり、地球防衛軍風、あっちがダメならこっち風、どこかとくっつきたいコバンザメなど様々。
共通しているのは理念なき無節操だ。
国会でメロドラマが見られるとは思わなかったが、見事にヒロインを演じたのは民主党の田中美絵子議員。
舞台は民主党幹事長室前。
そこへやってきたのは離婚届けではなかった、離党届を手にした初鹿明博議員。
TVカメラも入っている衆人環視の中で、「止めに来た。出て行かないで」と目に涙をためながら、相手の目を見つめて訴えたのだから、完全にメロドラマの1シーン。
一瞬、この2人の間になにかあったのかと思ったほどだ。
それにしても田中美絵子議員、元は小沢ガールズというか、小沢氏の肝煎りで当選した議員。
だが、小沢氏の力が下降気味と見ると、「私はむしろ河村ガールズと言って欲しい」とアピールしていた。
そして今度は小沢新党に対する刺客役まで引き受けた。
まあ、メロドラマのヒロイン役以外に注目されない議員はいいとして、問題は彼女の「親分」の河村氏だ。
彼が作った党は「減税日本」。文字通り「減税」を大目標に掲げた党である。
消費税に関しては次のように謳っている。
「国税である消費税減税(5→4%)、および地方税(市県民税)10%減税を実現」
つまり消費税値上げに反対である。
ところで「たちあがれ老人」党、ではなかった「たちあがれ日本」は消費税増税賛成。「減税日本」とは正反対の主張をしている党だ。
この2つの党が合併しようというのだから、もう政治理念も何もありはしない。
しかも河村氏は「減税日本」の党名を変更しても言いとさえ言い出したから驚きだ。
自らの理念を捨ててまで合併しようとするのだから、河村氏には最初から理念などなかったということだ。
そんなに日本維新の会と合併したいのか。
その結果、なにをしようとしているのか、なにをしたいのか。
設立の理念さえ捨て去ろうとしているのだから、ただ単に数が欲しいだけだろう。
しかし、そんな党を有権者が支持するのか。
と思っていたら、今度は「反TPP」を唱え、山田正彦議員、亀井静香議員の「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党(略称・反TPP)」と合併した。
河村氏が民主党の国会議員の頃はもう少し筋を通す男かと思っていたが、筋も理念もない、名古屋弁だけを売りにする男だったようだ。
理念も政策もなき合従連衡--。
これが現在の乱立新党の現状である。
その頂点に位置しているのが前東京都知事の石原氏なのは衆人の認めるところだろう。
おかしなのは石原氏だけではない。
筋を通していると思っていた平沼氏率いる「たちあがれ老人」、また間違った、「たちあがれ日本」は結局自らの手では立ち上がれない老人ばかりで、若者の手を借りなければ立ち上がることさえできないことを自ら暴露してしまった。
石原氏を代表に迎える必要があったのか。
石原氏を代表に向かえ、党名を「太陽の党」に変更したかと思えば、わずか2、3日後には「太陽の党」を解党し、日本維新の会に合流したのだから、なんのための新党結成かと思ってしまう。
いずれにしろ今の国会議員にまともな感覚の持ち主はいないということであり、有権者は今回の選挙でどこに票を入れるのか難しい選択を迫られてきた。
1票を託すべき政党が見当たらないだけに。
メロドラマ風があったり、地球防衛軍風、あっちがダメならこっち風、どこかとくっつきたいコバンザメなど様々。
共通しているのは理念なき無節操だ。
国会でメロドラマが見られるとは思わなかったが、見事にヒロインを演じたのは民主党の田中美絵子議員。
舞台は民主党幹事長室前。
そこへやってきたのは離婚届けではなかった、離党届を手にした初鹿明博議員。
TVカメラも入っている衆人環視の中で、「止めに来た。出て行かないで」と目に涙をためながら、相手の目を見つめて訴えたのだから、完全にメロドラマの1シーン。
一瞬、この2人の間になにかあったのかと思ったほどだ。
それにしても田中美絵子議員、元は小沢ガールズというか、小沢氏の肝煎りで当選した議員。
だが、小沢氏の力が下降気味と見ると、「私はむしろ河村ガールズと言って欲しい」とアピールしていた。
そして今度は小沢新党に対する刺客役まで引き受けた。
まあ、メロドラマのヒロイン役以外に注目されない議員はいいとして、問題は彼女の「親分」の河村氏だ。
彼が作った党は「減税日本」。文字通り「減税」を大目標に掲げた党である。
消費税に関しては次のように謳っている。
「国税である消費税減税(5→4%)、および地方税(市県民税)10%減税を実現」
つまり消費税値上げに反対である。
ところで「たちあがれ老人」党、ではなかった「たちあがれ日本」は消費税増税賛成。「減税日本」とは正反対の主張をしている党だ。
この2つの党が合併しようというのだから、もう政治理念も何もありはしない。
しかも河村氏は「減税日本」の党名を変更しても言いとさえ言い出したから驚きだ。
自らの理念を捨ててまで合併しようとするのだから、河村氏には最初から理念などなかったということだ。
そんなに日本維新の会と合併したいのか。
その結果、なにをしようとしているのか、なにをしたいのか。
設立の理念さえ捨て去ろうとしているのだから、ただ単に数が欲しいだけだろう。
しかし、そんな党を有権者が支持するのか。
と思っていたら、今度は「反TPP」を唱え、山田正彦議員、亀井静香議員の「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党(略称・反TPP)」と合併した。
河村氏が民主党の国会議員の頃はもう少し筋を通す男かと思っていたが、筋も理念もない、名古屋弁だけを売りにする男だったようだ。
理念も政策もなき合従連衡--。
これが現在の乱立新党の現状である。
その頂点に位置しているのが前東京都知事の石原氏なのは衆人の認めるところだろう。
おかしなのは石原氏だけではない。
筋を通していると思っていた平沼氏率いる「たちあがれ老人」、また間違った、「たちあがれ日本」は結局自らの手では立ち上がれない老人ばかりで、若者の手を借りなければ立ち上がることさえできないことを自ら暴露してしまった。
石原氏を代表に迎える必要があったのか。
石原氏を代表に向かえ、党名を「太陽の党」に変更したかと思えば、わずか2、3日後には「太陽の党」を解党し、日本維新の会に合流したのだから、なんのための新党結成かと思ってしまう。
いずれにしろ今の国会議員にまともな感覚の持ち主はいないということであり、有権者は今回の選挙でどこに票を入れるのか難しい選択を迫られてきた。
1票を託すべき政党が見当たらないだけに。