栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

気になる小沢一郎の数の論理

2009-10-29 01:09:26 | 視点
 衆院選で民主党圧勝以後の小沢一郎が気になる。
あまりにも選挙第一で動いているように見えるからだ。
もちろん来夏の参院選をにらんだ選挙活動は必要だろう。
ただ、選挙を重視するあまり、今回の選挙で初当選した議員に引き続き地元での選挙活動を中心に行うよう「指導」したり、新人研修会への出席強制とも取れるような動きを見ていると、民主党の将来に少し不安を覚える。
 こうしたことが反小沢潰しの目的でなければいいと思うのだ・・・。

 なかでも一番気になるのは国会で政権与党側の代表質問を行わないことだ。
政府を支えているのが与党であっても、党と政府がすべてにおいて完全に一致しているわけではないし、各議員は政府のイエスマンではないはず。

 第一、議員立法の動きも実質封じるようなのはよくない。
せっかく議員になったのだから、今後は国のために活動をしたいという大志を当選議員は持っているはずだ。
 それなのに議員になったら議員心得の勉強と地元での選挙活動では、まるで大学に入学して、さあ、これから学問をするぞ、と意気込んで大学の授業を受けたら、高校の授業の延長だったでは、皆やる気も失せる。
やる気が失せるだけでなく、持っている能力を早く使わせないのは国家の損失だ。

 次に行政刷新会議、事業仕分けメンバーから1、2年生議員をパージしたこと。
無駄遣いを見直すには過去の先例や業界・官僚の常識などに捕らわれない、しがらみのないフレッシュな目の方が議員としての経験にまさる。
それなのに当選3回以上の議員としたのは納得できない。

 本当の理由は蓮舫など反小沢グループの人間を外したかったのではないかと思われても仕方がない。






生き残る歯科と潰れる歯科はどこが違うのか。

2009-10-27 11:56:23 | 視点
 20日、福岡県うきは市のたけうち歯科医院で「生き残る歯科と潰れる歯科はどこが違うのか」と題して講演した。

 いま、歯科は「不況業種」といわれる程厳しい環境下に置かれている。
背景にあるのは少子化と歯科医師増による競争激化。

このことは先頃、国が医学部の定員増を認めたが、そこに歯学部が含まれていないことからも分かる。
それぐらい歯科医院はいま供給過多になっている。

しかも現在開業している医院のほとんどが医師1人か2人の小規模経営。
一般企業に例えれば零細企業がほとんどで、中小規模の企業すら数少ないのが現状。
裏を返せばそれぐらいの規模でしか経営できないということでもある。

 ところが、たけうち歯科医院の陣容は武内孝治院長のほか常勤医師4人、歯科衛生士等を含めると総勢約20人のスタッフ。しかもインプラント治療にも力を入れ、治療例も多い。
患者数が多いと見られている福岡市内でも2桁のスタッフを抱えている歯科医院は数少ないだけに、地方ではよけいに目を引く。

 それにしても人口過疎化が進む地方で同医院はなぜ流行るのか。

  全文はリエゾン九州のHPで


歯科医院が嫌いというビックリする理由

2009-10-25 22:26:30 | 視点
 医院、病院が好きという人は少ないだろうが、なかでも行きたくない診療科のトップは歯科だろう。
なぜ、歯科にはできることなら行きたくないのか。
その理由を実際に患者さんを診ているドクターや歯科衛生士に尋ねてみた。
すると予期せぬ答えが返ってきてビックリした。

「恥ずかしいと言われた」「痛いのが嫌」
大きくはこの2つに分類された。
「痛いのが嫌」というのは予想通りだったが、ビックリしたのは「恥ずかしい」という返事が多かったことだ。

 何が恥ずかしいのかというと、「口の中を見られるのが恥ずかしい」らしい。
こういう人が増えているというのだ。
それは若い女性に多いのだろうと思って聞くと、ドクターが「男です」と言ったのには驚いた。

 男というのは予想外だったので、恥ずかしいと言った男性の年齢を聞いて今度はたまげた。
「28歳」だったからだ。
 その患者は「口の中を見られるのは裸を見られるのと同じで、とても恥ずかしい」と言ったようだ。
 う~ん、口の中ぐらいでそんなに恥ずかしがっていたら、病気になったときはどうするんだと思ったが、こういう若い男性が増えたことに多少思い当たることがある。

 もう10数年前だが、中学の修学旅行など団体旅行の際、皆で一緒に風呂に入る時水着を着て風呂に入る男の子が増えてきたという話を聞いたことがある。
思えばその年齢の子がいま30歳前後になっているのだ。
 この年齢の子はかつての「新人類」と呼ばれた年代層などとは全く異なっている。
「新人類」、プロ野球選手の清原などがこの年代だが、彼ら「新人類」も上記の年代層に比べればはるかに分かりやすい。

 問題は裸で入浴できなかったり、口の中を見られることが裸を見られるのと同じくらい恥ずかしいと思っている年代の男性も、もう少し歳を取ると「新人類」と言われた彼らと同じようになるのか、それとも相変わらず「不思議な人間」のままなのか・・・。





熟成を待つ

2009-10-20 23:49:18 | 視点
 我がことながらつくづく嫌な性格だと思う。
一気呵成にやるということがあまりない。
かといって飽きっぽいわけではない。
どちらかというと、執着する方である。
一度抱えたテーマは簡単に捨てない。
ならば、さっさとやってしまえばいいようなものだが、これがなかなかできない。

 まず、嫌な仕事はやりたくないから、先に内容を聞いてしまう。
面白そうなら引き受けるし、意に沿わないものなら断る。
だから、引き受けた後でギャラを聞き、しまったと思ったこともしばしばだ。
ギャラの話しを最初にしてないから、引き受けた後でギャラが分かった時はもう遅い。
いまさらそれでは、とは言いにくい。
これではビジネスにならない。
だから、「マネージャーが要りますね」とは過去、何度も言われた。

 思えば社会人になった時からしてそうだった。
初任給も知らずに入社し、おまけに口約束だけで人より3時間余分に働いた。
自分の給料が分かったのは1か月後の給料日だった。
当時の大卒初任給の相場より低かったが、まあ入寮していたので金を使うこともなく、寮費を払うと若干手元に残った。
だから不満はなかった。

 当時とは仕事が変わっていまは書くことを生業としている。
ところが、これがまた遅い。
細かい筋立てを考えて書いているわけではないので、途中で方向が変わることもままある。
登場人物が歩くに任せているところがあるから、作中で登場人物が歩き出さないと困る。
そこで筆が(正確に言うとキーボードを打つ手が)パタッと止まってしまう。

 パタッと止まったまま1年近くがたった。
途中何度か書きかけたことはあったが、最初のフレーズは出るがその後が続かない。
「転換期を生きた宮本武蔵」などは中断したまま10数年がたった。
作中の武蔵が歩き出さない、というか、自分の中で熟成してこないのだ。
こういう時は仕方ないから、じっと熟成するのをひたすら待つ。
酒造りのように、麹が発酵し、熟成するのを待つのだ。
そうしていると、そのうち麹の方から語りかけてくる。
もう、そろそろいいよ、と。

 酒がうまい季節になったからでもないだろうが、やっと「旨い酒造りにこだわる6代目の挑戦」パート2(日本酒編)を書きたいという気持ちが熟してきた。
 さて、旨い酒のような作品に仕上がるかどうか・・・。





相変わらず未公開株勧誘電話が

2009-10-19 12:30:20 | 視点
 「新資源開発といいますが・・・」

しばらくこの種の電話はかかってこなかったが、また今日かかってきた。

「未公開株の話なら必要ないぞ!」

いきなりこう伝えると、「失礼しました」と相手が電話を切った。

やはり未公開株に関する投資話だったようだ。

 しばらく未公開株の投資電話はかかってこなかったが、またかかってくるようになった。

恐らく新しい業者だろう。

 未公開株の投資話にはいくつかの共通点がある。

1.最もホットな業界に関する株の話

 例えばいまなら資源開発、希少金属開発、太陽エネルギーなど、国の方向性、重点施策をよく調べており、そうした分野と関係ありそうな社名を出す。

 1、2年前はベンチャー関連だったが、最近はベンチャーに元気がない、話題性がないことを知っているらしく、ベンチャー株では言ってこない。

2.「限定」「特別に」「データベースで調査」などの言葉を使い、選ばれた人にだけ電話していると思わせる。

 選ばれた人にだけ儲け話を知らせているということで、飢餓感を煽っている。
そんなうまい話があるなら早く乗らなければと思ってしまうようにし向けている。

3.儲かると言う。

 未公開株を一般公募するはずなどないのに、こんな話にやすやすと乗ってしまう人が相変わらず後を絶たないようだ。

くれぐれもご用心!


マウスコンピューター/G-Tune

イオンの「反省」は本当か、それとも単なる客寄せ戦術か。(2)

2009-10-15 11:21:25 | 視点
 要は初回ロット1回切りの入荷で、その後の入荷がなく短期間の扱いで終わっているため、従業員の記憶にすら残っていないのだろう。

このこと自体問題だが、もっと問題なのは「麦の薫り」が店頭から消えた背景である。
一体イオンで何が起きたのか。

 売れ筋商品が突然、店頭から消えた場合に考えられる理由はいくつかある。

 1.予想以上のヒットで品切れ
 1缶100円という圧倒的な安さが予想以上の人気を呼び、初期ロットはまたたく間に売り切れ、店頭品切れ状態を引き起こした。
 仮にそうだとすれば需要が減少し始める秋以降には店頭に並んでいいはずである。

ところが、いまだ店頭で見かけないばかりか、入荷予定の張り紙すらないのはなぜか。

 2.・・・・
 ただし、この場合はかなり大きなリスクを抱え込むことになる。

 3.・・・・
 もっとも考えられるのは、この第3の理由である。
しかし

 4.・・・・
 では、サントリーの立場はどうだったのか。

ここでも新たな疑問が湧いてくる。
そこで浮かび上がってくるのがサントリーと・・・・


             (以下略)


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イオンの「反省」は本当か、単なる客寄せ戦術なのか。(1)

2009-10-14 11:59:49 | 視点
 今春、イオンが異例の「反省」をした。
「お客さまへのサービスを、怠っていました」「他店にくらべて、決して安くはありませんでした」と全国紙1面を使った「反省」広告を出したのだ。

「本当の低価格、売り場、サービスを取り戻すことに全力を尽くしていきます」と誓ったが、その言葉は本当だったのか。

同社のやり方を見ていると必ずしもそうとは思えない点も見えるのだが・・・。

あっという間に店頭から消えた
PBビール「麦の薫り」


 10月6日に出されたイオンの8月中間決算によると、前年同期比3.1%の売り上げ減、営業利益は39.5%減だった。

今春、大々的に「反省」し、5,100品目もの値下げをしたにもかかわらず販売不振に歯止めがかからなかった。

 これではなんのための値下げかよく分からないが、もっと分からないのは今春の「反省」が本心からなのか、それともマスコミ受けを狙った「反省」だったのかだ。

 例えば350ml缶1本100円で販売した第3のビール「麦の薫り」。

サントリーとの共同開発で・・・あっという間に店頭から消えた。

             (以下略)


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Everex Step Note VC1700J の使用感

2009-10-11 22:07:29 | 視点
 Everex Step Note VC1700Jを買ってから2か月半、結果には満足しているが、
使用感を以下に記してみる。

 まず購入価格の64,800円は大満足。買い得だったといまでも思っている。
購入時に考えていたのはCPUはデュアルコア、メモリー3G。
実際の搭載メモリーは4Gだったが、Windowsの構造上、3Gまでしか使わないので、それ以上のメモリーを搭載していてもある意味ムダなだけである。

 次に考えていたのがこの時期に買うなら次期OS、Windows7へアップグレードできるもの。
というのもWindows7はVistaに比べてシステムが軽くなっているからだ。
 そのためシステムが軽いとはいえいまさらXP搭載パソコンを買うつもりはなかった。
 Vistaにもいくつかの種類があり、中にはWindows7へアップグレードできないものもあるが、WindowsVista Home Premiumは7へアップグレードできるので問題ない。

 実際に使い始めた結果、当初はサブマシンのつもりだったが、いまでは完全にメーンマシンとして使っている。
 やはりデュアルコアのT1600、メモリー4Gは快適でサクサク動く。
なにより17インチの大画面は十分メーンマシーンとしての使用に耐える。
それまでメーンマシーンとして使っていたデスクトップのディスプレーは19インチだが、比べてみても17インチとほとんど画面の大きさは変わらない。

 おまけにテンキーが独立しているので、その点でもデスクトップ用キーボードと変わらない。

 さらに気に入っているのが音が静かなことと、パームトップが熱くならない点。
この2点は案外見過ごされがちだが、実際に使い始めると気になる部分である。
 
 SDカードスロットが付いているのも気に入っている。
画面の大きさとあいまってデジカメ写真を整理するのに非常に助かっている。
ウェブカメラも付いているがこちらは使ったことがないし、恐らく今後も使うとは思えないので個人的にはどうでもいい機能だ。

 こう書くと、いいことだらけにように聞こえるが、使いにくい点がないわけではない。
 「Fn」キーと「Ctrl」キーの配列が多くの日本製パソコンとぎゃくになっており、「Fn」キーの方が外側に配列されている点。
 私にとってはこの配列そのものはまったく問題ないが、それより「Fn」キー+「←」キーが「Home」キーに割り当てられていないことの方が問題だ。
というのは行の冒頭、末尾にカーソルを移動させる時、「Fn」キーと「←」「→」キーを使う癖が付いているだ。
 その代わりに「Home」キーと「End」キーが独立しているので、人によってはかえって使いやすいかもしれない。
「PgUp(ページアップ)」「PgDn(ページダウン)」キーも独立している。

 英字キーボードを使ったことがない人が迷う点があるとすればシフトキーかもしれない。
 シフトキーが「↑」だけで「Shift」という文字が入っていないからだ。

 多少使いにくさを感じるのはせいぜいこれぐらいで、日本製と比べてまったく遜色ないというか、個人的にはお勧めの1台である。
 システム関係を仕事にしている人以外は皆満足するに違いないと思っている。
もはやノートパソコンを15万円以上で買う時代ではないだろう。


ソースネクスト

舞子はんと弁護士は似たようなもの?

2009-10-09 17:25:44 | 視点
 舞子と弁護士を同類に論じるとお叱りを受けそうだが、ある部分似たところがありそうだ。
 数年前、宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演の「舞子Haaaan!!!」という映画があった。
 阿部サダヲという名前はなんとも人を食ったような芸名だが、若い人というか歴史も知らない人は名前の由来を理解しているのかどうか・・・。

 まあ、芸名のことはさておき、彼は名前通りに人を食った面白い俳優で、映画はタイトルからしてコメディーだが、これが結構面白かった。
 実はこの映画で初めて京都のしきたりを知ったが、舞子遊びは一見(いちげん)客にはできないようだ。
 金を払えば舞子を呼べるというわけでもないようで、そこが京都の格式を重んじるところだろうが、最初は誰かに連れられて行き、多少なりとも馴染みになった後でないと、店が客として受け入れてくれないようだ。

 京都というと面白い話が結構あり、大学時代の友人は大阪・河内長野の出身で、彼女が京都の女性。
 ある時、彼女の家に行き、長居をしていると、彼女のお母さんが「ぶぶでもどうですか」と言ったので、ちょうど腹も減っているしと、「それじゃあ、いただきますわ」と言ったらしい。
 ところがなかなか出て来ない。
1時間も過ぎた頃にやっとご飯が出て来たので、米でも炊いとったんかいな、と半ば冗談で考えたらしいが、後日、本当にそれから米を炊いて、茶漬けの準備をしたらしい。
 友人は彼女と結婚し、現在奈良に住んでいるが、いまでも「ほんまに京都はよう分から。表と裏が違うからな」と言っている。

 単に友人が京都のしきたりを知らなかっただけだが、京都の古い街では「ぶぶ(茶漬け)でもどうですか」というのは「もうそろそろお帰りになる時間ではありませんか」という意味らしい。
 京都の奥ゆかしいところだが、一方で格式を重んじるところもあり、その辺が京という街を理解しにくくしている。

 話の前振りが長くなったが、舞子はんと弁護士が似ている点は一見(いちげん)をは相手にしないというところだ。
 舞子は別にして、弁護士が一見客を相手にしないということはないのだが、モノを買うようにいきなりふらりと弁護士事務所を訪ねて相談しようとしても、それはなかなか難しいだろう。

 それより、誰かの紹介があったり、事前に面識がある方が互いに話しやすいのはどの世界でも同じこと。
 特に相手が力量のある弁護士ならなおのことだ。
 時代が時代だけに、力のある弁護士と知り合いになっておいた方がいざという時に助かるのは間違いない。
 まさに転ばぬ先の杖で、転んでから慌てて弁護士を探すのでは相手の力量も得意分野も分からずに頼むようなもの。
 それよりはこのような勉強会で知り合っておく方が互いに印象がいいのは言うまでもないだろう。

 ということでお願いしたわけではないが、今回の講師、萬年浩雄弁護士は福岡でも1、2を競う弁護士事務所の所長であり、義理人情に厚い人情家私でありながら、弁護士としての能力も頭抜けている優秀な弁護士である。
 私はいまから7、8年前に知り合い、以来、友達の末席に加えてもらっている(恐らく)。

 リエゾン九州の例会では定期的に話をしてもらっているが、毎回とても好評で、萬年さんの話を楽しみにしている人は多い。
 今回の話も非常に興味がある内容だ。
多くの人にこの機会を利用してもらえばと思っている。


       --リエゾン九州10月例会--

●日 時: 10月13日(火)18:30 ~ 21:00

◎場 所:光ビル5F(中央区天神4丁目9-12)
      日本銀行(昭和通り沿い)とガーデンパレスの間の道を
      浜の方(須崎公園の方)に進む。
      「ほっともっと」を通り過ぎ、道路に交差する手前、右側のビル。


●内 容:
1.勉強会
  「これからの時代を生き抜くために何が必要か」
   講師:萬年浩雄弁護士

 1.現代はどうなっているか
   小さな政府論、市場原理主義、規制緩和→強欲資本主義→リーマンショック
   →世界不況へと続いてきた現状を分析し、その中で何がどのように変わった
   のかについて

 2.我々はこの時代にどう生きるのか。
    「官僚の夏」をどう見るか
    人は顔で判断する
    のれん=ブランドの意味 etc
     今後の生きていくヒント、ビジネスをする上でのヒントについて


●例会参加は誰でも可能です。(但し、事前に参加申し込みをして下さい)
  参加費用:会員は 1,000円。
非会員は 2,000円。






民主党圧勝の陰にキャッチフレーズの上手さ(2)

2009-10-08 22:59:01 | 視点
  旧来型の土着戦術、小沢流選挙戦術に都市型のPR戦術が加わったのが今回の民主党選挙。

中でもキャッチフレーズの使い方は実に効果的でうまかった。

 勝利の要因はそれだけではない。

もう一つ対決の構図を演出している。

そこには日本人が好きな判官びいきが巧妙に配置されていた。


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売らんかなという思惑ばかりが先に立つ実名本

2009-10-08 17:36:07 | 視点
 最近、元少年を実名で記した「ルポルタージュ」が出版されている。

山口県光市の母子殺害事件で著者は実名での出版に「元少年の実像を伝えるには実名が必要」と述べているが、果たしてそうか。

逆に聞きたいのは「仮名なら元少年の実像を伝えられないのか」ということだ。

何が何でも実名でなければ伝わらないというのは、すべてのことは体験しなければ分からないという体験主義と同じだろう。

少なくともジャーナリストとかルポライター、作家というのはペンの表現力で情景を浮かび上がらせるものだ。

 先に問題になった「僕はパパを殺すことに決めた」と、今回の本に共通しているのは引用で構成されていることだ。

 調書や手紙などをそのまま引用し、本の大半をそうした引用箇所で構成するのは、いわば素人の書き方。

 そういえば両者とも女性で、ともにセンセーショナルなタイトルを付けており、売らんかなという出版社の思惑ばかりが透けて見える。

 もう少し真摯に対象に向き合い、問題をえぐり出すようにして欲しいものだ。

ものを書くということはそれなりに覚悟がいることなのだから。

特に今回の場合、著者が若いだけに、安易な売名行為に走るのではなく、今後の作家活動をも睨んで、きちんと対象に向き合い、実名表記にしたり、出身校の写真を載せたりすることが本当に必要なことなのかどうかをもっと考えて欲しかった。

民主党圧勝の陰にキャッチフレーズの上手さ(1)

2009-10-07 10:47:44 | 視点
 いまさら選挙ネタでもないと思うが、いつ見ても選挙はドラマ。面白い。
そこで今回の選挙をPRという側面から見ていくと民主党勝利の別の一因が見えてくる。
 ひと言でいうと、民主党は選挙上手になった。
もちろん、だからこそ圧勝したわけだが。

◆狸が出そうな所でも「政権交代」

 旧来型の土着戦術、小沢流選挙戦術に都市型のPR戦術が加わったのが今回の民主党選挙。

 特に今回際立っていたのは都市型のPR戦術の上手さである。

いわく「森の伐採」、「真夏の雪子の政権交代」、「クマ退治」

 こう聞いても該当選挙区以外の人間にはなんのことか即座にはピンと来ないだろうが、「森の伐採」は石川2区、「真夏の雪子の政権交代」は群馬4区、「クマ退治」は長崎2区で民主党が使ったキャッチフレーズ。

◆うまいキャッチフレーズ


 このように今回の選挙はキャッチフレーズの勝利という側面もある。


               (略)



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視点を変えることが大事

2009-10-04 16:43:49 | 視点
 物事を見たり考えたりする時に重要なのは視点をどこに置くかということである。

1つの視点からでは1面しか見えないが、視点を変えれば別の面も見えてくる。

だが、視点を変えるのは口でいうほど容易くはない。

既成の概念、常識に捕らわれていたり、業界固有の考え方、過去のやり方などに捕らわれているからだ。

 では、どうすればいいのか。

そのヒントになりそうなことを以下にいくつか挙げてみたい。

◆野草も立派な観光材料に

 ちょうど今頃の季節、私は出合いを求めて各地を彷徨することが多い。

今年は九州より岡山県、兵庫県内を彷徨しているが、目当ては彼岸花だ。

 彼岸花といえばほとんどの人が真っ赤な色を思い出すに違いない。

しかし、白色や黄色の彼岸花もあるから写真を撮っていても飽きない。
              ・
              ・
              ・
 このように同じ彼岸花と棚田に対しても視点が変われば扱いも変わる。

◆自然を武器にする発想を

 集客できるぐらいの「魅力」を創り出すためにはプラスの足し算ではなく、掛け算にしなければならない。

 掛け算にするとは、弁証法でいう「量の変化が質的変化をもたらす」ようにすることである。


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