栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

バルコム福岡のオープンで分かったBMW JAPANの姿勢

2012-05-30 09:08:35 | 視点
 4月27日、Balcom BMW福岡のオープンレセプションが行われ出席してきた。

バルコムの福岡進出を巡る動きについては既に紹介したので、今回はオープンレセプションで感じたことを

簡単に紹介するにとどめたいが、翌28日から岡山へ帰省し、GW後に松山へ旅行するなどしたため書く時期を失し、

レセプションから1か月もたっての報告になってしまった。

福岡でNo.1ディーラーを目指せ

 Balcom BMW福岡(以下バルコム福岡)がオープンしたのは福岡市中央区地行1-8-10。

福岡の中心・天神から副都心の一つ、西新(にしじん)に向かうメーン大通り、明治通りの地行(じぎょう)交差点角にある。

そこから海岸の方に向かえばホークスタウン、ヤフードームがあり、その西隣は福岡タワーなどがある百道浜。

高級住宅地と言われている地域だ。

 バルコム福岡の営業担当エリアは中央区と博多区の一部なので、早良(さわら)区に属する百道浜、百道(ももち)は

エリア外だが、この地区の住民や、会社に勤務する社員がバルコム福岡に寄り、車を見たり、買ったり、

メンテナンスを頼むのは問題ない。

バルコム福岡の方から営業をかけることができないというだけで、来る者は拒まずどころか大歓迎だろう。

 バルコム福岡のオープンレセプションで感じたことは出席者数の多さや、徳島、愛媛など四国からBMWディーラー数社が

参加していたなどいくつかあるが、驚いたのはBMW JAPAN社長のローランド・クルーガー氏が参加したことと、

氏が参加者を前に話した内容だ。

 ご存知のように福岡市には正規ディーラーとしてヤナセBMW福岡(以下ヤナセBMW)が以前からある。

福岡ではヤナセBMWが先輩だが、BMWのディーラーとしてはバルコムの方が歴史が古い。


           (以下略)


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  http://archive.mag2.com/0000138716/20120528175747000.html



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この店、この会社はなぜ儲かるのか(2)~厨房に回す伝票に秘密

2012-05-25 00:20:28 | 視点
「待たされる」と「待つ」の違い

 場所は岡山県勝田郡。この地に開業して20年。
「手打ち」を売り物にしているが、いまではどこでも比較的よく見かける看板で、それを目当てに客が入っているわけでもなさそうだ。
実際、20-30メートルの距離に「手打ち」を看板にしたうどん屋があるが、そちらは客があまり入っていない。

 時間は昼1時頃。稼ぎ時の時間帯とはいえ、いつ来ても客が多く、待たされる。
待たされるのは嫌いな性分なので、待つようなら他の店に行こうと思うが、この店は客を待たせない。いや、待たなければいけないのだが、「待たされている」という感じがない。

 客を待たせるのではなく、いかに待ってもらうかは店の売り上げを大きく左右する重要な要素でもある。にもかかわらず、このことに無頓着な店が多い

           (中 略)

厨房に回す伝票に秘密あり

  一体、どこに流行る秘密があるのか

色々尋ねるものだから、店主から「ご同業の方ですか」と言われてしまった


           (以下 略)



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この店、この会社はなぜ儲かるのか(1)

2012-05-21 17:06:50 | 視点
 ゴールデンウィーク中にちょっと気になる会社と店に出合ったので紹介しよう。
一つは町の小さな鉄工所で、もう一つは地方の小さなうどん屋。共に1等地でもなければ儲かりそうなビジネスでもない。それなのに両者とも儲かっていた。「金儲けが趣味だから」「この辺りの同業の中では稼がしてもらっている方でしょうね」。それぞれに肯定する。なぜ、両者は儲かっているのか。その秘密に迫ってみたい。

◆他人と同じことでは儲からん

 まず鉄工所。所在地は兵庫県宍粟(しそう)市山崎。国道沿いに広く間口を取り、奥行きはあまりない工場だった。
 見かけたのはGWの最終日。道の駅山崎の駐車場に車を止め、そこから歩いて大歳神社の千年藤を撮影(藤の写真は「栗野的風景」にアップ)に行った帰り道。鉄工所の軒に吊り下げられたドブさらいスコップのようなものが上下に揺れているのを目にしながら半ばまで通り過ぎた。歩道側にはゴミ焼却炉が大小幾つか置かれ、「安い 溝蓋鉄板」「錬金アイデアマン鉄工」と書かれた看板が目に入る。
 「溝蓋鉄板」をPRするあたりがいかにも田舎の鉄工所らしい。経営は大変なんだろうな。そんなことを考えながら工場の前をほとんど通り過ぎようとした時、今度は「地域ナンバー1 ごみ収集箱」と大書された看板が目に止まった。「?」。ごみ収集箱って何。地域ナンバー1って何。ごみ収集箱に何か技術でもあるということなのか。

 暑い最中の撮影で疲れていたし、車に戻って休みたかったが、「地域ナンバー1」という文字に疲れた頭が反応したまま足を止めてしまった。振り返って工場を見る。どう見てもなにか特別な技術がありそうには見えない。やはり帰ろう、と思いつつ、足は工場の方に引き返していた。
 おっさん(という表現がピッタリくる)が1人何やら仕事をしていた。これがまず意外だった。GWに店(工場)を開けていても暇だろう。誰か人がいるにしても事務所でTVでも観ているに違いない、と思っていた。それがまさか、仕事をしていた



           (以下 略)


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