《日本画の部》 寺野 葉 「我伝図(ガーデンズ)」
《絵画の部》 田中 佑 「ひからびた言葉」
《絵画の部》 向井唯夏 「glow.]
《絵画の部》 金子圭太 「虚(から)っぽの街」
京都府の福知山市が、文化勲章を受けた同市出身の日本画家・佐藤太清(さとう・たいせい)の功績を称えるとともに、後進育成のために設けている「第18回佐藤太清賞公募展」の名古屋巡回展を、名古屋市民ギャラリー矢田で見てきました。プロ画家を目指す若い世代の意欲的な作品が並び、楽しみにしている巡回展です。名古屋展は10日(日)まで。
佐藤太清(1913―2004)は、31年に福知山町実践商業学校を出て上京、43年に新文展に入選。花鳥画と風景画を融合させたような作品で日展入選を重ね、67年には日本芸術院賞を受賞、92年に文化勲章を受けました。
今回の公募展には、全国の高校・大学生らを中心に日本画の部63点、絵画の部68点が応募。佐藤太清賞はここに写真を掲載した日本画1点と洋画3点が選ばれています。