風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「年明けの新春洋蘭展で買った『つぼみ付き』のらんが咲いてくれました」

2019-03-31 07:11:16 | 日記・エッセイ・コラム

 居間で成長を見守ってきた小さならんの蕾が咲いてくれました。
今年の三が日が過ぎた1月4日、名古屋の久屋大通庭園フラリエで開かれていた新春洋蘭展で買ってきた「つぼみ付き」の鉢です。

花が咲いている鉢が並ぶ苗の販売コーナーで、花が無い鉢が目に止まりました。
でも「1000円」の値札の横に、手書きで「つぼみ付き」とあります。

らんの仲間であるシンビジュームを咲かせた(というより放っておいたら勝手に咲いた)ことはあっても、育てたという経験はありません。
「どんな花が咲くのだろう。楽しみにしてみよう」

苗の出品者である女性に尋ねました。

――蕾ってどれですか?
「これとこれが蕾です」(なるほど、緑色の大きめの米粒のようなものが2つあります)
――ヒーターの無いガラス温室で大丈夫ですか?
「ヒーターが無いと夜は強い冷え込みがあるので、しばらく部屋の中でお願いします。きっと咲きますから」

教えられた通り3カ月。居間の窓際に置き、水やりは控えめにして少しだけ液肥をやって見守ってきました。
2つの蕾のうち、1つが次第に大きくなり、はじけるように花芽が広がり咲きました。花径2・5㌢前後の花が10輪ほど。淡い紫と黄色が入ったなかなか可愛い花です。
鉢に差してあった名札によると「ファーメリー」という比較的育てやすい品種のようです。

もう1つの蕾は大きくならないままでしたが、1つ咲いただけで満足です。

花を咲かせた蕾(葉の下に突き出たのが蕾です)