風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「名古屋の都心・栄を彩る早咲きサクラの街路樹」

2019-03-09 07:03:48 | 日記・エッセイ・コラム

 

名古屋・栄の南地域にある繁華街の一角を彩るサクラの街路樹です。
オカメザクラやオオカンザクラなどの早咲き種で、まだ植えて間もない若木。お花見どころの主役・ソメイヨシノの古木たちとは違った初々しい容姿は、再開発が進む街にお似合いです。

名古屋では近年、栄地区と名古屋駅周辺が激しい「都心戦争」を繰り広げ、ホテルや大型店舗などの建設や改装が進行。

サクラの街路樹がある三蔵通などでは銀行やホテル、飲食店などが次々に新しくなって若者の姿が増えています。

 こうした生まれ変わりつつある街のシンボルに、と選んだのがサクラの中でもいち早く咲く品種の街路樹。市と地元の商店主らの「栄ミナミ 桜を育てる会」が植えたものです。





楽書き雑記「名古屋市民ギャラリー矢田で、第18回福知山市佐藤太清公募美術展の名古屋巡回展」

2019-03-08 07:42:37 | アート・文化

《日本画の部》   寺野 葉  「我伝図(ガーデンズ)」

《絵画の部》   田中 佑  「ひからびた言葉」

《絵画の部》   向井唯夏  「glow.]

《絵画の部》   金子圭太  「虚(から)っぽの街」

京都府の福知山市が、文化勲章を受けた同市出身の日本画家・佐藤太清(さとう・たいせい)の功績を称えるとともに、後進育成のために設けている「第18回佐藤太清賞公募展」の名古屋巡回展を、名古屋市民ギャラリー矢田で見てきました。プロ画家を目指す若い世代の意欲的な作品が並び、楽しみにしている巡回展です。名古屋展は10日(日)まで。

佐藤太清(1913―2004)は、31年に福知山町実践商業学校を出て上京、43年に新文展に入選。花鳥画と風景画を融合させたような作品で日展入選を重ね、67年には日本芸術院賞を受賞、92年に文化勲章を受けました。

今回の公募展には、全国の高校・大学生らを中心に日本画の部63点、絵画の部68点が応募。佐藤太清賞はここに写真を掲載した日本画1点と洋画3点が選ばれています。




楽書き雑記「愛知県美術館ギャラリーで2019愛知産業大学のデザイン科卒展」

2019-03-06 07:35:34 | 日記・エッセイ・コラム

愛知県美術館ギャラリーで開催中(3月10日まで)の愛知産業大学造形学部デザイン学科(愛知県岡崎市)の卒業研究・制作展を見てきました。
マクロレンズを使って表現した写真作品や楽器をモチーフにした照明など、編み出した着想を楽しみながら仕上げた作品と出会いました。

中でも面白かったのは「2020応援プロジェクト」と題した作品。東京オリンピック・パラリンピックに向けて、外国からの客だけでなく自分たちも日本の交通標識に対する認識を高める「紙コップキャンペーン」の提案です。

日本には約240の交通標識があるそうで、これらの標識ひとつひとつの紙コップを製作。コップにはそれぞれ標識のマークとともに名称を11の言語(日本語は漢字とひらがな)で入れてあります。

すべての標識のコップを積み上げて展示(裏から見れば2020の文字が浮き上がる仕組み)する一方で、SNSによる拡散などキャンペーンのアイデアも添えられていて、楽しめました。

他の大学を含めて今年の卒展作品で目立つのは「AI(人工知能)」の活用。愛産大デザイン科の35の展示作品の中でも、AIによる製作やコミュニケーション、メイクなどを研究した作品が7つありました。





楽書き雑記「名古屋城つばき展へ」

2019-03-05 15:40:28 | 日記・エッセイ・コラム

 

名古屋城の西之丸広場と本丸御殿の孔雀之間で開かれている第45回つばき展を見てきました。11日(月)まで。

切花、鉢花、盆栽など、名城ツバキの会の愛好家らが丹精込めて育てた約350点を展示。苗木も売られていますが、5日の最高気温が18度に達するなどのせいか、花殻が目立つ作品もあって植物の展示会の大変さを見る思いでした。

 

㊤と㊦は本丸御殿孔雀之間の作品です


 


楽書き雑記「名古屋市農業センターのしだれ梅が見ごろに=名古屋コーチン祭りも開幕」

2019-03-04 12:25:37 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

「しだれ梅まつり」(317日まで)が開かれている名古屋市農業センターのしだれ梅が、ご覧のように見ごろに。前夜来の雨が止んだ4日午前、待ちかねたように大勢の見物客やアマチュアカメラマンが訪れ、カメラを向けていました。

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種約700本。まつり初日(223日)に13分咲きだった開花状況は、遅咲き種を除けば6~8分咲きに。満開と言っていいコーナーも木立もあちこちにあり、花をびっしり咲かせた枝が大きく広がっています。

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日からは、1905年(明治38年)310日に名古屋コーチンが国産実用品種第1号に認定されたことで設けた「名古屋コーチンの日(310日)」に因んだ「名古屋コーチンまつり」もスタート。

園内には産直市場、茶席、大道芸人のパフォーマンスなどに加え、名古屋コーチチンのグルメコーナーなどが加わりました。




楽書き雑記「まるでサクラ=名古屋・山崎川に咲く豊後梅(ぶんごうめ)」

2019-03-02 08:29:33 | 日記・エッセイ・コラム

 

  

「早くもサクラ?!」

最初に見た時の正直な印象だった名古屋市瑞穂区の地下鉄新瑞橋(あらたまばし)駅から徒歩1分にある、山崎川堤防の豊後梅(ぶんごうめ)が花数を増やしています。

山崎川堤防には約700本のソメイヨシノ並木があり、名古屋では有数の花見どころ。その1カ所に4本の豊後梅が並んでいても初見の勘違いは無理からぬところでしょう。堤防を管理する瑞穂土木事務所も「豊後梅」と書いた看板を掲示しています。

その看板にも書かれていますが、豊後梅は奈良時代に中国から渡来。全国で梅干しや梅酒などに利用されてきましたが、名古屋市内で現存する豊後梅としては最大級のようです。

掲載した写真は1日午後の様子。6分咲きほどであと数日すれば全体が淡いピンクに染まるでしょう。

ところで気になるサクラの開花は――。
現在の日本気象協会の発表によると、名古屋の開花予想日は3月21日だそうです。




楽書き雑記「名古屋の徳川園では満開のウメ、街路樹では数輪のサクラも」

2019-03-01 17:46:34 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋の最高気温が16度に達した1日午後、陽気に誘われて東区内の徳川園とその周辺の散策に。徳川園では満開のウメ、周辺の街路樹では開花した数輪のサクラを見ることができました。花の季節へまっしぐらです。

徳川園の庭園。売り物の藁囲いをした冬牡丹は最盛期を過ぎた感じですが、本数は少ないとはいえウメが満開。和紙の原料になる珍しいミツマタの黄色い花を見ることもできました。

徳川園から都心に向かって歩き、文化みち二葉館(旧川上貞奴邸)のある東区橦木町周辺へ。そこにはソメイヨシノではなく、1960年代初めに「名古屋で一番早く花見ができる通りにしよう」と住民たちと市が街路樹に選んだ早や咲きのオオカンザクラがあるからです。全長1・4キロに140本の並木です。

 「まだ早かったのかな」と思いつつ足を進めると、ありました。咲いていました。数輪からそれ以上の花を開いた木が何本か。この調子だと、10日~2週間もすれば満開になるでしょう。