リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ちょっぴり哲学っぽい気分

2019年02月01日 | 日々の風の吹くまま
1月31日(木曜日)。曇り。ちょっと湿りがち。9時過ぎにシーラが来てバスルームの掃除。電子レンジで温めたスープを出そうとしてボウルごとひっくり返したために手首に大やけどをしたそうで、水ぶくれの痕がまだ生々しいピンク色。日本で友達にもらった肘まで来る長いゴム手袋があったので、探し出して来て使ってもらって、そのまま持って行ってもらった。日ごろからプレゼントやおみやげにもらったものが合わなかったりまったく使わないものだったら、埃を被ったままでいるよりは使ってもらって役立った方がうれしいだろうと思うから、喜んで使ってくれる人にもらってもらうことにしているので。

新しい年が明けてリタイアメントと言う新しい暮らしが始まったと思ったら、ぐずぐずしているうちに1月が終わり。現役のままでいれば明日2月1日はフリーランス稼業旗揚げ29周年の記念すべき日。満30年を目指してもうあと1年がんばろう!と考えていたかもしれないけど、大きな節目を待たずにリタイアしたことに後悔はなくてもよけいに感慨みたいなものがわいてくるから不思議。ま、人生の諸問題に関してはそのときそのそきの環境でベストを尽くすというのがワタシのモットーのようなもので、自分の足で歩けるところまで歩いて来たと思ったら「この道」は潔くそこで終点。

人生って枝分かれの多い道のようなもので、どっちに行こうかと迷うことはしょっちゅう。そこで、詩人フロストの『The Road Not Taken』(行かなかった道)よろしくあっちの道、こっちの道を見比べて、あれやこれや考えて「よし、こっち行ってみるか」。選んだ道の途中でぬかるみや上り坂に遭遇して、選ばなかった道の方が歩きやすかったかもなんて考えても、実際にどんな道かは知る由もないし、何と言っても自分が選ばなかったんだから後悔しても時間の無駄。今歩いている道を歩いて行けばどこかでまた枝分かれがあるはずで、そこで今来た道をさらに先の枝分かれに出るまで歩き続けてみるか、その道を選んだのは失敗だったと座り込む(挫折する)か、そこを終点と考えて新たな道に進んでみるか。

何だか阿弥陀くじのようなイメージだけど、人生はくじ引きの連続みたいなところもあって、当たることも外れることもある。でも、誰でも山あり谷ありの最後には同じ終点に行き着くんだから、そこで後悔しなければいい人生ってことで、終わり良ければすべて良しを目指して今日も一歩前進・・・。