リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

寒いけど楽しく遊ぼう

2019年02月08日 | 日々の風の吹くまま
2月6日(水曜日)。晴れ。まだ寒いんだけど、慣れて来たのかそれほど寒いと感じないから、人間てのはゲンキンなもん。起きたのが8時半近かったから、朝ご飯が済んだらもう9時過ぎ。今日はワタシが主宰者になっている「コーヒークラブ」の日。毎月第1水曜日にマンション1階のパーティルームでコーヒーを飲みながらおしゃべりするだけのもので、マンションの住人なら誰でも歓迎。ワタシが自前でコーヒーを買って来てパーティルームに置いてあるコーヒー沸かしで10人分くらい作り、クッキーは相棒のドリスが手作りしたり買ったりして持って来る。週日の午前中だから、(カレシを含めて男性も何人かときどきは顔を出すけど)決まって集まるのは同じ顔ぶれのおばあちゃんたちで、仲良しグループみたいなもの。

今年90歳になるイギリス生まれのドリスは頭脳明晰でイギリス人らしい口の悪さで人気がある。ワタシは辛辣ながら人間味たっぷりの優しさが潜んでいるドリスの軽口と波長が合うというのか、BBCのコメディみたいなやり取りがめちゃくちゃ楽しい。ドリスは「あたしたちは二銃士なんだからね」。はぁい。ドリスが持って来たコーヒーマグに「普通の人間のつもりでいるのって疲れるよ」か書いてあって、内陸のホースフライという村の金物屋で買ったんだとか。ホースフライと言うのは、あのうるさく飛び回る「虻」のこと。昔ゴールドラッシュで栄えた地域だけど、誰が何で嫌われ者の虫の名前を付けたんだろうと、我が家と同じフロアに住む独身のエリザベスも加わって、ひとしきり賑やかにくだらない冗談のかまし合い。なんともまあずっこけた「おばあちゃん三銃士」だこと。

☆☆遊びに夢中☆☆☆

2月7日(木曜日)。曇りがち。また雪の予報だけど、またせいぜい3センチくらいらしい。まだ冬なんだから降ってもいいんだけどね、どか雪にならなければ。ゆうべはまたArts Clubのオープニングに行って、帰りが遅れたので、けさの起床は8時半。シーズン後半と言うことで、Arts Clubが持っている3つの劇場で次々とオープニングがあって、先週に続いて2つ目のゆうべはオリンピックヴィレッジの劇場でちょっと変わったスタイルのワンマン芝居(というかストーリーテリング)『True Crime』。開演前の芸術監督サークルのさらに内輪のグループを集めての小パーティでは芸術監督のアシュリーと助監督のスティーブンが来シーズンのラインアップのことや2作品の演出などについてワイン片手の軽いトークがあって、その後で芝居。

何とも不思議な芝居(またはストーリーテリング)で、冷え込む中をつらつらと考えながらメインストリート駅に行って止まっていた電車に乗ったら、あれ、動かないよ。どうやらニューウェストのコロンビア駅と川向こうサレーのスコットロード駅の間で転轍機が故障して、ひとつ手前のニューウェスト駅で折り返し運転中のため、各駅の停車時間を延長している話。私たちは臨時の終点になったニューウェスト駅で降りるから困らないんだけど、各駅で2、3分ずつ長く止まれば10くらいある駅で遅れが重なって結局20、30分の遅れになって、10時には帰り着くはずが10時半。氷点下の中を急な坂を上って来て2人とも芯まで冷え込んだので、カレシは熱々のココア、ワタシはレミでリラックスして、身体の中から温めてほぼ真夜中に就寝。

私たちはせいぜい30分よけいに時間がかかっただけで済んだけど、サレー側の終点であるキングジョージ駅まで乗る人たちは、ニューウェスト駅でつなぎ運行の臨時バスバスに乗り換えて、川を渡って我が家から見えるスコットロード駅からさらに丘を回った先にあるゲートウェイ駅まで行って、そこで電車に乗り換えてひと駅先の終点まで(そしてたぶん多くの人たちはそこでまたバスに乗り換え)という長い道のりで、家に帰り着く頃にはとっくに日付が変わっていたんじゃないかな。エクスポ線の分岐点はコロンビア駅を出てすぐの川の傍なので、寒波のせいで転轍機が故障したと考えられるけど、けっこう軽装の若者が多かったから、風邪を引かないといいけどね。ま、寒い日には芯まで温まる熱々スープが何より・・・。