リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

夢のような一夜の後は

2019年02月15日 | 日々の風の吹くまま
2月14日(木曜日)。曇りのち雪。バレンタインデイ。また雪の注意報。でも、気温が上がるので雨混じりになって、その後はたぶん雨→みぞれ→雪という筋書きらしい。テレビのニュースは今から明日はまた学校が休みになる可能性があると言っているけど、朝の通勤の混乱もさることながら、両親のどちらも休みを取れないような共働き家庭は子供の行き場所を探すのに苦労することになる。カレシ曰く、「昔はこれぐらいの雪で学校が休みなるなんて考えられなかったけどなあ」。うん、今の時代はねえ・・・。

きのう晴れたのはほんとにラッキー。道路が空いていて思ったより早くグランヴィルアイランドに着いたし、いつもはなかなか空いていない3時間無料の駐車スポットがより取り見取りだったし、早く着いたおかげでマーケットの魚屋でハマチとキハダマグロとカラフトシシャモの生燻製が買えたし。Sandbarでの晩ご飯は久しぶりの寿司。レセプションが始まるちょうど6時にほぼ隣の劇場に行って、『The Shoplifters』のスポンサーの1人として額入りのキャストのサイン入りポスターをもらっただけじゃなくて、作者のモリス・パニッチと面と向かって話して、プログラムにサインしてもらっちゃって、アイドルに会えたティーンエイジャーみたいに、もう天にも上る気持・・・。

一夜明けて、何だか創作意欲がもりもりとわいて来た気分。コチコチの社会派?の(売れてない)劇作家にレビューしてもらって木っ端微塵にされた「処女作」をポリコレなんかくそ食らえのコメディとして書き直そうという気持が固まったところでもあったから、パニッチの才には遠く、遠く及ばないけど、とにかくラップトップを立ち上げて思いつくアイデアを片っ端からメモ。祖先の人種を問わない「普遍的カナダ人」を描こうとしたんだけど、21世紀の「ダイバーシティ」は互いの差異を強調するばかりで、「色や形が違ってもみんなカナダ人」という共通観念が育つにはまだ200年は早いみたいだから、ポリコレ圧力の下でストレスを溜めて疲れている「普通の中流人」を描くことにしよう。社会啓蒙劇よりこっちの方がずっとおもしろそうだもん。

午後、ぼた雪がちらちら。赤い色の野菜を買って来て、材料を見ながら思いつくままにバレンタインのご馳走作り。カレシのマティニに合わせて前菜を作り、メインは機内食(ファーストクラス)式で、デザートはリッチなイタリアンクッキー。ハッピーバレンタイン!