リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

破壊するのは簡単で元に戻すのは至難の業

2021年03月06日 | 日々の風の吹くまま
3月5日(金曜日)。☁☁☂☁。晴れるつもりか曇るつもりかよくわからない空模様だけど、バルコニーで朝から8度というのは間違いなく春の兆候だな。だって、もう2週間もすれば公式に春(春分の日)なんだもの、そう来なくちゃ。でも、9時過ぎになって急にバルコニー側で猛烈な風が吹き始めて、ときどきはまるで突風。園芸ルームで床の防水に使っていたオフィス用のチェアマットがめくれて飛ばされそうになる始末。あわてて外に出て大きなマットを敷きなおしていたら、ワタシまでもが吹き飛ばされそうになって、何だか一瞬「魔法のの絨毯」になって空に舞い上がるんじゃないかと思ってしまった。

ワルデマーは10時半ごろにステファンと来ると言って来たので、今日は朝からパントリーとキッチンのキャビネットをオーガナイズ。キャビネットの中のものを取り出すのは超簡単なんだけど、それを「戻す」となると100倍くらいの厄介な仕事。でも、収納場所の構成が大きく変わってスペースが増えてしまったせいだからしょうがない。まずは食料品以外の収納場所を決めて、食料品は徹底してバスケット作戦(Operation Basketry)。鍋やフライパンを収納するキャビネットは中に引き出せる棚を作ってもらったので、鍋を出すのに屈まなくてもいいから大助かり。


今日はバスタブの解体。まずワルデマーが水を止めてシャワーセットや水栓を外してから、ステファンがタイル剥がしにかかって、ドンドン、ガンガンと言うハンマーの音に続いて、ドシャン、ガシャンとタイルが崩れ落ちる音。バスタブの底に落としたタイルの破片を廃棄物を入れる大きな容器に入れて、次にバスタブを切る作業。配管を壊さないようにそっちの方の端を切って、残る部分はワルデマーを呼んで2人がかりで引っ張り出して、すぐに台車に積んで搬出。配管の後ろの壁の中は大きな空洞で、ワルデマーが「スペースがもったいないから、隙間収納のラックを作ろう」と提案。そうだねえ、せいぜい1平方メートルくらいでも床面積のうちだから、設計する方にとっては使えない余計な空間でも、買う方にとっては管理費の計算に入ってるもんね。うん、有効利用しなくちゃね。





バスタブと格闘したステファンが後始末をしている間、ワルデマーはリビングエリアのトラック照明を外して、シーリングファンに取り替える作業。壁に近いので標準的な直径では壁に使えてしまうから、ひと回り小さい1メートルのもの探して、見つかったのはこの1品だけ。ご多分にもれず中国製だから、取付け説明書の図が実物と違っていて、今度はワルデマーが謎解きみたいな説明書と格闘する番。でも、取付けが終わってスイッチを入れたら、ブレードは音なしでゆっくりと回転。冬は天井に溜まる暖かい空気を下に下ろし、夏はスイッチひとつで扇風機の役目。LEDの照明が暖かな色合いなので、夜になるとリビング全体が落ち着いた大人っぽい雰囲気。怒涛のように過ぎた1週間だったけど、また来週も忙しくなるね。週末に鋭気を養っておかなくちゃ。