リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ペンキ屋さんになって汚れるのも楽しからずや

2021年03月26日 | 日々の風の吹くまま
3月25日(木曜日)。☁☀。今日は本格的にペンキ屋さん開業。きのうマスキングテープを貼った天井や壁や幅木に沿って隅を刷毛で下塗りしておいたので、今日はもう一度塗ってからローラーで仕上げという手順。トレイにペンキを流し込んだら、さっそく手がペンキだらけ。天井はだいたい2.5メートルだから、上は脚立の一番上のステップに乗っての作業。下の方はかがみ込んでの作業で、さっそく穴あきTシャツにもジーンズにもペンキがぽちぽち。カレシは笑うけど、服を汚し放題ってのはけっこう楽しいもんなのよ。

カットインしたペンキが乾いたので、さてローラーで仕上げというところでワルデマーが来て、「これが便利なんだよ」と金属製の伸縮自在のローラーポールを買って来てくれた。さっそく使ってみたら、ずしっと重みがあって、ローラーがしっかりと壁に付く感じ。あっという間に壁2面が塗り上がって、点検したワルデマーが「よし、合格っ」。ゆうべ見たときは穏やかな黄色だったけど、明るい日ざしの中で見たら何となくエネルギーが溢れるような黄色。昼間の自然光と夜のLEDライトでは波長の分布が違うからのようで、リビングのオレンジ色を調合してもらうのに、ワルデマーが「窓際に持って行って確認してくれ」と指示を出していたのはそれだったのか。ちなみにワルデマーは赤を識別できない「第1色弱」なんだそうな。



ランチタイムになって、ワルデマーが午後の予定に向かい、私たちはランチをしてカレシは午後のレッスン、ワタシはまたペンキ屋さん。ダイニングのだだっ広い壁を塗ろうかと思ったけど、リビングとの境目まで塗ってしまったので、ついでだから面積の少ないリビング側も塗ってしまおうと、家具を動かして、狭いところでマスキングテープを貼る作業。ダイニングとはオフホワイトの仕切りで隔てたリビングは濃いオレンジ色なので、慎重を期して窓枠やコンセントのプレートをマスキングしてから、小さめの刷毛でカットイン。うっかり手が滑ったときに備えて、濡れ雑巾を傍においての作業。次にワルデマーがバーキャビネットの後ろの新しい壁を塗ったときに使ったローラーを持って来てさっと仕上げ。

まだ使う予定のあるローラーや刷毛は乾かないようにビニール袋に入れて、しっかり巻いておくと、ペンキがむだにならなくていいとワルデマーに教わったので、黄色のローラーも刷毛も終わったらビニール袋に入れて保存。明日は黄色でダイニングの大きな壁とキッチンのタイルのない壁と柱とパントリーのフリーザーと冷蔵庫の後ろ。生活空間を視覚的に画定して、今どきのマンションの主流になっているオープンキッチンで感じていた心理空間の「あいまいさ」をを解消する意図で、床のタイルとフローリングの境目に、エントランス(バスルームと同じ薄緑色)とダイニング(黄色)の緩衝帯みたいな仕切りをつけたわけだけど、ダイニングとリビングの間にもつけたことで。生活空間がよりはっきり定義された感じがする。我ながら名案だったじゃないの。