リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コロナは収まりつつあるように見えるけど

2021年07月20日 | 日々の風の吹くまま
7月19日(月曜日)。☀☀☀。今日も暑くなるという予報。といっても27度くらいだから、やっぱり何か涼しいなあという感じがする。時差があるから実際はきのうだったけど、イギリスはコロナの規制を解除するFreedom Day(自由の日)。でもねえ、1日に5万人もの新規感染者が出て、保健大臣が陽性だったということでBoJo(ジョンソン首相のあだ名)も経済大臣も自主隔離を余儀なくされて、自由の日も何もあったもんじゃない感じだけど。

イギリスでは早くからあれだけせっせとワクチンを接種して来たのに、なんでだろう。やっぱり「3週間おいて2回接種」が壁になっているのかな。アメリカでは接種完了の割合が50%を超えたと言っているけど、人種によって大きな差がある(差別のせいではなくて、ワクチン拒否が特定の人種に偏っているため)。イギリスではまだ若い世代で広く接種が進んでいないらしいのに対して、アメリカでは接種を拒否する人が多いということで、共通しているのは、ワクチンを接種していない人たちの間でデルタ株が猛威を振るっていることで、はて、どうなるんだろう。イギリスはいずれ若い人たちにもワクチンが行き渡って集団免疫のレベルに達するだろうけど、アメリカの場合は政府や社会に対する根の深い不信感があるようだから、どんな説得もアピールも無駄なような気がする。

それに比べて、カナダは何とのどかなこと。全国の新規感染者数は4月のピークから何と95%も減少したそうで、世界に先駆けてコロナが収束するかもなんてまだ今の時点では楽観論としか言えないような希望的観測まで飛び出す始末。たしかに、ワクチンの2回目接種はうなぎのぼりで12歳以上の53%まで増えたし、1回目を受けた割合でも世界のトップクラスだけど、そこで安心しちゃったら、危ない、危ない。来月の9日からは接種を完了したアメリカ人旅行者に隔離なしでの国境通過を認めるそうだし、9月に入ったらアメリカ以外からの一般旅行者にも同様に国境を開くそうだけど、まず何千キロも延々と地続きの国境でどうやってコロナの侵入を食い止めるのかな。アメリカ以外でも感染が再拡大している国は数多いのに、どうやって遊びに来る人たちがコロナを持ち込まないようにするんだろうな。インド発の便は来月下旬まで着陸禁止だけど、デルタ株そのものは世界のあっちこっちから入って来る可能性があるというのに。

どうしてもオリンピックをやりたいがために、万全以上の万全を期している(はずの)日本でだって、連日のようにワクチン接種を済ませて、検査結果も陰性だったはずのアスリートや関係者が陽性とわかって、隔離されているじゃないの。少なくとも組織だってコロナの拡大を抑える措置を講じて来た国々と違って、スガさん率いる日本政府は防疫にしてもワクチン接種にしても医療体制にしても、とにかく右往左往しているばかりという感じで、せっかくの連休だって、オリンピック優先の交通規制に嫌気がさして東京の外へ逃げ出す人が増えて、感染が地方に広がるんじゃないかと心配になってしまう。魔の8月にならないといいけど、Keep your fingers crossed・・・。