リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

春風に吹かれて、みんなにグッドラック

2021年03月16日 | 日々の風の吹くまま
3月15日(月曜日)。☀☀☀。わりと普通の時間に目が覚めて、わりと普通の気分。世の中には平気な人もいれば、たった1時間シフトしただけで時差ぼけ状態になる人もいて、どこからそういう違いが出て来るのか、ちょっと不思議でもある。人間の体ってほんっとに千差万別ってことなんだろうけど。

朝一番にワルデマーから「今日は誰も行かないからゆっくり休んで」とメール。いや、ゆっくりと休めってのはワタシがワルデマーに言うことじゃないのかな。ま、今日は7時から4時まで正面の道路と角を曲がった6番ストリートで映画か何かのロケ撮影で、道路はごたごただし、駐車場もスペースがあってもアクセスしにくいかもしれないから、休みは上々のタイミング。それに、わが「ポーランド部隊が来なくても、我が家は逆浸透ろ過装置の取り付けと雨漏り箇所の修理の仕上げがあるので、ゆっくりどころじゃない感じ。ちょうどけさ買い置きのろ過水がなくなったから、こっちもいいタイミング。装置を外したときは水道の水を飲めばいいと思っていたけど、微妙ながら決定的に味が違っていて、とんでもない誤算。





ろ過装置の取り付けがほぼ終わった頃に、雨漏り跡の修理のマーティンが来て、いい天気ねと言ったら、「せっかくのいい天気なんだけどねえ」という返事。そういえば、普通のマスクの上に産業用の防毒マスクをつけて、やけにものものしいと思ったら、何でもハンノキの花粉アレルギーがあって、咳は出るはくしゃみは出るは。そのたびに周りからコロナか?と疑りの目で見られて困るとこぼすことしきり。それはつらいなあ。ワタシも昔マルチアレルギーで減感作療法を受けたことがあるから、わかる、わかる。「いつもなら春休みだから家族でメキシコへ行くんだけど、今年はできないんだよね。メキシコには行けても帰って来るのが大変でさ」。うん、不要不急の旅行を思いとどまらせるために、めんどうくさくてすごいお金のかかる規則を設けたもので、旅行先で立ち往生している人がけっこういるそうだからねえ。

今日の2つの予定が終わってひと息ついたら、ドアにノックの音。ドアを開けたら、管理組合理事長のゴードンがいて、「突然で悪いけど、おたく、カウンターの天板を取り替えた?」と聞くので、うんと言ったら、「どうやって?」と重ねて質問。ははあ、キッチンのリフォームをすると言っていたから、天板が長過ぎてエレベーターに入らないことがわかったんでしょ。ゴードンのユニットは我が家の真上の最上階で、主寝室以外はまったく同じ間取りだから、キッチンのアイランドのサイズも同じ。中に招き入れて、最後の手段として2つに分けて運び込んでつないだところを見せたら、大きなため息。うん、ワルデマーも石材屋もワタシも難問を前に何度も大きなため息をついたのよね。「もうパニックになって来た」と言いながら帰って行くゴードンを見送りながら、心の中でグッドラック!


まだ春になっていないのに夏時間てのはねえ

2021年03月15日 | 日々の風の吹くまま
3月14日(日曜日)。☁☂☁。目が覚めたら、もう8時過ぎ。何のことはない。今日から時計の針を1時間進めて「夏時間」。1年前の切り替えを最後に、この夏時間が新しい「太平洋標準時」になるはずだったんだけど、足並みを揃えて実施するはずだったアメリカ西海岸3州が、大統領選挙やコロナ騒動のごたごたで連邦議会の承認を得ることができなくて、11月に時計の針を戻さざるを得なかったために、またその針を進めることになったしだい。でも、ごたごた、ばたばたの2020年は過ぎたんだから、今度こそ時計の針をいじるのはこれが最後ということにしてほしいもんだね。

起床時間の8時はきのうまでは7時だったから、寝坊したわけではないけど、時計の表示だけを見ると何となくそんな気がしてしまう。それでも、寝る前にいつも見ている時計の針を進めておけば、朝ごはんが終わって1日の活動が始まる頃にはけっこうきのうと変わらない感じがして来るし、いつもの時間にランチを作って食べれば気分的にも切り替え完了というところ。時間帯をいくつも超える旅行には慣れているし、時間に縛られなくてある程度自由なシニアだから簡単なんで、毎日「今日の時間割」をこなさなければならない人たちはそうは行かないかもしれない。英語レッスンのスケジュールを調整するのに躍起のカレシを横目に、ワタシは夏時間になった時計を見てはそろそろランチ、そろそろ晩ご飯のしたくと反応すればいいので、いたってお気楽。それでもやっぱり早めに廃止を決めてほしいもんだね。

だいたい公式の春の始まりである「春分の日」が来ないうちに夏時間になると言うのはおかしな話だけど、正式にはDaylight Saving Time(日光節約時間)、太平洋時間帯にあるBC州では略してPDTで、夏の間に限定した設定だったから夏時間。ワタシがカナダに来たばかりの頃は、4月最後の日曜日午前2時に切り替えていて、たまたまワタシの誕生日がその日と重なって、ワタシの大事な日が1時間短くなってしまったと文句を言っていたっけ。あれから確か2回繰り上がって、今の冬と春の境い目になったのはいつだったかな。逆に冬時間と言う表現はほとんど使われていないけど、要するに「標準時」。BC州なら「太平洋標準時」、略してPSTで、1年のうちで夏時間が8ヵ月も続くのに、標準時はたったの4ヵ月。でも、この夏時間を11月以降もそのまま継続するとなると、もう夏時間と呼べなくなるなあ。ということは、時間の切り替えが廃止になったら、それ以降は夏時間も冬時間もなくなって、ただの「標準時」ってことか。

よく冗談に、時計をひとつ持っている人は何時なのか知っているが、2つ持っている人は確信がないと言うけど、時間が変わった翌日の月曜日は交通事故が増えるそうで、時計の針を何度も変えていると世の中の時間というものの感覚が狂って来ることだってないとは言えないな。夏時間が標準時間になって、夜の訪れが遅くなるのはいいんだけど、真冬の日の出は9時過ぎになるので、朝ご飯や通勤通学の時間はまだ真っ暗だから、今度はそこで不満が噴出しそうだな。でも、北極圏では時計をいじらなくたっていつもそんな生活なんだけど。とにかく、時間の切り替えはこれでおしまいってことにしてほしいもんだ。


なぜか父の日曜大工の手伝いを思い出した

2021年03月14日 | 日々の風の吹くまま
3月13日(土曜日)。☀☁。春、春。天気はやや下り坂のようで、ちょっとうす曇だけど暖か。掃除の日だけど、カレシはバスルーム1だけを掃除して、所狭しと道具を置いてあるバスルーム2はトイレだけ。ワタシ担当の床掃除は、今日も作業現場になるキッチンは掃いただけで、モップかけは省略。大方終わったところでワルデマーが来て、「今日は手伝ってもらうからプレゼント」と、射撃用の防音イヤーマフをくれた。

今日の作業その1は換気扇のダクト。いくら強力でも使っていないときに風が吹き込んで来るのは困るし、現に電子レンジについていた換気扇は2、3年前の台風並みの嵐のときから動かなくなっていたんだけど、新しい換気扇を取り付けるときに、パッケージにダンパーが入っていなくて、バルコニーの屋根下の排気口の中にダンパーがあるかどうかチェックしたらここにもなし。板金屋にダンパーを作ってもらおうと相談したら、築7年くらいのマンションなら建築法で設置してはずだけどと言われたそうな。ま、誰も脚立に乗って排気口をのぞいたりしないだろうからと端折ったのかな。んっとにいい加減。ダンパーをどこにつけるか考えたワルデマーは外の排気口の中に決めて、開口部の寸法をメモ、メモ。普段は問題がなくても、冬にはたまにものすごい嵐が来るから、逆風防止のダンパーは必須。

作業その2は外してある逆浸透ろ過装置を戻すための穴あけ。ここで業務用の大きな掃除機を持って来て、「イアーマフをして、掃除機でドリルの埃が吸い取って」。オッケーと、カウンターの反対側に陣取って、直径が7,8センチあるホースの先を回っているドリルのすぐ近くに構えて、ワルデマーはドリルのビットを水で冷やしながら厚さ3センチのカウンターに穴を開ける作業。何だか日曜大工をしている父のそばで「お手伝い」をしていた(つもり)の子供時代に戻ったような気分。

今日の最後の作業はキッチンの調理台側のタイル貼り。タイルは(古い)サンプルよりやや明るい色調になっていて、アクセントタイルの模様は浮き出した横長のひし形からタイルを切って正方形のひし形をはめ込んだものに変わっていて、ちょっとびっくりしたけど、壁に当ててみたら模様がはっきりしてかえって良くなった感じ。アクセントタイル6枚をどんな風に配置するか、ワルデマーと2人がかりでタイルをあっちこっちに当てて見て、最終的に壁の形に沿って、3段に2枚ずつアーチ型になるように配置。次はアイランド端の大きな壁で、横4枚、縦6枚の範囲をカンバスに見立てて、「考えておいて」。だだっ広い壁に6枚をどう配置するか、それは日曜日の宿題。





春の陽気だけど、ほんとに、もう・・・

2021年03月13日 | 日々の風の吹くまま
3月12日(金曜日)。☀☀。いかにも春が来たという陽気。天気がいいから朝方は冷えるけど、明日は最高気温が13度とか14度とか。何だかちょっとだれそうな気もするけど、春に生まれたワタシはやっぱり春が一番。ちょこまかと機転が利くというねずみ年(戊子)に我慢強くて行動力があると言われるおうし座の下に生まれたのがワタシ。老若男女まとめて人間大好き、おしゃべり大好き、手を使うことが大好き、楽しいこと大好き。好奇心旺盛で想像力過剰。ねずみ年もおうし座も占いサイトにはいろいろとおもしろいことが書いてあるけど、ま、当たるも八卦あたらぬも八卦。でも、強い運とエネルギーを持っているというのはうれしいね。

ワルデマーが来るのは午後なので、午前中はあっちを片付け、こっちを片付け。脚立を持ち出して、リビングの本棚の上に置きっ放しになっていた扇風機を下ろして、ついでに埃がたまって白くなっている本棚の上を掃除。ベースボードヒーターから出る熱はそのまま上昇して天井にたまってしまうので、サーモスタットに暖房の稼動レベルを示す波線が目いっぱい5本になっていても、足元はあまり暖まらない。それでふと思いついて、小さな扇風機を高いところにおいて、天井の暖かい空気をかき混ぜてみたら、足元が何となく暖かくなって、サーモスタットの波線が3本とか2本に減ったので、なるほどなあ。そこで、リビングのダサくて明るくもないトラック照明を外して、LEDライト付のシーリングファンに替えてもらったら、効果はてきめん。具体的には説明できないけど、とにかく快適。



コロナワクチンの接種が始まったところで、トラベルエージェントのジェフが、政府ができるだけ多くの人に接種するために2回目までの間隔を大きく開けたので、私たちの年齢だと7月のクルーズに間に合わないかもしれないと言って来た。4月中にはと予想しているけど、それだと2回目は8月になってしまうかな。どのクルーズ会社もワクチン接種完了の証明を要求しているので、2回目が終わっていなければ船に乗れないというわけで、「9月か10月のクルーズに変更した方がいいよ。バルセロナとカルカソンヌのツアーはもう一度変更できるかどうか交渉してみるから」とジェフ。出発まで3ヵ月半だけど、クルーズ会社がキャンセルしそうな動きはないらしいから、ワクチンが終わってなくて船に乗れなかったらお金は戻って来ないってことか。どうする?とカレシに聞いたら、「オレは秋の方がいいな」。あ、そう。ということで、調べたら10月半ばにローマからバルセロナへのクルーズがあって、寄港地にモンテカルロやマルセイユがあったので、ジェフに鞍替えの交渉をしてもらうことにした。やれやれだなあ、もう。

それで思い出したのが、去年Arts Clubのファンドレイジングのオークションで射止めた「パイロット教習所でのシミュレーター体験」の期限が今月末で切れるということ。コロナの行動制限が解けるのを待っていたんだけど、強化される一方で予約を取れないまま。これも半年くらい延長してもらえるかどうか聞いてみなくちゃ。んっとに、もう。


内も外も日常が戻って来る気配

2021年03月12日 | 日々の風の吹くまま
3月11日(木曜日)。☀☀。またブラインドの隙間からの朝日で目が覚めて、少しうとうと。起き出してキッチンに行って、ああ、今日からほぼ普通にキッチンを使えるんだぁと感動。きのうの夜には2週間半ぶりに食洗機で晩ご飯の食器を洗って、やっと食事ごとにバスケットに入れた食器をバスルームに運んで洗わなくても良くなったぁと、ひとりハイタッチ。シニア夫婦2人だけの暮らしでは汚れる食器の数もたかが知れているから、さして苦にはならなかったけど、そうでなくてもコロナ対策の手洗い励行で荒れていた手がますます荒れてがさがさ。やれやれ。

ワルデマーからステファンのヘルニアの状態が良くないので休ませて、自分はランチの後で行くと電話。今週は毎日ほんっとに怒涛のような急ピッチで、ずいぶん重いものを持ち上げたり運んだりすることが多かったからなあ。若くないんだから、大事にしてもらわないと。バスルーム1は完成したし、キッチンもほとんど普通に調理が出来るようになったし、残るバスルーム2はシャワーブース以外は機能しているから、私たちとしてはピッチを緩めていいという気分だけど、他にもリフォーム案件を抱えているワルデマーにしたら、早く完了させるにこしたことはないというところ。ランチの後ということで、私たちのランチはえび天そば。そっか、もう一口だけ電熱コンロからも解放されたんだ。ガスと電気の火力の違いを実感した2週間半だったな。

ワルデマーが来て、シャワーブースの壁に防水膜を貼っている間に買い物。普通に肉類を買って、ああ、もう冷凍食品の晩ご飯に頼らなくても良くなったんだ。エアフライヤーと電子レンジで何とか栄養的にもまともっぽい晩ご飯を食べられたのは我ながらエライと思うな。現実に住んでいる生活圏の中で工事を進めるというのは、どんな小さな作業でもそれまでの日常がなくなるのは避けられないから、長年のおひとり様稼業で臨機応変には慣れているワタシだって、非日常を楽しんでやれと思ってもやっぱりけっこうなストレス。そのあたりに柔軟性が足りないとストレスはもっと大きいだろうな。それが8週間続いたんだから、カレシは尋常じゃないがんばりを示してくれたと思う。でも新しい園芸ルームには満足な様子なので、ちょっと心配したワタシもひと安心。

来週から2週間、学校が春休みに入るということで、今日、ボニー先生が接触規制を緩めて、(条件付ではあるけど)屋外での10人までの集まりを解禁すると発表。これからワクチンの接種が進むに従って、少しずつ、少しずつ規制を緩めて、パンデミック前の「日常」を取り戻せるようにして行く方針らしい。それまでにどれだけ時間がかかるかはわからないけど、この1年間を窮屈さを我慢して切り抜けたんだから、今さら焦らなくてもいいと思う。少しずつ戻って来るそれぞれの「日常」をじっくり味わって行こうじゃないの。


やっとキッチンが95パーセント完成

2021年03月11日 | 日々の風の吹くまま
3月10日(水曜日)。☀☀☁。ぐっすり眠った気分だけど、目が覚めたときに天井がゆっくりと回っているような感じがして、あ、まずい。疲れ過ぎて自律神経が狂ったのかと思ったけど、しばらく目を閉じていて、何となくうとうとしてから目を開けたら、あ、めまい感は治まってる。よかった。今日も忙しいんだから、しっかりしなきゃ。ま、起きてみたら何となく普通の感じでひと安心。

9時にはワルデマーとステファンとヤネクが来て、まずはシンクに水栓をつける作業。グローエの水栓はどっしりと重くて、取り付けはかなり力がいりそう。シンクの下でホースに錘がついていて、蛇口を引っ張るとスプレーとして使えるタイプ。リフォーム前の水栓もスプレーになるタイプだったけど、水栓自体が背が低くて使いでがあまり良くなかった。新しいのはかなり高いアーチになっていて、蛇口が邪魔にならずに大きな鍋を洗えそう。いったん元栓を閉めて食洗機に給湯パイプをつないで、試験運転して水漏れがないことを確認して、アイランドの水周りは完成。





次はレンジ上の換気扇の取り付け。家庭用ではこれ以上強力なのはないので、とにかく重いから取り付けるのに男3人の力比べ。何しろ1分当たりの排気量が25立方メートルという強力なやつなので、ワルデマーがまだダクトをつないでいないキャビネットのドアを閉めて最大風量で回したら、けっこう重いドアがふわぁ~っと開いて来たくらい。これならグリルでステーキを焼いても油っぽい煙が家の中を漂うってこともなくなりそう。



最後はガス台の取り付け。この作業がヤネクが一緒に来た理由で、ガスの配管のプロで、元どこかの市の建築基準法の検査官で、ワルデマーの先生と言う人。でっぷりのおなかもすごいけど、腕の太さにはびっくり。ガスは水より漏れやすいから、パイプをつなぐときの閉め具合は重要なんだろうな。パイプレンチ2本でつなぎ目をギコギコと閉めるときの力こぶはすごい。ガス台が使えるようになって、やっと今夜から普通に料理ができる。やれやれだけど、これで、キッチンも95パーセントくらい完成というところ。カレシはカウンターの広さに感動したり、シンクの大きさに感動したりで、やだやだとごねたのは誰なんだと言いたいところだけど、ま、終わり良ければすべて良しとしとこうか。



   


あの作業、この作業でてんてこまいの1日

2021年03月10日 | 日々の風の吹くまま
3月9日(火曜日)。☀☀。よく眠ったけど、やっぱり早めに目が覚めてしまった。いよいよキッチンのカウンターの天板が来る日で、9時半から10時の間ということで、ワルデマーはその前にTrail Appliancesの配送センターに寄って、12月末に注文した家電の最後の2点をピックアップ。今日は目が回りそうなくらい忙しいかも。

朝ご飯が終わったらすぐに仮設「キャンプ場キッチン」の上にあるものをどける作業。この合板の天板、キッチンの解体が始まってからだから、かれこれ2週間お世話になった勘定かな。9時半近くなってワルデマーとステファンが台車に小型冷蔵庫を積んで到着。あれ、食洗機はどうしたのかと聞いたら、「受取証には食洗機はなかったよ」とワルデマー。あはっ、何かの手違いだ。インボイスに食洗機が記載されていることを確認して、Trailのアンナに手違いで1点ピックアップできなかった1点を午後にピックアップできるかとメール。30分ほどで返事が来て「ご迷惑をおかけしました。見つかりましたので、いつでもどうぞ」。あ、やっぱりちょこっと手違いね。シャワーブースの床のタイルの実物をワルデマーと見に行くことになっていたので、じゃあ2時ごろに

天板が到着したのは11時近く。さっそく調理台側に「ホワイトチョコレート」の天板を載せる作業。小さくても厚さ3センチの天板を動かすには3人の男手が必要。


次にアイランド側の「チョコレート」の天板。これはひと仕事。幅が数センチ広くなっただけじゃなくて、エレベーターに収まるように2枚に切り分けてあるのを接着するデリケートな作業。天板と同じ色調の特殊な強力接着剤で継いで、継ぎ目セッターで固定。ほんっとにいろんな機械があるもんだなあ。すごく広々とした天板に感動していたら、ワルデマーがシンクやガス台のためにくり貫いた天板をまん丸に加工した鍋置き/オードブルプレートを「穴の分も代金を払ったんだから捨てるのはもったいないじゃないか」と言ってカウンターに置いてくれた。重いけど、冷やしたらパーティで刺身などの生ものを出すのに使えそう。

――





シャワーブースの配管作業が一段落したので、ワルデマーと食洗機とタイルのピックアップに出かけて、まずはTrailへ。いつも忙しいのでトラックを運転しながらランチを食べるそうで、サンドイッチを食べながらアナシス島の産業団地へ。配送センターのピックアップ用のベイでフォークリフトで運ばれて来た食洗機を荷台に積んで、次に同じ団地にあるOlympia Tileへ。シャワーブース用の候補として選んで合った3種類のサンプルを見て、触ってみて、滑り止めのテクスチャが気に入ったものに決めて、トロントから取り寄せてもらったキッチンの壁のタイルと一緒にトラックに積んで、おやつのクッキーを食べながら帰って来たら、ステファンが作っていたシャワーブースのベンチの枠ができていた。

今日の最後の作業はシンクの取り付け。今までのシンクは2槽式だったけど、今度のは単槽で、大きなフライパンがスポッと入る大きさで、かなり深め。シリコーンで接着して、下から角材を当てて支えて、排水口にクランプを通してカウンターにがしっ。


いやぁ、今日は忙しかったなあ。てんてこ舞いの1日、ごくろうさま。明日は、ワルデマーは配管屋さん、ステファンは左官屋さんで、ガス台を接続する人も来るそうだから、2週間ぶりにキッチンの機能が回復するのかな。楽しみだな。


ワクチン接種の予約受付が始まったけど

2021年03月09日 | 日々の風の吹くまま
3月8日(月曜日)。☀☀☁。ブラインドの隙間からまぶしい朝日に直撃されて、7時前に目が覚めた。いつのまにか日の出がかなり東に近づいているなと思ったら、あと2週間で春分。つまりは公式に春。日曜日の午前2時には「夏時間」が始まる。ほんとなら今年から時計の針をいじるのは止めたはずだったんだけど、去年はコロナとアメリカの大統領選挙のおかげでそれどころじゃなくなって、また「その時」が来ちゃった。ということは11月にはまた1時間戻すわけで、その先、つまり来年は時計を進めなくても良くなるのかどうかは神のみぞ知る。ああ、めんどくさ。

今日から一般のワクチン接種の予約受付が始まって、まずは90歳以上(先住民は65歳以上)から。対象となる人口は8万人に満たないのに、電話予約の受付が始まってからわずか3時間で170万件の電話があったそうで、「受付開始」と言う見出しを見ただけで、みんな我先にと飛びついたのかもしれないな。BC州の計画では、年齢を基準に5歳ごとにグループ分けして、来週は85歳~90歳、その次の週は80歳~85歳、次の次の週は75歳~80歳というように、週ごとに予約を取って行くらしい。そういうことなら、75歳以上のグループに入るカレシの予約受付は3月最後の週で、70歳以上にはいるワタシは4月の第1週に予約ができるということか。実際の接種が受付の翌週になるのか翌々週になるのかは不明だけど、少なくとも4月中には2人とも1回目のワクチン接種が終わっていると予想していいのかな。先週承認されたばかりのJ&Jのワクチン(1回摂取でOK)は高リスクの職業グループに振り向けるそうなので、私たちはファイザーかモデルナとすれば、目いっぱい間隔を広げた2回目は8月くらいになるのかな。まあ、1回だけでもそれなりの効果があると言う話だけど・・・。

さて、きのうはパントリーの収納キャビネットをオーガナイズしたので、今日はキッチンのオーガナイズ。新しいキャビネットの引き出しをオーガナイズするつもりだったけど、まずは外してバスケットに入れてあった冷蔵庫マグネットの整理。ヨーロッパ、アメリカ、日本、アジア、オセアニア、地元と仕分け。旅行先で記念に買って来たもので、いったい何個あるやら。新しい冷蔵庫は両開きなので、前よりも「展示」するスペースが小さくなったので、(主に中国から)もらったものは新しいフリーザーのドアに移して、地域ごとにまとめてぺたぺた。こうやって並べて見ると、私たち、けっこういろんなところへ行ったんだなあ。早くワクチンを接種してもらって、また旅行に行きたいなあ。ま、1年もコロナ蟄居してたんだから、1ヵ月なんかあっという間かな。


いろんな資材を調達して昼ごろに到着したワルデマーとステファンは、バスルーム2でシャワーブースを作る準備。持って来たドイツのシュルーターKERDIのリニアの排水口は高級ホテルで見たようなすっきりとモダンなデザイン。カレシが「高級ホテルのバスルームにあるようなのを」と指定したシャワーブースのイメージに近づいて来た感じ。さて、明日はいよいよキッチンカウンターの天板が届く日。リフォームもホームストレッチに差し掛かったと言うところかな。うん、よぉ~く寝ておこうっと。


週末だと言うのに、ああ、忙しい

2021年03月08日 | 日々の風の吹くまま
3月7日(日曜日)。☁☂☁。起床は8時。ほんのちょっとだけ寝坊した感じもするけど、よく眠れているということなら問題なし。きのうは1日ほんっとによく働いたんだもの。ゆうべエアフライヤーで焼いておいた厚切りベーコンとポーチドエッグで朝ご飯。ガスでの調理に慣れてしまうと、キャンプサイトの簡易コンロみたいな電熱コンロはもどかしいったらない。古いオーブントースターがなくなったので、脂を落としてカリカリに焼いたベーコンは電子レンジでパワーをぐっと落として30秒。たまには元気もりもりになる朝ご飯を食べないとね。

きのうは調理家電や道具を新設のパントリーに移したので、今日はいよいよ食品類を移動。ダンボール箱やスポーツバッグに適当に詰め込んでレクルームに置いてあるのを、探しやすいように、取り出しやすいように、整理整頓。こういうときは百均風の店で調達して来た200円とか300円とかの半透明のバスケットが一番重宝。小さめのものなら、前後に置いても、前のを引っ張り出せば後ろのものを取り出すのも簡単至極で、棚板の位置を上げて、古い戸棚で使っていたオーガナイザーを入れれば、そこだけ2段になって収納スペースがちょっぴり増える。大汗をかいたけど、食品類も午前中に何とか収まるところに(一応は)収まって、ああ、おなかがすいた。



午後はワルデマーが残していった宿題。安全対策のグラブバーは、バスルーム1では長さ40センチのを縦に2本、バスルーム2ではベンチから立ち上がるときにつかまりやすいように長さ60センチのを斜めに取り付けるので、アマゾンで「在庫あり」と表示されていてるのをゲット。配達予定は「送料無料」を選んだので今週の土曜日。バスルーム2のシャワーブースの床タイルは、考えた末色を「白」に決めて、釉薬をかけていない(スリップ防止)もの3種類選んで在庫状況をチェックしてもらうことにした。これだけで午後が過ぎて、買い物をして来たらもう晩ご飯のしたくの時間。



たまにはおいしいものを食べようと、今日のメニューはまぐろとサーモンの刺身に乾燥マツタケの吸い物。ガス台は外したままなので、合板を載せて電熱コンロを置いただけの「仮設キッチン」でご飯を炊いて吸い物を作るにはタイミングが鍵。キッチンのキャビネットを取り払って以来、テイクアウトせずに何とかまともな晩ご飯を作っていたのは我ながらエライと思うな。キッチンが復旧するのは木曜日だから、この「非日常」もあともう何日か。はい、できあいの「酢の物」を添えて、晩ご飯の時間・・・。



新しいシャワーブースの排水口をどうするか

2021年03月07日 | 日々の風の吹くまま
3月6日(土曜日)。☀☀☁。くたびれていたせいか、7時前に日が昇ったのも気づかずにぐぅ~っすり眠った気分で8時ちょっと前に起床。ゆっくり朝ご飯を食べて、さて、掃除をしなくちゃぁと腕まくりをするのは普通の週末風景。バスルーム担当のカレシは、ウォールキャビネットがぐんと大きくなったおかげで、カウンターにごちゃごちゃと置いてあって、掃除のためにどけるのがめんどうだったものが減って手間が省けるし、カウンターはクリーナーでひと拭きでするっときれいになるし、キャビネットの表面の鏡が3倍の大きさになったけど、厚さも倍なので、ガラスクリーナーをスプレーして拭くときの手ごたえがしっかりしているし、とかなりご機嫌の様子で、おとといワルデマーがタオルかけを取り付けていたときのちょっとした「いたずら」を思い出してひとり笑い。



ワタシはいつもの土曜日の床掃除だけど、あちこちで床にごちゃごちゃ置いてあった道具や資材がなくなって、床が露出したので、掃除する面積が増えた感じ。ペンキ塗りの下地のパテをサンドペーパーで均すのに、細かな粉を掃除機で吸い取りながらやっていても、けっこう家中に広がるから、箒で掃くだけでかなりの埃が集まる。手稲に掃いて、しっかり掃除機をかけて、仕上げはモップかけ。これが一番の汗かき仕事で、フローリングは何度もクリーナーをスプレーしてから力を入れてこすっても、なかなかいつものようにピカピカになってくれない。大汗をかいてもう少しで終わりと言うところで、ワルデマーから「25分くらいでそっちに行っていい?」と電話。きのう置き忘れて行ったメガネを引き取って、ついでに新しいシャワーブースの排水口について相談したい、と。

シャワーブースの排水口は、中央付近に設ける四角か円形のトラップか、水栓がある壁の下に設けるリニアの排水溝かの二択だけど、バスタブを撤去した後にブースを作るので、現実的には水栓の下にすでにある排水口を使うのが最善策。中央付近に作れないことはないけど、既存の排水口まで床のコンクリートを削って「排水路」を作らなければならないので、相当の時間がかかるし、何よりも相当の騒音が出る。つまりは一択ってことだけど、中央に作ると4方向から排水口に向かって傾斜を作る必要があるために小さなタイルしか使えないのに対して、リニアであれば排水口への傾斜は一方向だから、大きなタイル数枚で済んで、今あるタイルの目地に合わせればデザイン的にもすっきりするということで、カレシがあっさり「それで行こう」。

ワルデマーがタイルとグラブバーの選定を「宿題だよ」と言って帰ったので、月曜日までに決めなくちゃならないけど、今日はまだキッチンのキャビネットに適当に突っ込んである食品や調理道具を仕分けして、置き場所を決めるのが先。パントリーのキャビネットは奥行きが深いので、めったに使わない道具類を上の方の棚の奥に入れて、たまに使うものはその前。冷蔵庫の上のキャビネットには大鍋やらパスタメーカーやら揚げ物の電気フライヤーを入れて、何とかレクルームに置いてあった調理家電の類を全部キッチンに集めて収納することに成功。やれやれ。けっこう重いものを高いところに置くのに脚立を上り下りしたので、ああ、膝が痛い。次は食品の仕分けだけど、ドアの内側にメモでも張っておかないと、何がどこにあるのかわからないかも。あぁ~あ・・・。


破壊するのは簡単で元に戻すのは至難の業

2021年03月06日 | 日々の風の吹くまま
3月5日(金曜日)。☁☁☂☁。晴れるつもりか曇るつもりかよくわからない空模様だけど、バルコニーで朝から8度というのは間違いなく春の兆候だな。だって、もう2週間もすれば公式に春(春分の日)なんだもの、そう来なくちゃ。でも、9時過ぎになって急にバルコニー側で猛烈な風が吹き始めて、ときどきはまるで突風。園芸ルームで床の防水に使っていたオフィス用のチェアマットがめくれて飛ばされそうになる始末。あわてて外に出て大きなマットを敷きなおしていたら、ワタシまでもが吹き飛ばされそうになって、何だか一瞬「魔法のの絨毯」になって空に舞い上がるんじゃないかと思ってしまった。

ワルデマーは10時半ごろにステファンと来ると言って来たので、今日は朝からパントリーとキッチンのキャビネットをオーガナイズ。キャビネットの中のものを取り出すのは超簡単なんだけど、それを「戻す」となると100倍くらいの厄介な仕事。でも、収納場所の構成が大きく変わってスペースが増えてしまったせいだからしょうがない。まずは食料品以外の収納場所を決めて、食料品は徹底してバスケット作戦(Operation Basketry)。鍋やフライパンを収納するキャビネットは中に引き出せる棚を作ってもらったので、鍋を出すのに屈まなくてもいいから大助かり。


今日はバスタブの解体。まずワルデマーが水を止めてシャワーセットや水栓を外してから、ステファンがタイル剥がしにかかって、ドンドン、ガンガンと言うハンマーの音に続いて、ドシャン、ガシャンとタイルが崩れ落ちる音。バスタブの底に落としたタイルの破片を廃棄物を入れる大きな容器に入れて、次にバスタブを切る作業。配管を壊さないようにそっちの方の端を切って、残る部分はワルデマーを呼んで2人がかりで引っ張り出して、すぐに台車に積んで搬出。配管の後ろの壁の中は大きな空洞で、ワルデマーが「スペースがもったいないから、隙間収納のラックを作ろう」と提案。そうだねえ、せいぜい1平方メートルくらいでも床面積のうちだから、設計する方にとっては使えない余計な空間でも、買う方にとっては管理費の計算に入ってるもんね。うん、有効利用しなくちゃね。





バスタブと格闘したステファンが後始末をしている間、ワルデマーはリビングエリアのトラック照明を外して、シーリングファンに取り替える作業。壁に近いので標準的な直径では壁に使えてしまうから、ひと回り小さい1メートルのもの探して、見つかったのはこの1品だけ。ご多分にもれず中国製だから、取付け説明書の図が実物と違っていて、今度はワルデマーが謎解きみたいな説明書と格闘する番。でも、取付けが終わってスイッチを入れたら、ブレードは音なしでゆっくりと回転。冬は天井に溜まる暖かい空気を下に下ろし、夏はスイッチひとつで扇風機の役目。LEDの照明が暖かな色合いなので、夜になるとリビング全体が落ち着いた大人っぽい雰囲気。怒涛のように過ぎた1週間だったけど、また来週も忙しくなるね。週末に鋭気を養っておかなくちゃ。



6週間も一つ屋根の下で一緒にいると・・・

2021年03月05日 | 日々の風の吹くまま
3月4日(木曜日)。☁☁☂。天気は下り坂。でも、冬に逆戻りはもうなさそう。誰も来ないうちにと9時頃に電球とバスケットを買いに出たら、モールの6番ストリートと6番アベニューの交差点の入口前になる小さな広場で梅の木(だと思う)がびっしりとピンクの花をつけて、いかにも春!という感じ。電球はきのうステファンが取り替えてくれダイニングテーブルの上の照明器具につけたLEDの「デイライト」があまりにもクール過ぎたので、ワンステップ下げて「ブライトホワイト」に取り替えることにして、さっそく向かいのLondon Drugsで調達。前の器具は電球を取り替えるのがひと苦労だったけど、新しいのは下のねじを外せばシェードが外れるので楽々。

10時45分に予告通りカウンターの天板を加工する会社の人がアイランドとガス台側の正確な寸法を取りに来て、程なくして別のところで緊急の仕事に回っていたワルデマーも到着。アイランドは長過ぎてエレベーターに入らないので、2枚に分けて現場で継ぎ合わせることになっているんだけど、どの辺りに継ぎ目を持って来るかで喧々諤々。重量があるから下にキャビネットの支えがないとダメということで、シンクの穴はアウト。搬入のときにエレベーターに入れる方向も考慮して継ぎ目の位置が決まった模様。搬入はワルデマーの強い要求で「来週の火曜日の朝」と言うことになったけど、はたして間に合うのかな。要求通りに来れば、ひと晩かけて天板を落ち着かせて、翌日水曜日にシンクを取り付けて、またひと晩かけてシリコーンの接着剤が完全に硬化するのを待って、木曜日に水栓と食洗機の取り付け。つまり、後1週間でバスルームのシンクで食器を手洗いすることから解放されるってことか。まあ、照明が付いたからキャンプ場で月の光でぇ~みたいな風情はなくなったけど、珍しいからあまり苦にならないわけで、やっぱり食洗機が恋しい感じがする。

寸法測定が終わってひとりになったワルデマーは、バスルーム1できのう完成したシャワーに問題がないかをチェックして、バスルーム2の水栓を本命に取り替えて、トイレットペーパーのホルダーを取り付けて、ペンキ塗りの仕上げをしてからタオルかけを取り付けて、バスルーム1で改装のために外していたタオルかけのフックを取り付けて、「何かアートがないと完成した感じがないなあ」と、ついでにワタシの絵もかけてくれて・・・と大車輪。



帰りがけにお先にマティニを傾けていた私たちとしばしおしゃべり。大学卒業後に別の学校で航海士の資格を取って、貨物船に乗ってバンクーバーに入港したときに仲間15人と脱走して亡命。(本国から送られて来た補充要員も10人のうち5人が空港と船の間で姿を消したというから、何だか映画みたい。配管や電気工事の技能を身につけて船のメインテナンスの仕事に就いていたときに出会って結婚した奥さんはポーランド人でいくつも賞をもらっているクラシックのピアニストなんだって。結婚して25年になるという奥さんの話をしているワルデマーの顔は愛妻家そのもので、聞いている私たちもほのぼのしちゃった。じゃ、またあしたね。


2組の作業が同時進行で・・・

2021年03月04日 | 日々の風の吹くまま
3月3日(水曜日)。☁☁。くたびれていたせいでけっこうよく眠れたようで、起きたときはちょっと腰が痛かったけど、足や膝はそれほどぎくしゃくしていなかった。毎日のウォーキングのおかげかな。今日はいよいよキャビネットにドアを取り付ける日で、おまけに11時に劇作家のアミエル・グラッドストンの個人指導が受けられる日でもあるので、年だなぁ~なんて言ってられないのだ。

9時過ぎにドロータから「入れてちょぉだぁ~い」と電話。それっとマスクとフォブをつかんで出迎え。蝶番が付いているので一度に全部運べないから、運び上げた分を取り付けたら次を持って来るということで、予めキャビネットの然るべき位置に取り付けてあった蝶番の座金にスライド蝶番の本体をカチッ、カチッ。仕上がりのイメージが目の前で現実になって来るのはちょっと感動的だな。パントリーの一番大きなドアには内側にスパイスラックが付いて、たくさんあるスパイスを探すのが楽々。次の分を取りに空の台車を押して行って、今度は配管の材料屋に寄って来たワルデマーとステファンも一緒に上がって来て、バスルーム1と2での作業を始めたので、ポーランド語が飛び交ってにぎやか。

10時過ぎにアミエルがZOOMミーティングのリンクを送って来たので、ラップトップのスピーカーをオンにして待機。2組が同時に作業をしているので、ドアを閉めてもときどき電動工具の音がするけど、まあ、何とかなるかな。11時、待機の画面から自分が映っている画面に切り替わって、ビデオOKをクリックしたら、アミエルが登場。しばらく取り留めのないおしゃべりをして緊張をほぐしてから、いよいよ本題。読んでもらった脚本の感想を聞いて、いくつか質問に答えて、その後テーマの軸である「変化」について得々と説明して、それに対するコメントを聞いて、そこから芝居の翻訳の話になって、ワタシが日本語訳したいと願っている2作品のうちひとつについては劇作家に話してみると言ってくれて、ばんざぁ~い。日本の作品も英訳したいと思っていて、生まれ故郷を訪問したときに持って帰って来た『平次郎』の脚本を訳したいが大幅に書き直す必要があって躊躇していると言ったら、英訳の過程で芝居の構成について学んでみたらとのアドバイス。そうか、訳しながら演劇のあれやこれやを学べないわえはないよね。1時間のセッションはあっという間に過ぎて、芝居脚本の推薦リストを送ってくれることになって、さらには英訳が進んだら読んであげるよといううれしいオファー。

キャビネットのドアと引き出しの前板にハンドルを付け終わって、ドロータとヤチェクが帰り支度を始めたところで、ワルデマーがキャビネットにガス台の取り付けにガスのホースや電源のワイヤを通す穴がいると言い出して、ヤチェクとステファンを加えて喧々諤々。女3人寄れば何とかというけど、男だって3人寄ればかなりのボリュームで、ドロータが「男って、もういつもこれよね」といい、ワタシがそれって普遍的なことだと思うよと言って、女2人で爆笑。最終的に問題は解決して、ドロータとヤチェクは完遂ということで、覚えたてのポーランド語でありがとう!ほんっとにすてきなキッチンになって来たよね。後もうすこし・・・。



何でもござれのマルチスキルはすごい

2021年03月03日 | 日々の風の吹くまま
3月2日(火曜日)。☁☁。今日は忙しい日。キッチンのキャビネットはまだドアはないけど、引き出し以外は使い始めていいと言われていたので、朝ご飯が終わったらすぐにレクルームにごちゃごちゃと置いてあったバスケットを運んで来て、とりあえずパントリーの棚に収納。やっぱりスペースが一気に倍増した感じで、特にパントリーは奥が深いから、食品の類をそのまま入れたら何がどこにあるのかわからなくなって、奥に入ってしまったものは忘れられて無駄になるという、処分したチェストフリーザーの二の舞になってしまいそう。新しいアップライトのフリーザーは食品を百均ショップのようなところで買って来たバスケットに仕分けしたのが今のところうまく行っているので、戸棚の整理もバスケット作戦でやってみるかな。



重い箱やバスケットを持ってレクルームとキッチンの間を行ったり来たり、脚立に上ったり降りたりしているうちに、10時近くになってワルデマーが大きなショッピングバッグを提げて到着。Splashesに寄って受け取って来たひと山の未納品。これでもうすぐ新しいシャワーを使えるようになるかな。寝室のクローゼットに置いてあった袋を出して来て、これはバスルーム1、これはバスルーム2と仕分け。未納で残っているのはバスルーム2に新しく作るシャワーブースのレインシャワーヘッドだけで、入荷は再来週の予定とか。さっそく、シャワーのコントロールユニットとシャワーヘッドのバーを取り付ける作業。途中でトラックに置いてある道具を取って来ると予備のフォブを持って出て行って、入れ替わりに今日に予定されていた雨漏り箇所の防水処理をした壁の修復をする人がノック。

この人マーティンの苗字をワルデマーに聞いたらやっぱりポーランド人。もしかしてソ連が崩壊して東ヨーロッパが解放されたときに、配管工や電気工のようなtradesと呼ばれる技能工を必要としていたカナダにポーランドから大挙して移民して来たのかな。はめ込んでテープで止めてあった切り取った石膏ボードを外して、「誰がこんな馬鹿な仕事をしたんだ」。XTRからの人が来たのは10日くらい前で、1人で来て間柱を切って発泡剤のようなものを注入して行ったけど。「まだ湿っているから、壁の修復は無理」。へえ。スマホで写真を撮って、スマホで相談して、「まだ漏れていないことを確認するまで修復工事は中止することになったから」。はあ、何だか大事になって来たなあ。作業中止で帰るしたくをしているところへワルデマーが戻って来て、互いにヤクシェンマッシュ。しばしポーランド語でぺちゃくちゃやっていて、しまいにはスマホを出して手がけたプロジェクトの写真の見せ合い。

ほんとに、ポーランド人のtradesはマルチスキルもいいところで、しかも仕事はきっちりやって、腕はいいと来ているからすごい。ポーランド人コミュニティでは口コミが幅を利かせるのかな。口コミでビジネスを広げるには「評判」が何よりも大事だから、へたな手抜きはしないのかもしれない。バスルーム1はワタシの側の水栓も本命に取り替えて、キッチンのキャビネットの奥にぶら下がっていたワイヤをまとめて、コンセントを固定して、今日の仕事はおしまい。ごくろうさま。ワタシも今日は1日よく働いたもので、足腰は痛いし、くたびれちゃったし・・・。


キッチンのキャビネットの据付~3日目

2021年03月02日 | 日々の風の吹くまま
3月1日(月曜日)。☁☀☁。3月だって。起きたときは曇っていたけど、日が差して来て春の気配。あれ、「3月はライオンのごとくやって来て、子羊のごとく去る」ことになってるんじゃなかったかな。去年のブログを見たら、眠たそうなライオンのようにのそっと来たようだけど、今年はかわいい子羊がめぇ~と小走りにやって来たというところかな。

朝ご飯が済んだら、キャビネットの据付け作業に必要なスペースを作るために、「おうちキャンプ場」に使っていたカートやテーブルを別のところに移して、さあ、どうぞ。9時ちょっとすぎにワルデマーが「ドロータとヤチェクが着いたから入れてやって」と電話があって、ロビーまで出迎え。ドロータが「直接電話したら、使われていないと言うんだけど、この番号」。見せてくれたスマホの画面をのぞいたら、あら4桁のうちの頭の2桁が逆転しているじゃないの。それじゃあつながらないはずよ。「え、逆なの?んっとに、ワルデマーと来たら、もう」とドロータ。肝心のワルデマーは、メインテナンスの契約をしている船会社の船が入港しているので、午前中はそっちの方。コンテナ船は朝入港して夕方出港ってのが多くなって来たからねえ。



今日はアイランドの反対側のキャビネット3つ、壁に取り付けるキャビネットが6つ。壁際の3つはガスレンジで、真ん中はカウンターの下がオーブン、上がガス台。オーブンは電気で、ガス台はガスなんだけど、どちらも配線や元栓が向かって右側のキャビネットの側にあって、4段の引き出しがつかえてしまうことがわかって、今日最初の「はてな」。しばらくポーランド語で議論をしていて、ドロータが「左右のキャビネットを入れ替えてもいい?」と聞くので、そっか、左側のは引き出しは上に1段あるだけなので、奥行きを変える引き出しはひとつで済むね。ワタシとしては別にどっちでもかまわないから、いいよ。ということで、ワルデマーが来て外したままの配線を始末するまで右側のキャビネットは仮に据え付けて作業を継続。ぽっちゃりのヤチェクとすんなりのドロータが重たい大きなキャビネットを持ち上げて、下をジャッキで支えながら壁に取り付けて行くのは、端で見ているとはらはらして来るような作業。



でも、今どきはコンピュータで機械を動かすので、寸法さえきっちりと測っておけば、いざ据付となって「あれっ」という場面がなくなるかな。まあ、いったん動かした冷蔵庫も無事にぴったりまた納まったから、ひと安心。午後1時過ぎにワルデマーがやって来て、仮に据え付けてあったキャビネットは引き出しの奥行きを縮めることで解決。後ろに3つ穴を開けて、あっさりおしまい。おしどりチームが二人三脚で壁にキャビネットを取り付けて行って、ドロータが棚板を入れると、キッチンの全体像が見えて来た感じがする。家具の色に合わせてよかったと言ったら、「キッチンのキャビネットの色を家具の色に統一するのは斬新なアイデアだったね。普通なら白がオークのナチュラルを選ぶよ」。特にトラックライトをつけると、渋いワインレッドが引き立って見える感じで、うん、家具の色と統一なんて突拍子もないアイデアに躊躇しなくてよかったね。さて、ドアがつくのは水曜日・・・。