

ミス・マープル は晴れてルーシーに伴われ、 暖炉の側の席につかされて、 今、サンドウィッチを渡してくれた・・・・・(中略) 「ええ、卵とサーディン ですわ、それで結構です。 私、いつもお茶の時にどうもいやしく なるんじゃないかと気になりますよ。 誰でもついそうなりがちですのね。 それに、勿論、 夜はとても軽い食事にしています・・・・・ 私は気を付けなければいけないんです」 【A・クリスティー 「パディントン発4時50分」】 |

時折太陽は顔を出し、雨も降っていません。でも重い空。
これぞ梅雨空なのでしょうね。日本の典型的な空。
だからと言ってカンカン照りの、朝から30度を越える空は、
考えただけで気が重くなります。どちらにしても重いのですね。
人間とは何と厄介な代物でしょう。それにしても・・。
庭を席巻(せっけん)していた 「半夏生」。
半夏生の日(7月2日)を境にして、
ポツポツと黄色い葉っぱが目立つようになりました。
既に落葉している葉も。
いつも思うのですが、これらの草花、
誰に教えられる訳でもないのに、どこでスイッチが入るのでしょう。
いつもながら感心しています。
この半夏生、日本ではその数を少なくしているそうですね。
そんなこんなで、この花に特別な思いを抱くようになった昨今です。


特別におやつの時間と決めている訳ではありませんが、
ちょっぴり小腹が空いて来ました。
“そうだ、「ところてん」 があったわ・・”
沸かしたばかりのドクダミ茶と共にお茶タイムと致しましょう。
ミス・マープル は、「卵とサーディン」 のサンドウィッチですが、
私は日本人ですもの。ぐっと和風で。
と言っても、テーブル周りは和洋折衷ですが・・。
となれば、1週間振りですね。
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店です。
このところてん、いつものように土物の器で・・と思ったのですが、
こちらでも以前、紹介した 【会津塗り】 の碗がある事を思い出しました。
湯呑は 「信楽焼(しがらきやき)」。
ドクダミのような野草茶は、直径8cmもの大きな湯呑で、たっぷり頂きましょう。
そうそう、今日のところてん、東京目白で作られた物です。
勿論、三杯酢。学生時代の懐かしい味に出会って感激。生協で見つけました。

たれが黒蜜なんてのも・・。
三杯酢もあるにはありますが、
変に甘ったるくて
好みではありません。
ところで昨日の膨らんだ袖。
何だか膨らんでいるように
見えませんでしたね。
もう1度、撮り直してみました。

袖の幅は27cmもあります。
この袖の効果。
浮き浮き気分になる事、
請け合いです。