外では樅や楓越しに 月光が 銀の雨のように 降り注いでいた。(中略) ―― ほとんど無風状態でありながら、 時折そよ風というよりは 寧ろ溜息に近いような風がふいに樹木を渡り、 その影に怪奇な踊りを躍らせていた。 【「エミリーはのぼる」 第3章】 |
今日も朝から雲一つない、
青空が続きます。
それもその筈、昨夜休む前に眺めた
お月さまの美しかったこと!
この季節には珍しく、
空気が澄んでいたのでしょうね。
折しも昨夜は満月。
暑さも、しばし忘れて
眺めていたものです。
“月光が銀の雨のように・・” ~なんて。
相も変わらずロマンティックですこと。
さて昨日は柄にもなく、
ピンクオンリーでしたが、
やはり背に腹は代えられません。
今日は大好きな瑠璃色で。
それに暑い夏は、この色が1番。
深い深い海の底・・なんて、
イメージしてしまいます。
丁度上手い具合に朝顔も、この色が咲いてくれました。
それにしても “瑠璃色”。
再三申していますが、色も然(さ)る事ながら漢字も語感も素敵で、
口にしただけで品良くなるような・・そんな言葉。
ロイヤル・ブルーもそうですが、
これら一連の青は、同時に “涼”、“爽やかさ” も与えてくれます。
ところで今日の花瓶。敢えてごくシンプルな物を選びました。
1番右が 「A & E 」 くらいで、後はそこら辺に転がっているような瓶。
後ろの魚の形をした瓶もお酒(リキュール)が入っていた物。
そう言えば、お酒の瓶って面白い物がありますね。
今、1番欲しいお酒? は、「シンデレラ・シューピング」。
靴の形をした瓶に入っています。まさに、シンデレラの硝子の靴ですね。
グレープフルーツやメロンなどありますが、
「ブルーキュラソー」 は、青い色、瑠璃色をした、とても綺麗なお酒です。
飲まないまでも飾って置くだけでも楽しいですね。