「―― 急に空中にいい匂いが 立ち込めている ―― 足の下に 甘草 を踏んでいたという具合です。 わしは甘草の匂いが好きでな。 (中略) わしは買った香水は好かんが ―― 甘草の匂いは婦人のいる所 至る所いいと思いますね」 【「アンの夢の家」 第18章】 |
今日は曇り空となりました。
重い空ですが、雨の心配はありません。それでも今日も鶯の啼き声。
しかもすぐそこに聞こえたものですから、慌てて外へ。
その途端、“ドッ、ドッ、ドド~ッ” と音を立てて飛び立ちました。
お隣は森? ですから、そこにいたに違いありません。きっと。
ところで昨夜の 「部分月食」。
午後8時過ぎ、夜空を見上げたのですが、
生憎、暑い雲に覆われて見る事が出来ませんでした。
午後10時過ぎには見る事が出来ましたが、既に満月。
何という事でしょう。でも間の悪い時って、こんなものなのでしょうね。
【ここにも 「薔薇」 ~ 蝋燭立て・テーブル】
さて、今日のタイトル。
ちょっと物騒でしたかしら・・?
古くは食物が腐ったり、
悪臭を放つ事は悪魔の仕業であり、
逆にスパイスのような清浄で良い
香りは、悪魔や伝染病を追い払うと
信じられていたようです。
ならば、スパイスは悪魔を
追い払う香りですね。
それでは、どうして悪魔の香り?
詳細は省きますがその昔、
スパイスは大変貴重なものであり、
それを巡って、悪魔的な行為や
悲劇は数限りなくあったようです。
そんな思いも込めて。
そんなこんなで。
1日中、どんよりしたこんな日は、
家で寛ぐと致しましょう。
それには持って来いの、
香りの癒やしなど・・。
今日はポプリと、ちょっと前に
キッチンの香辛料で作った、香りのスプーンで。
シナモン、八角、クローブなど。
キッチンの調味料棚には、そんな材料が並んでいますものね。
ピンクのポプリは、今日は薔薇ではなく、
八重のコスモスです。(八重のコスモスは春咲きます)
そして、我ながら気に入ったアイデアは、
スプーンの後ろに貼った英字紙。
セピア色に変色しているのも
アンティークな雰囲気を醸し出しています。
惜しむらくは白木のスプーンですが、
(ニスを塗れば良かったと後悔) 仕方ありません。
そうそう、今日のテーブルやその周り。
籐や竹の籠(かご)ですから、“和” の雰囲気でしょうか・・。
でも、ここにも 「薔薇」。こんな風にして遊んでいます。