


「・・・ 見る ―― 触る ―― こんな風にな ―― それでもう花は気違いみたいに 育ったですからね。 人によってはそういうコツを 心得てるですよ ―― あんたもそうらしいですな、ブライスの奥さん」 「あら、それは分からないけれど ―― 私、うちの庭が大好きだし、 庭仕事も好きですわ。 青い、成長して行くものを相手にのんびり 仕事をし、毎日可愛らしい新芽が出るのを 見守っているのは創造の仕事に 手を貸しているようなものだと思いますわ。 丁度今うちの庭は信仰に似ていますわ ―― 希望しているものの、実質ですわね。 でも、ちょっと待たなくてはなりません」 【「アンの夢の家」 第18章】 |

重い曇り空の典型的な梅雨空で明けました。
その後、降っているか否か、分からないような霧の雨に。
気温も昨日よりは、かなり低くなりました。
さて、薔薇の華やかさには始終、圧倒されっ放しですが、
一方でハーブの小さな花に心、癒やされてもいます。
それにしても最近は以前に比べ、
庭にいる時間が、多くなった事に気付きます。
1年中で1番紫外線の多いこの時期に。
今日の引用文ではありませんが、
こまめに花殻を摘み取り、はたまた枯葉を取り除いたり・・。
それこそ、ジム船長 の言う 「見る」 「触る」 ですね。
たったそれだけで、次から次へと花芽を付けてくれますものね。
一応、長袖のブラウスと帽子は必需品。
それでも、“ちょっと朝のお茶に入れるハーブを採りに・・”
のつもりが1時間・・~なんて事もざらにありますので油断は出来ません。


頂いた 「マトカリヤ」(日本名:夏白菊)
は、写真のようにドライフラワーに。
先日も触れましたが、
このマトカリヤは、
カモミールに近い仲間。
甘い林檎の香りこそしませんが、
こちらもしっかり香ります。
この香り・・何と表現したら
良いのでしょう。独特な香り。
プラス、ドライフラワーを吊り下げる
事によって俄(にわ)かに生じる
カントリー空間。
「カントリーの香り」 とでも
申しましょうか・・。
そして上の写真は

「チェリーセージ」(赤)と
「ツリージャーマンダー」(薄紫)。
朝1番に摘んだものですが、硝子(クリスタル)の花瓶に挿しましたら・・。
意外にも居心地良さそうに輝いて見えます。
チェリーセージはそうでもないのですが、
ツリージャーマンダーは、右に左に自由奔放。
無造作にただ挿しただけなのですが、
花壇と同じように自然な形が似合いますから。~なんて。
姿形も可愛いけれど、これらハーブの香りは、
心をリフレッシュさせてくれますものね。