・・・その色を熟れた こけもも に 例えた事があった。 これは、熟れたこけももがどんな色を しているのか知らない人や、 あるいは思い出せない人には詩的に 聞こえないかも知れない ―― 光の具合で、暗い紫色になるかと思うと、 又、澄んだ灰色になり、しかも光線によっては、 夜明けの牧場に咲く すみれ のような、 おぼろな色にもなるのである。 【「アンの友達」 5.】 |
意外に長持ちしている梅雨の中休み。
今日は快晴となりました。となれば・・気温は上がります。
今年初めて最高気温が30度の声を聞きました。
つい昨日の事、「今年は過ごし易いわね」
~ なんて話したばかりですのに。
ここ最近の気温と言えば・・。
日中は少々、暑くても朝晩は涼しくなっていましたから。
電力事情もありますから、エアコンは出来るだけ使いたくありませんものね。
【早起きの妃 「暁の海」】
【富士の紫】
【俯く風情 「オーストラリアンブルーベル」】
【露草 ・ スカエボラ】
さて、色も然(さ)る事ながら言葉の響き、語感、
その漢字さえも何もかも大好きな瑠璃色。
その大好きな瑠璃色の、リラ版 「早起きの妃」 こと朝顔が咲けば、
たった1輪だけ咲いた紫陽花です。
去年も今年も、どういう訳か紫陽花にはそっぽを向かれている我庭。
路地や、それこそ川の土手にだって咲いていますのに。
~なんて、それらが目に触れる度、どんなに恨めしく? 思った事でしょう。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか・・。
遅ればせながら・・と、おずおず? 開花した紫陽花。
それだけで、もう何も言えません。今年は諦めていただけに嬉しくて。
1輪だけでも咲いてくれて有り難う、ですね。
そして 「オーストラリアンブルーベル」。
相変わらず日当たりの悪い場所ですが、枯れもせず元気に咲いてくれています。
そうそう今日の引用文。皆様は何の色の事だと思われますか・・?
実は瞳の色。その色が熟れた 「こけもも」 だったり、
夜明けの牧場に咲く 「すみれ」 だなんて。やっぱり憧憬・・です。