「新しい性悪の虫が薔薇の木に 付いているわ。 明日、消毒液の噴霧 をかけなくちゃ。 今夜したいんだけれど・・・ 丁度庭仕事をしたいような夕方ですもの。 色々なものが今夜伸びてよ。 天国にも庭があればいいわね、スーザン・・・ そこで働いたり、ものの成長を助けたり 出来るような庭ということよ」 「ですが、虫はいやでしょう」 と、スーザンが反対した。 【「炉辺荘のアン」 第5章】 |
時折、太陽は顔を出すものの、
今日は真珠色の空になっています。
日光を随分、出し惜しみしていますこと!
それでもこの季節、カンカン照りよりはいいのでしょうが、
当然の如く、蒸し暑さを覚えます。
但しそれは、せいぜい午前中くらいまで。
今年に限って、午後からはぐんと湿度が下がりますから、
夕方から夜にかけてはかなり快適。助かっています。
先程、パラパラっと雨が降りましたが、そこまで。
大きく崩れる事はありません。
そう言えば今年は雷もまだ。
尤も、大嫌いな雷は鳴らない方が嬉しいのですけれど。
こんな事もあるのですね。
さて、「昨日(きのう)の
薔薇」 ならぬリラ版、
「公爵夫人の薔薇」 は、
今日で3日目。
先日より綻びました。
品良くカールした花びらに
特徴がありますね。
こんな時期ですのに、
虫も付かず凛とした姿を
披露してくれています。
ひと際首を長くし、
遠目にもはっきり分かる
美しい立ち姿。
つい見習って背筋を
伸ばしている私がいます。
とは言え、写真の薔薇は
首を傾げていますね。
薔薇にしては珍しく、
考え事? をしているのかも知れません。
兎にも角にも 「想像の余地」 がたっぷりある薔薇。
魅惑のローズガーデン・・とまで行かなくても、
薔薇が咲いているのとそうでないのとでは、
庭に出た時の気分がまるきり違いますものね。例え1輪でも。