【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

自然が奏でる癒し色

2015-09-25 18:55:05 | 四季のスケッチ





【「藜(アカザ)」】


【「半夏生(ハンゲショウ)」】










 風が吹く。
どこから来るか知らぬ風がすうと吹く。
黄ばんだこずえゆるぐとも見えぬ先に
一葉二葉がはらはら落ちる。
あとはようやく助かる。                 
                【夏目漱石著 「野分」】







   雨こそ降らないものの、重い空の一日となりました。
  意外にも湿った空気。

   遥か南の海上と離れているとは言え、
  これも台風21号の影響なのでしょうか・・。









【野菊の如き・・「嫁菜(ヨメナ)」】




   さて、いつの間にか
  季節は、秋冷の頃と
  なりました。

   この季節、移ろう
  自然を一番、身近に
  感じるのでは
  ではないでしょうか。

   風に吹かれて
  さわさわとそよぐ
  木々。

   毎夜のように
  繰り返される
  虫たちの演奏会。

   これら自然が
  奏でる様々な音と
  共に今度は草木が
  ゆっくりと秋色に
  変身中です。

   この繊細かつ、
  かそけき色の葉は
  「藜(アカザ)」。

   この藜、強靭な生命力と旺盛な繁殖力の割には、
  楚々とした風情。このギャップが魅力です。

   そして野菊と言えば、薄紫色の 「嫁菜(ヨメナ)」。
  晩夏から咲いていましたが、いよいよでしょうか・・。

   とは言え、まだまだ秋は序章に過ぎません。
  これから深まる秋に向かって期待が高まります。