【「嫁菜(ヨメナ)」】
【藜(アカザ)の花】
【あざみ】 畑帰りのおかみさんが その前で 首の汗をぬぐっていた 働けなくなった老人が その前で じっと佇んでいた 行ってみればそこに 一輪の野の花 星野富弘 「風の詩~錦秋」 |
昨晩は未明に雨が降ったようですね。
起床時には草木が濡れていました。
そのせいか午前中は雲が残っていましたが、
午後には晴れ間も戻って来ました。
今日も少々、蒸し暑くなっています。
そう言えば、昨日の薔薇。
これまで薔薇に関しては摘む時、
なぜか申し訳ない気がして、いくばくかの心の逡巡が。
しかしながら、昨日の詩のお陰で、
それらが吹っ切れたような気がします。
今その薔薇は、目の前で微笑んでくれています。
【「犬蓼(イヌタデ)」】
【「海老草(エビソウ)」】
さて、今日は、
薔薇とは対極に
ある野の花です。
赤い海老草は
別にして、とりわけ
小さな花たち。
中でも薄紫色の
嫁菜は紫苑を連想
して大好きな花。
『民さん、これ
野菊がと僕は
吾知らず足を
留めたけれど、
民子は聞えないのか
さっさと先へ行く。
僕は一寸脇へ
物を置いて、
野菊 の花を
一握り採った。』
伊東左千夫の
「野菊の墓」 に
登場する花ですね。
そう言えば、近所に嫁菜と犬蓼の群生地があります。
今年も出掛けてみましょう。
立派な犬蓼だったことを覚えています。