【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋に謳う千草

2015-09-27 18:30:08 | 路傍の花~道草

【「嫁菜(ヨメナ)」】




【藜(アカザ)の花】









 【あざみ】

畑帰りのおかみさんが
その前で 首の汗をぬぐっていた

働けなくなった老人が
その前で じっと佇んでいた
行ってみればそこに
一輪の野の花 
                星野富弘 「風の詩~錦秋」








   昨晩は未明に雨が降ったようですね。
  起床時には草木が濡れていました。

   そのせいか午前中は雲が残っていましたが、
  午後には晴れ間も戻って来ました。
  今日も少々、蒸し暑くなっています。

   そう言えば、昨日の薔薇。
  これまで薔薇に関しては摘む時、
  なぜか申し訳ない気がして、いくばくかの心の逡巡が。

   しかしながら、昨日の詩のお陰で、
  それらが吹っ切れたような気がします。
  今その薔薇は、目の前で微笑んでくれています。









【「犬蓼(イヌタデ)」】



                                    【「海老草(エビソウ)」】
   さて、今日は、
  薔薇とは対極に
  ある野の花です。

   赤い海老草は
  別にして、とりわけ
  小さな花たち。

   中でも薄紫色の
  嫁菜は紫苑を連想
  して大好きな花。

   『民さん、これ
  野菊がと僕は
  吾知らず足を
  留めたけれど、
  民子は聞えないのか
  さっさと先へ行く。

   僕は一寸脇へ
  物を置いて、
  野菊 の花を
  一握り採った。』
   

   伊東左千夫の
  「野菊の墓」 に
  登場する花ですね。

   そう言えば、近所に嫁菜と犬蓼の群生地があります。
  今年も出掛けてみましょう。
  立派な犬蓼だったことを覚えています。