だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ハンニバル、誕生

2007-04-01 21:57:02 | 映画
ハンニバル・レクターといえば、アンソニー・ホプキンスの代表作の1本。シリーズ化されたヒット作なので、当然といえば当然ですが、物語の始まり…つまり序章に当たる部分が映画になりました。「ハンニバル ライジング」が、それ。シリーズ4作目にして、原点に戻ります。

ご存知の映画ファンも多いと思いますが、トマス・ハリスの原作を映画しているのは、もう1本あります。TV「CSI:科学捜査班」のギル・グリッソム役、ウィリアム・ピーターセンが主役の「刑事グラハム/凍りついた欲望」(86)。原題から、実はシリーズ3作目の「レッド・ドラゴン」と同一内容です。

整理すると、≪0≫「刑事グラハム/凍りついた欲望」(86)監督:マイケル・マン≪1≫「羊たちの沈黙」(90)監督:ジョナサン・デミ≪2≫「ハンニバル」(01)監督・リドリー・スコット≪3≫「レッド・ドラゴン」(02)監督:ブレット・ラトナー≪4≫「ハンニバル・ライジング」(07)監督:ピーター・ウェーバー

ピーター・ウェーバーといえば、「真珠の耳飾りの少女」(03)。余計ですが。で、今回はじめてトマス・ハリス本人が、脚本を書いています。主役の若き日のハンニバル・レクターを演じるのは、ギャスパー・ウリエル。「ロング・エンゲージメント」(04)のマネクや、「パリ、ジュテーム」(06)でマリアンヌ・フェイスフル主演の“マレ地区”に出てましたね。クールなハンサム♪

共演は「ノッティングヒルの恋人」(99)「Jの悲劇」(04)のリス・エヴァンス。「フォーガットン」(04)のドミニク・ウェスト。やはり個性的な俳優を集めてます!

1952年のリトアニア。第二次大戦で両親と妹を失い、記憶の一部と言葉も失ったハンニバルは、ソ連の孤児院に収容されます。ある晩、脱走を図り唯一の血縁である叔父の住む、パリを目指します。しかし叔父はすでに亡くなり、そこで出会ったのが、日本人の叔母ムラサキ(コン・リー)。

成人したある日、彼女が市場の肉屋に屈辱されたこと知り、彼の中に封印されていた闇の扉が開き、今まで忘れていた記憶と共に“狂気”が目覚めていくのです…。日本というキーワードが、映画の中に溢れています。鎧、兜、刀…

天才精神科医で知的な容貌。そして冷徹なシリアル・キラーのハンニバル・レクターの誕生(ライジング)をしっかりと、見届けたいと思います。
コメント (2)
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