だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

衝撃の女流カメラマン

2007-04-11 21:46:15 | 映画
スキャナー・ダークリー」(06)、見ました?フィリップ・K・ディックの世界を独自の方法(ロトスコープ)で、見事にアレンジした作品でした。主役はキアヌ・リーヴスですが、くせ者ロバート・ダウニー・Jr.はここでも“異色”。(ファンです、念のため)

1965年4月4日NY生まれ。父は映画監督ロバート・ダウニー、母は女優。映画への環境はすでに整っていて、「ベイビー・イッツ・ユー」(83)でデビュー。87年の「レス・ザン・ゼロ」(アンドリュー・マッカーシー主演♪)で、すでにドラッグ中毒の青年を好演。後に麻薬所持で、実際に逮捕されるに至ります。

それはともかく、「エア★アメリカ」(90)で共演したメルとは友人関係。「チャーリー」(92)で、アカデミー主演男優賞にノミネート、英国アカデミー賞では見事受賞。50本近い出演作の中で、私のお気に入りは「ヒューゴ・プール」(96)。早くDVDにならないかな~。

大幅に横道にそれましたが、最新公開作が「毛皮のエロス」(06)です。パトリシア・ボズワース著『炎のごとく 写真家ダイアン・アーバス』を原作に、「セクレタリー」(02)以来、久々のスティーヴン・シャインバーグ監督作です。主役のダイアンを演じるのは、オスカー女優ニコール・キッドマン。

ダイアンは、1923年3月14日NYでユダヤ人の裕福な家に生まれました。18歳で結婚し、夫とともに写真を始め、やがてヴォーグやグラマーといった有名誌で活躍。注目されます。62年から、撮影(35mm)も開始。ただ彼女の作品のテーマは、性倒錯者、小人、巨人、精神病院患者、ヌーディスト、覆面舞踏会など、かなり特異。

1969年離婚。71年9月、大量の薬物使用後、手首を切って自殺しました。映画はそんな彼女のアパートを舞台に、隣に越してきた男ライオネル(ロバート・ダウニー・Jr.)との関わりを描いています。私は、彼が、彼女が魅了される異形の男なのか、この話が実話なのか、今はまだ知りません。でもダイアンのことを知り、興味津々。こんな女性がいたなんて!

そして、「セクレタリー」のシャインバーグ監督の視線も気になってしかたありません!うう、早く見たい!
コメント (2)
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