だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ゴンドリー・ワールドへ、ようこそ!

2007-04-03 21:29:32 | 映画
ミシェル・ゴンドリー監督の「ヒューマンネイチュア」(01)を見た時、『なんじゃ、これは!?』が第一感想。「マルコヴィッチの穴」(99)のチャーリー・カウフマン(脚本)&スパイク・ジョーンズ(監督)ゴールデン・コンビの新作ということで、期待は大。彼らの名前を聞くだけで、見たい!と思っちゃいます。

「ヒューマンネイチュア」の“自分を猿と思っている男”+“宇宙一毛深い女”+“ネズミにテーブル・マナーを教える博士”の物語は、驚きの設定。まともな映画を期待してはいけませ~ん、当然!この作品で初監督を務めた、ゴンドリー監督はMTV界の新鋭。そして続く「エターナル・サンシャイン」(04)は、私のお気に入り♪

こちらもチャーリー・カウフマンが脚本を担当し、主演はジム・キャリーとケイト・ウィンスレット、キルステン・ダンスト、マーク・ラファロ、「LOTR」3部作を終えたばかりの イライジャ・ウッドと、キャストも豪華。でもなによりストーリーが、ス・テ・キ。テーマは“記憶”や“夢”。未見の方は、お勧めです。

で、ゴンドリー3作目が「恋愛睡眠のすすめ」。今回は脚本もゴンドリー。なによりうれしいのが、主演がガエル・ガルシア・ベルナルだぁ~!今度のお相手は、シャルロット・ゲンズブール。他に、ミュウ=ミュウも出てます。テーマはやっぱり“夢”ですね。

メキシコに住むステファン(ガエル)は、父親の死をきっかけに母のいるパリに帰って来ます。見かけと違ってステファンはシャイな性格で、仕事も恋愛も全然うまく行きません。彼の住むアパートの隣にステキな女性、ステファニー(シャルロット・ゲンズブール)が引っ越して来て、一目惚れ。

引っ込み思案のステファンは勇気を奮って、ステファニーに想いを告げるのですが、あさっりフラれ…。ステファンは現実から逃避するために、夢の中で恋愛を成就。そのせいで思い込みの激しいステファンは、現実でも恋人だと思うようになってしまいます!果たして、この恋の行方は?

この映画の魅力は主演のガエルだけでなく、ステファンが見る“夢”の世界の造形。ペーパークラフトや着ぐるみ、ぬいぐるみ、海の中、雲の上、ステファンTV(って?)、もう、そこは究極のゴンドリー・ワールド!わくわくしちゃう~♪シャイでキュートで困り顔のガエルに、会いたい!夢でなく、劇場で♪
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