だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

セオドア、AIに恋をする

2014-05-07 19:31:27 | 映画
何かに依存するのは、果たしてよいこと?それが人間だったり、携帯(スマホ)だったり、パソコンだったり…。う~む、よくわからないですが、少なくとも自分は依存はしてないかな…。

まっ、人それぞれですが、電車でスマホばかり見ていて隣の子供に無関心な親たちや、2人でいるのに携帯ばかり見ていて会話もない若者。よく見る風景ですね、感心はできないけど…。

「マルコヴィッチの穴」(99)「アダプテーション」(02)「かいじゅうたちのいるところ」(09)のスパイク・ジョーンズ監督の最新作は、そんな“あるもの”に依存する男の物語。

her/世界でひとつの彼女」(13)です。ロサンゼルス、近未来。他人の代わりに想いを伝える手紙を書く“代筆ライター”のセオドア(ホアキン・フェニックス)は、離婚したばかり。

ある日、傷心のセオドアが最新のAI(人工知能)型オペレーティング・システム(OS)を起動すると、画面から女性の声が聞こえて来ます。彼女の名前はサマンサ(声:スカーレット・ヨハンソン)。

ユーモラスで純真で誰よりも人間らしく、その上セクシーなサマンサ。たちまち恋に落ちてしまうセオドア。人間とAIのありえない恋でしたが、セオドアは次第に元気になり、いつも笑顔でした。

親友のエイミー(エイミー・アダムス)の後押しを受け、セオドアは恋人としてサマンサと真剣に付き合うことにします。果たして、人間とAIの恋の行方は?そもそも、この恋、可能なの?

AIといえば、ブライアン・オールディス原作、スティーヴン・スピルバーグ監督「A.I.」(01)を思い出しますね。“ARTIFICIAL INTELLIGENCE” ハーレイ・ジョエル・オスメント主演。

スタンリー・キューブリック監督が長年温めてきた企画でした。本作では、「ザ・マスター」(12)「エヴァの告白」(13)のホアキンが黒ぶちメガネとひげを蓄え、別人のような演技を見せます。

ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド共演。しかし近い将来、こんなAIが人間の淋しい心の隙間を埋めてくれるOSが開発されたら…うむ、ますますそれに依存してしまう人が出るでしょうねぇ~。
コメント
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