だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

バレエ・リュスのコスチューム

2014-05-18 14:54:11 | 展覧会
バレエ・リュスをご存じですか?バレエ好きには、ロシア・バレエ団という名前で知られていますね。そんなにバレエのことを知らなくても、映画ファンにはディアギレフの名前でご存じかも。

そう、ハーバート・ロス監督「ニジンスキー」(79)ですね!バレエ団の主宰者セルゲイ・ディアギレフをアラン・ベイツが、ヴァーツラフ・ニジンスキーをジョルジュ・デ・ラ・ペーニャが演じました。

他にもロモラ・ド・プルスキー:をレスリー・ブラウン、ヴァシーリーをコリン・ブレイクリー、ミハイル・フォーキンをジェレミー・アイアンズが。映画は、ディアギレフとニジンスキーの愛憎物語。

バレエ・リュスは、ロシア出身の芸術プロデューサー、ディアギレフ(1872~1929年)が1909年パリのシャトレ座で旗揚げ。1929年に解散するまでパリを中心に活動。

今日のモダンバレエの基礎を築きました。ニジンスキーの他にもロシアの舞踊家兼振付家のジョージ・バランシン、ダンサーのアンナ・パヴロワ、イダ・ルビンシュタイン、リディア・ロポコワ

作曲家にはクロード・ドビュッシー、リヒャルト・シュトラウス、モーリス・ラヴェル、イーゴリ・ストラヴィンスキーなど。画家・装飾家にはマティス、ルオー、ピカソ、ブラック、ユトリロ、キリコ、ミロなど

まさに芸術そのもの。そしてバレエに欠かせないのが、華麗なる衣装です。六本木の国立新美術館では、来月から「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」が、開催されます。

サブタイトルが素晴らしい!“現代の芸術・ファッションの源泉 ピカソ、マチィスを魅了した伝説のロシア・バレエ”とあります。展示される衣装がまた素晴らしい!ポスターの中央にいるのは…

オーギュスト・ベール作『薔薇の精』を踊るニジンスキー(1913年)の衣装。他にレオン・バクスト作『青神』の衣装(1912年頃)、ホセ=マリア・セール作『女の手管』のドレス(1920~24年)

オーストラリア国立美術館は、1973年ロンドンのサザビーズで約400点ものバレエ・リュス関連の作品や資料を購入。約40年かけ、修復されたコスチュームをぜひ見に行きましょう。
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