『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ニューイヤー

2011-01-09 07:17:00 | 音楽


毎年、元日に
ウィーンからの生中継を見るのが
正月の恒例行事だったが
どういうわけか、今年は
それを忘れてしまい、昨日、
再放送でやっと観た。

しかも、3時からと
朝、テレビ欄で確認したつもりが
実際は2時からの勘違いで
半分しか観れなかった。

今年は、いったい
どーなってんのか。
老化現象が出てきて
興味関心が薄らいできたのか
生活改変の兆しなのか…
今のところ、様子見するしかない。

今年の指揮者は
ウィーン生まれ、ウィーン育ちの
生粋のウィーン人で
国立歌劇場監督の
フランツ・ウェルザー・メスト
50歳であった。

今や世界的に有名になった
ニューイヤー・コンサートも
もともとは、ウィーン人による
ウィーン人のための
地元のお祭りだったという。

ところがコンサートの知名度が上がり
海外のスター指揮者を迎えるようになって
グローバルなものになったが
今年は、何十年かぶりに
先祖帰りしたという。

某評論家によれば、
貴族的洗練さが漂っていた
というが、正直言って
なんだかぬるいような感じがした。
よく言えば甘いとも言えようが。

それでも、ヘルメスベルガーの
『ロマの踊り』は楽しめた。
小沢指揮で聴いた『悪魔の踊り』に
似たテイストで、この作曲家は
面白い味がある。

ウェルザー・メストは
たいへん生真面目らしく
普段はほとんど笑わないらしいが
この日は、どこか硬い
ぎこちない笑みを見せていた。

脱力系の指揮をするので
小沢のように観ていて面白い
指揮ぶりではなかった。


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