ある意味 ひとは 死ぬために生きている。よき死というものあるとすれば それはよき生と裏返しでしょう。
よき生 とは しあわせ...ひとはしあわせを求めつづける。ではどうすればしあわせになれるのか...
家族? 仕事? 自分を認めることができる 仕事にしろ家庭にしろ達成感がある。よくやったなと自分をみとめ ありがとうと周囲に言って死を迎えることができれば それはしあわせな人生だったといえるのではないでしょうか。
前向きに生きることと 脳内麻薬はふかくかかわっています。
⇒ こちら 抜粋
脳内麻薬とは
脳内麻薬とは、モルヒネなどの麻薬と似た効果を発揮する物質ですが、モルヒネなどのように体外から体内に入る物質ではなく、体内の脳内に自然状態で分布しています。これまでに約20種類の物質が発見されていて、β-エンドルフィン、ドーパミンなどが代表的とされています。
脳内麻薬β-エンドルフィンを出すには
1 食べる
好きなものや美味しいものを食べると、β-エンドルフィンが分泌されます。美味しいものは脳に良いのです。
高カロリーの食事すなわちラーメンやフライなどの油ものやハンバーガーを食べることでも多く分泌されることがわかっています。
2 運動する
15分間程のジョギングでは、β-エンドルフィンの分泌を促進し、その効果は3時間から5時間持続します。
マラソンなどで長時間走り続けると気分が高揚してくる作用「ランナーズハイ」は、エンドルフィンの分泌によるものです。
また、二人以上で走ると効果が高くなります。
3 恋人・夢
夢が実現した瞬間、恋人と楽しく過ごしている時など嬉しい事や楽しい事を想像している時はβ-エンドルフィンが分泌されているのです。楽しいという感覚が最もエンドロフィンを発生させることがわかっています。
食欲(食べること)、睡眠欲(寝ること)、生存欲(勝つこと)、性欲(性行為)、集団欲(人に好かれること)などの本能が満足すると最も分泌され、時に慶喜のような状態に至ります。つまり、エンドロフィンは、楽しく生きるために必要なのです。
しかし、本能に導かれた欲望によるエンドルフィンの放出には限界があります。その理由は、満腹になれば食欲は無くなります。寝ることも、勝つことも、性行為も、人に好かれることも同じです。
目的が満たされれば、エンドルフィンの放出は終わり、次にそれを失う不安が発生すると、悪性物質のアドレナリンなどが放出し始めます。
脳の機構上、物理的欲求を満たすためのエンドルフィンには、それを抑えようとする抑制物質が放出され、永遠には続かない仕組みとなっているのです。
ところが「純粋欲」と呼ばれる「人類愛」「瞑想」「芸術」などの精神性の高い欲求を実現している際は、エンドルフィンは抑制されずに放出され続けます。
「人類愛」などのような見返りのない、対象のない高度の精神的欲求は、エンドルフィンの放出をいつまでも持続させると言われています。今までにできなかった事ができるようになった時、自分の理想に近づいたと思った時などにはとても良い気分になれます。これはエンドルフィンの影響です。すなわち、成長を実感した時もβ-エンドルフィンは分泌されます。
更に、人生の中で自己を高めるための目的を見つけたり、それに前向きに取り組むことで、自らが高まっていく、自己実現を実践し続けている状態などの、高度な精神レベルでの欲求を満足させることが重要と言われています。
ところで、私達人間の「やる気」というものはどこから出て来るのでしょうか?やる気と関係の深い神経伝達物質のひとつが、ドーパミンです。人間の脳の中では、私達を集中させ、仕事に向き合わせるために、神経伝達物質が化学的なメッセージを発しています。
ずっと考えていた問題が解けた瞬間などの喜びは格別なものです。「達成感」の喜びとも言えます。その喜びは、どこから湧いてくるのでしょうか?それこそがドーパミンが脳内に分泌された喜びなのです。ドーパミンが分泌されると快楽を得ることができるのです。
脳内麻薬ドーパミンを出すには
目標を立ててイメージすると、その時、快楽を感じるので、それが行動へとつながります。行動して目標が達成されると、更に溢れてきます。目標があまり長期になると、ドーパミンは出ないようになっていて、より短期な目標を立てれば立てる程出やすくなります。
私達の脳は、ドーパミンが分泌された時、どんな行動をとったかを克明に記憶し、何度でも再現しようとします。
そして、もっと効率的にドーパミンを分泌させるために、脳内では、ニューロン(神経細胞)が繋ぎかわり、新しいジナプス(神経回路網)が作られるのです。
そのため、快感を生み出す行動が次第にクセになり、やる気・集中力・記憶力は格段に高まってきます。2回、3回と繰り返し続けていくことで、その行動が上達していく。これが「学習のメカニズム」の仕組みです。