今宵も 拙ブログを読み返して見ました。
けっこうスゴイこと書いてるな 盲人 ヘビに怖じず だわ…
でも 気配でわかりますよね。盲人の方は。
わたしも わかるんですよ。それで段階的 撤退をいたします。
忘れ得ぬ人々 という ジャンルがあります。個人的なつながりがある方も
多く 読みながら ぐっときました。
今日 一番怖かったのは それなんです。
通して 記事を見て はじめて わかることがある。
2010年 4月22日 慶應病院に入院なさっている 先生を見舞った。
2月 入院なさったと聞いたときから わかっていました。お別れに行かなくては この世のことは綺麗びしなければと思いながら 扉をバシーンと叩きつけるようなやめ方をしたものだから 敷居が高くて そして偶然 先生と同じ病 同じ癌の闘病をしている方の介護を手伝っていたものだから 行けなかった。そして4/22 今日こそはどうしてもと 緑のシルクのスプリングコートを着て 電車に乗り お花とお見舞いを手に病室のドアを叩いた。ー心臓はドッキンドッキン 激しく鼓動した。まぁ ルカさん!
と先生はおっしゃった。記事を読むと 会のことはお考えにならないで ご自分の語りに専念なさって と 申し上げたらしい。ご主人とマリオさんと奥さまがいらした。
お寿司を勧められたような気もするが わたしは 涙がポロポロ 溢れるばかり… 泣かないで ルカさん… CDをいただいて その場を辞したのだけれど 8月のお別れ会の記事を読んで びっくりしたのだ。
4/22から緩和治療でモルヒネを使い …… というマリオさんの言葉が記録されている。お訪ねしたとき 先生の意識は明晰だった。… では わたしはギリギリ間に合ったの?
もしや お訪ねしたことが 痛みを誘引したのだろうか… 考えても詮無いことではある。もう七年も前のことなのだから…。
お盆だからかしら こんなことを考えるのは。今年は忙しく どこにもいけなかった、ー 日常のもろもろから リセットする時間は必要だ わたしはドライフラワーのようにカサカサに干からびている。