名言名句(292)
「今日は夕刻まで色とたわむれていた。若い時の渡しなら、
こういう時、色と格闘していたというだろう」『志村 ふくみ』
人の一生には、一つのルールがあります。格闘に生きる若い時代、
たわむれを楽しむ中年期といった段階、それから、やがて静謐な
姿勢で生を見つめる老境に至ることになります。一芸に秀でた人間
だからこそ、「格闘」と「たわむれ」をみせるのであって、普通
なら「がむしゃら」「ゆっくり」など、平凡な言葉で、おのれの
青春時代と中年期を表現したことでしょう。志村 ふくみ(1924
-)は染織作家で、いわば、色との闘争の日々を繰り返しています。
自分の生の証明は、常に色と対峙してしているということ以外の
何物でもないのです。しかし、その対峙の仕方も、今は余裕のある
たわむれの境地で対象と取り組んでいるのです。
==============================
6月から咲いている花「アカンサス」
開花時期は、 6/ 5 ~ 7/20頃。
・おもしろい花のつきかたをする。
・人の背丈以上になる。
・地中海沿岸原産。
日本には大正時代に渡来。
・古代ギリシャ建築に使われた、
コリント様式の柱の頭の部分は、
このアカンサスが
題材となっている。
紀元前5世紀のギリシャ時代、
ある彫刻家が
コリントという土地で、
女の子のお墓にあった
アカンサスの姿形から
ヒントを得て、
コリント様式の建築物を
作ったらしい。
・ギリシャの国花。
・別名
「葉薊(はあざみ)」。
ギザギザな葉が
薊の葉に似ている。
(季節の花300より)
「今日は夕刻まで色とたわむれていた。若い時の渡しなら、
こういう時、色と格闘していたというだろう」『志村 ふくみ』
人の一生には、一つのルールがあります。格闘に生きる若い時代、
たわむれを楽しむ中年期といった段階、それから、やがて静謐な
姿勢で生を見つめる老境に至ることになります。一芸に秀でた人間
だからこそ、「格闘」と「たわむれ」をみせるのであって、普通
なら「がむしゃら」「ゆっくり」など、平凡な言葉で、おのれの
青春時代と中年期を表現したことでしょう。志村 ふくみ(1924
-)は染織作家で、いわば、色との闘争の日々を繰り返しています。
自分の生の証明は、常に色と対峙してしているということ以外の
何物でもないのです。しかし、その対峙の仕方も、今は余裕のある
たわむれの境地で対象と取り組んでいるのです。
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6月から咲いている花「アカンサス」
開花時期は、 6/ 5 ~ 7/20頃。
・おもしろい花のつきかたをする。
・人の背丈以上になる。
・地中海沿岸原産。
日本には大正時代に渡来。
・古代ギリシャ建築に使われた、
コリント様式の柱の頭の部分は、
このアカンサスが
題材となっている。
紀元前5世紀のギリシャ時代、
ある彫刻家が
コリントという土地で、
女の子のお墓にあった
アカンサスの姿形から
ヒントを得て、
コリント様式の建築物を
作ったらしい。
・ギリシャの国花。
・別名
「葉薊(はあざみ)」。
ギザギザな葉が
薊の葉に似ている。
(季節の花300より)