季節の花と言葉の花束

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季節の花「アカンサス」

2018-07-05 04:52:43 | 暮らし
名言名句(292)

「今日は夕刻まで色とたわむれていた。若い時の渡しなら、

こういう時、色と格闘していたというだろう」『志村 ふくみ』


人の一生には、一つのルールがあります。格闘に生きる若い時代、

たわむれを楽しむ中年期といった段階、それから、やがて静謐な

姿勢で生を見つめる老境に至ることになります。一芸に秀でた人間

だからこそ、「格闘」と「たわむれ」をみせるのであって、普通

なら「がむしゃら」「ゆっくり」など、平凡な言葉で、おのれの

青春時代と中年期を表現したことでしょう。志村 ふくみ(1924

-)は染織作家で、いわば、色との闘争の日々を繰り返しています。

自分の生の証明は、常に色と対峙してしているということ以外の

何物でもないのです。しかし、その対峙の仕方も、今は余裕のある

たわむれの境地で対象と取り組んでいるのです。

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6月から咲いている花「アカンサス」

開花時期は、 6/ 5 ~ 7/20頃。
・おもしろい花のつきかたをする。
・人の背丈以上になる。
・地中海沿岸原産。
 日本には大正時代に渡来。

・古代ギリシャ建築に使われた、
 コリント様式の柱の頭の部分は、
 このアカンサスが
 題材となっている。
 紀元前5世紀のギリシャ時代、
 ある彫刻家が
 コリントという土地で、
 女の子のお墓にあった
 アカンサスの姿形から
 ヒントを得て、
 コリント様式の建築物を
 作ったらしい。

・ギリシャの国花。

・別名
 「葉薊(はあざみ)」。
   ギザギザな葉が
   薊の葉に似ている。

(季節の花300より)


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