名言名句(303)
「きびしくなくては生きていけない。やさしくなければ
生きている資格はない」『レイモンド・チャンドラー』
生きるという意味を考えることがよくあります。そして生きて
行くという目前の課題については、しばしば考えこみます。
どのような生き方が理想的で、かつ、この複雑な世の中を乗り
越えることが出来るか、ということについても考えます。高校、
大学までの若いころは、まだ世の中に甘えがあります。世間も、
その甘えを容認してくれます。よく若さの特権などと言いますが、
当人の甘え、世間の受容がうまく折り合う場合の事であって、
いったん、社会人となって世の荒波に乗り出すと、この特権は即
座に消し飛んでしまいます。おとなの世界は、精神的にも肉体的
にもタフでないと渡っていけません。軟弱な精神、肉体では落伍
してしまいます。肉体が弱くても、精神は、強くたくましくなけ
れば、立ち遅れてしまいます。この言葉は、その意味での厳しさ
を強調しているのです。
===============================
6月から咲いている花「合歓の木 (ねむのき)」
開花時期は、 6/15 ~ 7/20頃。
・日当たりのよいところに生える。
・夏の夕方に、
かわった紅の花を咲かせる。
花は化粧用の刷毛(はけ)に
似ている。
・オジギソウの葉は
触るとシューッと閉じるが、
ネムノキの葉は
触っただけでは閉じない。
夜になると
ゆっくりと自分で閉じる。
それがまるで眠るようなので
「眠りの木」、
そしてしだいに
「ねむの木」に変化していった。
・地方によっては「七夕」の日に
「ネム流し」といって
合歓の木の枝と大豆の葉を
川の流れに流して
邪気をはらう行事がある。
・地方によって
いろんな呼び名があるが、
(ねんねの木、眠りの木、
日暮らしの木・・・)
眠りを意味するものがほとんど。
・「昼は咲き
夜は恋ひ寝(ぬ)る
合歓木(ねぶ)の花
君のみ見めや
戯奴(わけ)さへに見よ」
万葉集
紀女郎(きのいらつめ)
「合歓咲く
七つ下りの 茶菓子売り」
小林一茶
「象潟(きさかた)や
雨に西施(せいし)が
ねぶの花」
奥の細道
松尾芭蕉
(”西施”とは、
中国の春秋時代の
傾国の美女のこと。
花をこの美女にたとえた)
(季節の300より)
「きびしくなくては生きていけない。やさしくなければ
生きている資格はない」『レイモンド・チャンドラー』
生きるという意味を考えることがよくあります。そして生きて
行くという目前の課題については、しばしば考えこみます。
どのような生き方が理想的で、かつ、この複雑な世の中を乗り
越えることが出来るか、ということについても考えます。高校、
大学までの若いころは、まだ世の中に甘えがあります。世間も、
その甘えを容認してくれます。よく若さの特権などと言いますが、
当人の甘え、世間の受容がうまく折り合う場合の事であって、
いったん、社会人となって世の荒波に乗り出すと、この特権は即
座に消し飛んでしまいます。おとなの世界は、精神的にも肉体的
にもタフでないと渡っていけません。軟弱な精神、肉体では落伍
してしまいます。肉体が弱くても、精神は、強くたくましくなけ
れば、立ち遅れてしまいます。この言葉は、その意味での厳しさ
を強調しているのです。
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6月から咲いている花「合歓の木 (ねむのき)」
開花時期は、 6/15 ~ 7/20頃。
・日当たりのよいところに生える。
・夏の夕方に、
かわった紅の花を咲かせる。
花は化粧用の刷毛(はけ)に
似ている。
・オジギソウの葉は
触るとシューッと閉じるが、
ネムノキの葉は
触っただけでは閉じない。
夜になると
ゆっくりと自分で閉じる。
それがまるで眠るようなので
「眠りの木」、
そしてしだいに
「ねむの木」に変化していった。
・地方によっては「七夕」の日に
「ネム流し」といって
合歓の木の枝と大豆の葉を
川の流れに流して
邪気をはらう行事がある。
・地方によって
いろんな呼び名があるが、
(ねんねの木、眠りの木、
日暮らしの木・・・)
眠りを意味するものがほとんど。
・「昼は咲き
夜は恋ひ寝(ぬ)る
合歓木(ねぶ)の花
君のみ見めや
戯奴(わけ)さへに見よ」
万葉集
紀女郎(きのいらつめ)
「合歓咲く
七つ下りの 茶菓子売り」
小林一茶
「象潟(きさかた)や
雨に西施(せいし)が
ねぶの花」
奥の細道
松尾芭蕉
(”西施”とは、
中国の春秋時代の
傾国の美女のこと。
花をこの美女にたとえた)
(季節の300より)