名言名句(304)
「珍しといふべき事にはあらねど、文こそなほめでたきものなれ」
『清少納言』
『枕草子』の第二百段にある言葉。珍しいというほどのことでは
ないが、手紙というものは、やはり結構なものである、という
意味。日頃、手紙を書きたくてもなかなか書く暇がない、という
ことで、ついつい電話で用を済ましてしまうということが多いもの
です。電話では失礼かな、と心の片隅で思ってはいても。えい、電
話の方が手軽で便利だ、ということで受話器を取り上げることがし
ばしばです。ほとんどの家庭に電話が普及してから、ハガキはとも
かくとして、手紙を書く割合がぐんと減りました。電話は、確かに
便利です。しかし、電話ではまずいと考えるときは、やはり、寸暇
をさいて、手紙をかくべきでしょう。手紙には、間のよろこび、間
のロマンチズムがあります。
=============================
6月から咲いている花「梔子 (くちなし)」
開花時期は、 6/15 ~ 7/末頃。
一重ものは早咲きで
八重ものはやや遅咲き。
・いい香り。
遠くからでも香ってくる。
・八重咲きものは実がならないが
一重咲きものは実がなる。
・実の口が開かないところから
”口無し”の名になった。
また、実にある突起部分を
くちばしに見立てた、
「クチハシ」からの変化、
という説もある。
・将棋盤の下にある「4脚」の模様は
このクチナシの実を
イメージしたもの。
・「梔子」の漢字は漢名に由来。
・実(み)は、だいだい色で、
薬用、染料になる。
無毒なので、布以外にも、
きんとん、たくあんなどの
着色料にもなる。
・「小梔子(こくちなし)」は
八重で
「梔子」より少し小型。
形はほぼ同じ。
・5月6日、7月2日の誕生花
・花言葉は「洗練、優雅」
「喜びを運ぶ」
・別名「せんぷく」
・「口なしの
淋しう咲けり 水のうへ」
松岡青蘿(まつおかせいら)
「薄月夜
花くちなしの 匂いけり」
正岡子規
「山梔子(くちなし)や
築地の崩れ 咲きかくし」
堀麦水(ほりばくすい)
(季節の花300より)
「珍しといふべき事にはあらねど、文こそなほめでたきものなれ」
『清少納言』
『枕草子』の第二百段にある言葉。珍しいというほどのことでは
ないが、手紙というものは、やはり結構なものである、という
意味。日頃、手紙を書きたくてもなかなか書く暇がない、という
ことで、ついつい電話で用を済ましてしまうということが多いもの
です。電話では失礼かな、と心の片隅で思ってはいても。えい、電
話の方が手軽で便利だ、ということで受話器を取り上げることがし
ばしばです。ほとんどの家庭に電話が普及してから、ハガキはとも
かくとして、手紙を書く割合がぐんと減りました。電話は、確かに
便利です。しかし、電話ではまずいと考えるときは、やはり、寸暇
をさいて、手紙をかくべきでしょう。手紙には、間のよろこび、間
のロマンチズムがあります。
=============================
6月から咲いている花「梔子 (くちなし)」
開花時期は、 6/15 ~ 7/末頃。
一重ものは早咲きで
八重ものはやや遅咲き。
・いい香り。
遠くからでも香ってくる。
・八重咲きものは実がならないが
一重咲きものは実がなる。
・実の口が開かないところから
”口無し”の名になった。
また、実にある突起部分を
くちばしに見立てた、
「クチハシ」からの変化、
という説もある。
・将棋盤の下にある「4脚」の模様は
このクチナシの実を
イメージしたもの。
・「梔子」の漢字は漢名に由来。
・実(み)は、だいだい色で、
薬用、染料になる。
無毒なので、布以外にも、
きんとん、たくあんなどの
着色料にもなる。
・「小梔子(こくちなし)」は
八重で
「梔子」より少し小型。
形はほぼ同じ。
・5月6日、7月2日の誕生花
・花言葉は「洗練、優雅」
「喜びを運ぶ」
・別名「せんぷく」
・「口なしの
淋しう咲けり 水のうへ」
松岡青蘿(まつおかせいら)
「薄月夜
花くちなしの 匂いけり」
正岡子規
「山梔子(くちなし)や
築地の崩れ 咲きかくし」
堀麦水(ほりばくすい)
(季節の花300より)