名言名句(317)
「人間万事塞翁が馬」『煕晦機(きかいき)』
人の世の吉凶禍福は計り知ることのできないものであるから、
禍を憂えたり、福を喜んだりするにはあたらない、ことをい
います。「人間万事塞翁が馬」は、元の僧である煕晦機の詩
の中に出て来る詩句ですが、「塞翁が馬」という言葉は、
「淮南子」の人間訓(じんかんくん)篇の話から出たもので
す。辺境の砦近くに住むうらないが上手な老人の飼っていた
馬が胡の地へ行ってしまいました。ところが、数カ月すると、
その馬が胡の名馬を連れて帰ってきました。人々はこれを羨
みましたが、老人は、禍に転じないとは限らないと答えたと
ころ、果たして、老人の予言通り、その名馬に乗った老人の
息子が落馬して、股の骨を折りました。(続く)
歳時記
土用丑の日
7月30日は土用二の丑の日である。
うなぎ、梅干し、瓜、うどんなど「う」のついた食べ物
土用の丑の日のうなぎは有名ですが、昔からこの日に
「う」のつくものを食べると病気にならないといわれて
きました。
例えば「梅干し」「瓜」「うどん」など。いずれも、食
が細くなる夏に食べやすいものですね。このような言い
伝えは先人たちのありがたいアドバイスともいえるわけです。
他にも「土用~」という食べ物があります。
土用餅 土用しじみ 土用卵
==============================
7月から咲く花「禊萩 (みそはぎ)」
開花時期は、 7/ 1 ~ 8/末頃。
・やや湿ったところに咲く。
・「みそはぎ」は
「みそぎはぎ」を略したもの。
「みそぎ」は水を注いで
悪魔を払うこと。
「はぎ」は「萩」。
旧暦のお盆のときに、
ミソハギの枝を水に
浸して、仏前の供物に
禊ぎ(みそぎ)をした。
長野県などでは、
お盆の日に、花に水をつけて
玄関先でおはらいをして
祖霊を迎える。
・別名
「盆花(ぼんばな)」
上記理由から。
★江戸時代までの「8月」は、
明治以降は「7月」に
前倒しになったので
(旧暦→新暦)、
江戸時代までの
”旧暦のお盆(8月中旬)”は
今だと「7月中旬」に該当する。
ただ、実際には地域によって
「7月中旬」のお盆と
「8月中旬」のお盆がある。
また、単に「お盆」といえば
ふつう「8月中旬」のことを指す。
= 8月13日~16日。
8月13日は「祖霊を迎える日」
8月15日は「お盆」
8月16日は「祖霊を送る日」
(京都、五山の送り火)
(季節の花300より)
「人間万事塞翁が馬」『煕晦機(きかいき)』
人の世の吉凶禍福は計り知ることのできないものであるから、
禍を憂えたり、福を喜んだりするにはあたらない、ことをい
います。「人間万事塞翁が馬」は、元の僧である煕晦機の詩
の中に出て来る詩句ですが、「塞翁が馬」という言葉は、
「淮南子」の人間訓(じんかんくん)篇の話から出たもので
す。辺境の砦近くに住むうらないが上手な老人の飼っていた
馬が胡の地へ行ってしまいました。ところが、数カ月すると、
その馬が胡の名馬を連れて帰ってきました。人々はこれを羨
みましたが、老人は、禍に転じないとは限らないと答えたと
ころ、果たして、老人の予言通り、その名馬に乗った老人の
息子が落馬して、股の骨を折りました。(続く)
歳時記
土用丑の日
7月30日は土用二の丑の日である。
うなぎ、梅干し、瓜、うどんなど「う」のついた食べ物
土用の丑の日のうなぎは有名ですが、昔からこの日に
「う」のつくものを食べると病気にならないといわれて
きました。
例えば「梅干し」「瓜」「うどん」など。いずれも、食
が細くなる夏に食べやすいものですね。このような言い
伝えは先人たちのありがたいアドバイスともいえるわけです。
他にも「土用~」という食べ物があります。
土用餅 土用しじみ 土用卵
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7月から咲く花「禊萩 (みそはぎ)」
開花時期は、 7/ 1 ~ 8/末頃。
・やや湿ったところに咲く。
・「みそはぎ」は
「みそぎはぎ」を略したもの。
「みそぎ」は水を注いで
悪魔を払うこと。
「はぎ」は「萩」。
旧暦のお盆のときに、
ミソハギの枝を水に
浸して、仏前の供物に
禊ぎ(みそぎ)をした。
長野県などでは、
お盆の日に、花に水をつけて
玄関先でおはらいをして
祖霊を迎える。
・別名
「盆花(ぼんばな)」
上記理由から。
★江戸時代までの「8月」は、
明治以降は「7月」に
前倒しになったので
(旧暦→新暦)、
江戸時代までの
”旧暦のお盆(8月中旬)”は
今だと「7月中旬」に該当する。
ただ、実際には地域によって
「7月中旬」のお盆と
「8月中旬」のお盆がある。
また、単に「お盆」といえば
ふつう「8月中旬」のことを指す。
= 8月13日~16日。
8月13日は「祖霊を迎える日」
8月15日は「お盆」
8月16日は「祖霊を送る日」
(京都、五山の送り火)
(季節の花300より)