季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「竹煮草 (たけにぐさ)」

2018-07-21 04:55:27 | 暮らし
名言名句(308)

「蟹(かに)は甲に似せて穴を掘る」『毛吹草』

甲とは甲羅のこと。かには、己の住まいの為に、自分の甲羅に

ふさわしい大きさの穴を掘る、ということから、人は、自分の

分に応じた行動とか思考をを持つものだ、という意味。

江戸初期の俳人である松本重頼(1602-80)の俳書『毛吹草』

にこの言葉があります。人がこの言葉に接して即座に考えるの

は、自分自身のこれまでの生き方、今現在の生活状態でしょう。

そして気づくことは、「ははあ、自分の持っている度量とか教

養とか資産にふさわしい生き方をしてきたんだなあ」という実

感であり、「それでよかったのだ。現在の生活の安定は、人よ

りも多少劣るかもしれないけれど、これが自分にとって、最も

ぴったりした生活なんだから」と、無理をしなかったこれまで

の人生を道のりをじっくりと振り返り、自分を思わず労りたく

なる気持ちです。

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6月から咲いている花「竹煮草 (たけにぐさ)」

開花時期は、 6/20 ~ 8/10頃。
・山野、荒地などに生える。
・竹と一緒に煮ると
 竹が柔らかくなり
 細工しやすくなることから
 「竹煮草」。

・「竹似草」とも書く。
 茎の中が空洞になっていて
 竹に似ていることから。

・花は白く、目立たない。
・葉はしわしわ形。
・かなり背が高くなる。
・傷つけると橙色の汁が出てくる。

・別名
 「囁草(ささやきぐさ)」
   風に揺れて音を出すから。

(季節の花300より)



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