人生日訓(440)
「仏法には明日という事はあるまじき由の仰せに候」
蓮如の言葉。その前文から読んで行くと「仏法には世間のひまをかきて きく
べし。世間のひまをあけて法をきくべき様に思うこと。浅間敷ことなり」に続
いている。その意味はこうである。仏教の話を聞くには世間の用事を止めて差
し置いて行くように心がけるべきで、用事を済ませて、ひまになったからいっ
くり聞法しようと思うのはけしからぬことだと言うのである。だから仕事が済
んだから、用事が無くなったから、ゆっくり明日から行こうなどと言う悠長な
考えでは駄目rだというのである。外の所でも、はっきり「明日と申す事候ま
じく候」ともいい、「仏法のことはいそげいそげ」といったと伝えている。
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8月に咲いている花「烏瓜 (からすうり)」
つる性植物。 まわりの木などにからみつく。 ・実が赤くなる品種は 「烏瓜」、 実が黄色くなる品種は 「黄烏瓜(きからすうり)」 という。 (似てるので、ここではまとめて 「烏瓜」ページとしました) ■烏瓜(からすうり) ・葉っぱは ややザラザラしていて 角ばった部分が目立つ。 ・つぼみは、先端が丸い。 ・花は夏の日没とともに咲きだし、 翌朝にはしぼむ。 ・「実」は、最初は緑色で 縦じま模様があり、 緑 → だいだい色 → 赤 と 色が変わっていく。 ■黄烏瓜(きからすうり) ・葉っぱは 烏瓜よりもツヤツヤ。 ・つぼみは、先端がとがる。 ・花は夏の日没とともに咲きだし、 翌日の昼頃まで咲いている。 ・「実」は、最初は濃い緑色で、 だんだん色がうすくなって 黄色に変わっていく。 縦じま模様はない。 ・烏瓜、黄烏瓜のいずれも、 レース模様のある、 白いきれいな花。 白い花のネット状の模様は 雄花と雌花を結ぶ蛾(ガ)の 標識になる。 この蛾(ガ)は 烏瓜の花の蜜を吸うが、 私が府中市四谷で 花観察をしているときに、 日没の開花時ちょうどに現れました。 開花タイミングを 待ち構えていたようです。 ブンブン飛び回ってました。 ・薬効 利尿、便秘 ・薬用部位 カラスウリの根 ・生薬名 「王瓜根(おうがこん)」 ・薬効 しもやけ ・薬用部位 カラスウリの実 ・生薬名 「王瓜仁(おうがにん)」 ・薬効 解熱 ・薬用部位 キカラスウリの根 ・生薬名 「栝楼根(かろうこん)、 栝楼仁(かろうにん)」 ・薬効 せきどめ、たんきり ・薬用部位 キカラスウリのタネ ・烏が実を好んで 食べることから「烏瓜」。 ちなみに、 カラスより小さいスズメの名が ついている実は 沖縄スズメウリ。 ・「烏瓜」の別名 「玉章、玉梓(たまずさ)」 「狐の枕(きつねのまくら)」
(季節の花300より)