人生日訓(448)
「夫れ事は独り断ずべからず」
聖徳太子の言葉。有名な十七条憲法の第十七条に出る名句である。なにしろm
太子といえば、今から十二~三世紀も昔の話である。世界のどこに、こんな素
晴らしい政治理念を宣言する人がいただろう。なにしろm当時の日本も専制君
主時代のことである。万事、上の者の鶴に人声で、ものが決まった時代であ
る。又、今日といえども、人間の性質として、自分一人で、万事を取り計らい
たいものだし、又、この方が手っ取り早いのである。しかし、太子はそうした
独断専行というものに危険を感じられたのである。もっと、深く、人間の本性
を掘り下げて、十人十色、人間にはそれぞれ個性もあり、各自違った見方のあ
ること、それらをまとめていってこそ、天地の道理に適うものであるというこ
とに気づいて居られたのであろう。
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8月に咲いている花「サスラン擬き」
熱帯アメリカ地方原産。 ・夏、ピンク色の、 サフランにそっくりの 花を咲かせる。 くっきりしていて、 とてもきれい。 ・葉っぱは線形。茎は細い。 ・別名 「カリナタ」 学名から。
(季節の花300より)