季節の花と言葉の花束

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季節の花「葛 (くず)」

2021-08-07 04:26:13 | 暮らし

人生日訓(757)

「泥中に白蓮は生ぜん」

法句教の五十八番の中にある言葉。どんな貧民街に育とうと、その

仲間が濁っていようと、むしろ、こうしたところでもまれて育った

人間の方が、自身に抵抗があり、困難と闘ってゆけるだけの自力を

持っているので、泥中の白蓮華のように、むしろ、こうしたスラム

からも立派な人物が生まれてくることもありうる。どんなところに

生まれ、育っても、そのことの故に失望してはいけない。所与の境

遇を生かして行くべきである。

歳時記

立秋



8月7日。および処暑までの期間。

太陽黄径135度。大暑から数えて15日目ごろ。

朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つころ。

立春からちょうど半年が経過し、この日から立冬の前日まで

が秋。暦の上では秋になりますが、日中はまだ残暑が厳しく

1年で最も気温が高くなる時期です。

この頃は、月遅れのお盆を前に各地で夏祭りが開催されます。

まだまだ夏のレジャーを楽しむ頃ですが、よく観察してみる

と秋の気配を感じることができます。夏の風と秋の涼やかな

風が混在し始めます。空を見上げると、巻雲など秋の雲も見

えますよ。

この日から、残暑見舞いになります。 ※残暑が厳しくても、

出すのは8月末までに

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8月から咲く花「葛 (くず)」

開花時期は、 8/15 ~ 9/末頃。 ・秋の七草の一つ。 ・まわりの木々を  つるでおおってしまう程の生命力。  ひと夏で10mぐらい生長する。 ・花は下の方から咲いていく。 ・大和の国(奈良県)の  国栖(くず)というところが  葛粉の産地であったところ  からの命名。  漢字の「葛」は漢名から。 ・つるの繊維部分は  「葛布(くずふ)」の原料。    (静岡県掛川市特産) ・根には、多量のでんぷんを含み、  葛粉(くずこ)もとれる。     → 葛餅(くずもち) ・薬効   解熱、せきどめ、風邪 ・薬用部位 根 ・生薬名 「葛根(かっこん)」 ・別名  「裏見草(うらみぐさ)」。   葉が風にひるがえると   裏の白さが   目立つことから。   平安時代には「裏見」を   「恨み」に掛けた和歌も   多く詠まれた。   ・「ま葛原   なびく秋風 吹くごとに   阿太(あた)の大野の   萩の花散る」       万葉集 作者不詳   「梨棗(なつめ)   黍(きび)に   粟(あは)つぎ   延(は)ふ葛の   後も逢はむと 葵花咲く」    万葉集 作者不詳   「葛の風   吹き返したる 裏葉かな」    高浜虚子

(花図鑑より)



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