人生日訓(765)
「尺の池に丈の浪立たず」
日蓮上人の文永十年に書いた書簡のの中に出て来る一句である。あ
んまり、自分以上の分不相応のことを夢に見るようでは妄想狂の仲
間入りをせねばならぬ。そうした行き過ぎの平等論に対して、一つ
のいい反省一句であると思う。理想としては平等であっても、一人
として同じ人の無い差別の世界ということも考えねばならない。自
分というものが、「何尺の池」であるかということを測ることは難
しい。可能性ははかりにくい、しかし、一応の尺度というものがお
互いに感じられるのではあるまいか。
歳時記
盂蘭盆会
正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)と言い、夏に祖先の霊を祀る行事。
元々は旧暦の7月15日を中心としたものだったのですが、現在は月遅
れにあたる8月15日が一般的になっています。
お盆には、先祖や亡くなった人達の精霊が道に迷わず帰って来るこ
とができるように、13日の夕刻に盆提灯を灯し、庭先に迎え火とし
て麻幹(おがら)を焚きます。14、15日は精霊は家にとどまり、
16日の夜帰って行きます。今度は送り火を焚き、霊を送り出します。
京都の大文字焼きはご存知だと思いますが、 これは正式には「五山
の送り火」といいます。
これも、お迎えした先祖の霊をお送りする送り火です。
現在行われているお盆は、本来の盂蘭盆会(うらぼんえ)と日本古
来の五穀豊穣を祝う収穫祭、水紙祭などが合わさったものだと考え
られています。
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8月に咲いている花「松葉牡丹(まつばぼたん)」
開花時期は、 7/ 1 ~ 10/25頃。 長い間咲き続ける。 ・「松葉牡丹」の葉っぱは棒状で細い。 花が八重咲きが多いが一重もある。 「ポーチュラカ」の葉っぱは 幅が太い。花は一重咲き。 2つは、葉っぱの形状で区別できる。 双方とも、多様な色の品種がある。 「松葉牡丹」 「ポーチュラカ」ともに よく似てるので、 同一ページにしました。 ・「松葉牡丹」の名前は、 線形の葉を「松」に、 花を「牡丹」に 見立てたことから「松葉牡丹」に。 ・「ポーチュラカ」の別名は 「花滑り莧 (はなすべりひゆ)」。 滑り莧、の改良種で、 花がきれいなところから。
(花図鑑より)
