一日一名言(236)
物の尊卑美悪は、形の大小にはよらず、
狭小なりとて、美(よき)国は美なり 『霊能真柱(たまのみはしら)』
代表作の『霊能真柱』で、日本を中国やインド、ロシアなどの大国と比較した
一節にある。平田篤胤(ひらたあつたね)は漢学や洋学かぶれから脱した国学
の確立を目指した。勇み足気味だが、地動説やアダムとイブの物語の原点を
『古事記』の世界に求めたのはその例だ。彼が師の本居宣長の説の一部を
「非説(ひがごと)」としたとき、門下から「山師」と批判が沸き起こった。
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5月に咲いている花「アサザ [浅沙]」
花の特徴 縁が糸状に裂けてフリルのようになった黄色い花を花茎の先につける。 花びらは5枚あるが、花の根元はつながっており、合弁花である。 一日花で午前中に開き、夕方には閉じる。
葉の特徴 葉は緑色のハート形をしており、地下茎から柄を出して水面に浮かぶ。 葉の直径は5~10センチくらいである。
実の特徴 果実は卵形で扁平なさく果(熟すと果皮が裂開する果実)
その他 漢字では「阿佐佐」とも書く。 環境省のレッドリスト(2007)では、準絶滅危惧(NT)に登録されている。 若葉は食用になり、ハナジュンサイの別名がある。 俳句の季語は夏である。
(半図鑑より)