季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「母子草(ははこぐさ)」

2017-04-20 05:20:19 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「落ち着き④」

歳を取ることは変えられない現実として心静かに

受け止めるとして、変えられることもあるのです。

それは「私自身」です。すっかり傷んでしまった

部品、自分の目や耳、それらに腹をたてることなく

「長い間、ご苦労さま」といわわる、優しい自分に

変わること。思うままにならないことにイライラせず、

謙虚に他人(ひと)さまのお世話になって、感謝する

自分に変わること。これには勇気が必要な時がある

ものです。

歳時記


穀雨


4月20日。および立夏までの期間。

太陽黄径30度 清明から数えて15日目頃。

春季の最後の節気。

春雨が百穀を潤すことから名づけられたもので、

雨で潤った田畑は種まきの好期を迎えます。

この時季に、特に雨が多いというわけではありませんが、

穀雨以降、降雨量が多くなり始めます。

「清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が

降りることもなくなる」という言葉があるように、

南の地方ではトンボが飛び始め、冬服やストーブとも

完全に別れる季節です。

変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも

強まってきます。

昔から、この日を田植えの準備をする目安にしているようです。

穀雨が終わる頃に八十八夜を迎えます。


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4月から咲く花「母子草(ははこぐさ)」

開花時期は、 4/ 1 ~ 5/末頃。
 (3月以前に咲きだすものも
  ときどき見かける)
・春の七草のひとつ。
 (春の七草では
  「御形(ごぎょう、または、
   おぎょう)」と呼ぶ。)

・柔らかいうす緑色の葉の先に、
 黄色の花が
 つぶつぶになってかたまって咲く。

・名前は「母」と「子」の
 人形(ひとがた)に由来する、
 との説がある。

・昔は草餅の材料だったが、
 明治の頃から次第に 
 「蓬(よもぎ)」が
 材料にされるようになった。

・別名
 「ほうこぐさ」
   茎も葉も白い細かな毛に
   おおわれているために
   「ほうけた」ように
   見えるところから。


・「老いて尚
  なつかしき名の 母子草」
   高浜虚子



(季節の花300より)


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季節の花「春紫苑 (はるじおん)」

2017-04-19 04:16:44 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「落ち着き③」

この世に生きている限り、一日として心に波風の立たない

日などないのではないでしょうか。

たしかに「亀の甲より年の功」で、若い時と比べれば、

比較的に落ち着いて物事に対処出来るようになったと言え

ます。しかし、まだまだ、ニーバーの祈りを必要とする日

が多いのです。

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4月から咲く花」「春紫苑 (はるじおん)

開花時期は、 4/ 1 ~ 5/末頃。
・北アメリカ原産の帰化植物。

・”春に咲く「紫苑(しおん)」”
 から、
 「春紫苑(はるじおん)」と
 呼ぶようになった。
・道端でよく見かける。


・花は姫女苑(ひめじょおん)
 そっくり。

 以下、見分け方。

【春紫苑】
  花期が1ヶ月ほど早い。
   (4~5月頃)
  つぼみは下向きに
  ちょっと垂れる。
  白い花の部分はやわらかめ。
  葉っぱは茎を
  抱くような形で伸びている。
  茎は中が空洞。

【姫女苑】
  花期は夏(6月以降)。
  つぼみは上向きのことが多い。
  白い花の部分は
  ピーンと張っている。
  葉っぱは茎から
  ストレートに伸びている。
  茎には髄(ずい)という部分が
  詰まっている。


・別名
 「春女苑 (はるじょおん)」
   この別名の方で
   紹介している本もある。



(季節の花300より)



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季節の花「君子蘭 (くんしらん)」

2017-04-18 04:31:41 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「落ち着き②」

私も、ついに七十代の後半に入りました。歳を取れば、

それも修道生活を送っていれば、心に波風が立つこと

もなく、落ち着いてすべての物事を受け止められるよう

になったか、と問われるのですが、残念ながら答えは

「否」です。

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4月から咲く花「君子蘭 (くんしらん)」

開花時期は、 4/ 1 ~ 5/25頃。
・原産地は南アフリカの
 雨の少ない樹林地帯。

・濃い緑色で長く固い葉っぱ。
 孔雀のように
 羽根を広げたような姿。

・「高貴な花」とのイメージから
 「君子蘭」の名前になった。

・茎の先に橙色の
 きれいな花をたくさんつける。
 晩秋頃から赤い実をつける。
・開花するには
 温度が10度まで下がる日が
 60日間ほど必要、とのこと。

・よく見かけるのは、おそらく
 「達磨(だるま)君子蘭」
 という品種。

・3月15日、4月13日の
 誕生花(君子蘭)
・花言葉は
 「情け深い、誠実」(君子蘭)

・別名
 「クリビア」(学名から)


・似ている花へのリンク
 アガパンサス  夏水仙



(季節の花300より)



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季節の花「苧環 (おだまき)」

2017-04-17 04:51:39 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)


「落ち着き①」

主よ、変えられないものを 受け入れる心の静けさと

変えられるものを 変える勇気と

その両者を見分ける 英知を与え給え

これは、ラインホールド・ニーバーの祈りですが、

私たちに心の平安、落ち着きを得させる祈りと

言ってよいでしょう。


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4月から咲く花「苧環 (おだまき)」

開花時期は、 4/ 1 ~ 5/15頃。
・花の形がかわっていておもしろい。

・「苧(お)」という繊維を、
 中を空洞にして
 丸く巻き付けたもの
 (苧玉(おだま))に
 花の形が似ているところから。
 ”苧(お)、玉(たま)、
  巻き(まき)”が
 「苧環」という漢字で
 「おだまき」と
 呼ばれるようになった。

・色はいろいろある。
 よく見るのは青紫のもの。


・英語名の
 「コランバイン(Columbine)」は、
 つぼみの形が
 鳩(同名)に似ていることから。
・「小田巻」とも書く。

・別名
 「糸繰草」(いとくりそう)。

・5月29日の誕生花(苧環)
・花言葉は
 「断固として勝つ」(苧環)


・「しづやしづ
  賎(しづ)のおだまき
  繰り返し
  昔を今に
  なすよしもがな」
   義経記 静御前



(季節の花300より)


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季節の花「蓮華草 (れんげそう)」

2017-04-16 04:24:40 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「一期一会④」

堺の町に吉兵衛と言う人がいました。寝た切りになった妻の

介護を、来る日も来る日もしてやる姿に、近所の人が、

「良く続くね。うんざりしないかい」と言ったところ、

「いいや、私にとっては、一回一回がし始めでし納めです」と

答えたという話が残っています。

私も、こんな「一期一会」の気持ちで毎日を過ごしたいと思う

のですが、朝立てた決心を、すぐに忘れてしまう私です。

そんな私を「決心しただけでも、いいのだよ」と、お優しい神様

が慰め、励ましていて下さいます。

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4月から咲く花「蓮華草 (れんげそう)」

開花時期は、 4/ 1 ~ 5/10頃。
・中国原産。
 日本にはかなり古くに渡来した。
・「蓮(はす)」の花に似た草、
 というのが名の由来。

・中華料理などで、
 お汁なんかをすくうときに使う
 「れんげ」の名は、
 その形が「蓮(はす)」の
 花びらに似ており、また、
 「蓮」の花は
 「蓮華草(れんげそう)」に
 似ている、との連想で、
 「れんげ」と名づけられたらしい。

・蓮華草の根には
 バクテリアが付いていて
 これが稲にとって
 いい肥料になるため、
 稲を植える前の
 水田に植えておき、
 花のあとですきこんで
 (土でならして)
 肥料にすることがある。


・岐阜県の県花(蓮華草)

・別名
 「紫雲英(げんげ)」。
   花が一面に咲いているのを
   遠くから見ると、
   低くたなびく紫の雲のように
   見えることからの名前。
   ”げんげ”は
   ”れんげそう”の
   なまり音らしい。
   ”しうんえい”と、
   そのまま読むこともある。


(季節の花300より)



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