季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「蜆花 (しじみばな)」

2017-04-15 03:59:25 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「一期一会③」

数十年も前のことですが、一人の神父様が初ミサを

おたてになるに当たって言われたことです。

「僕はこれから、何万回となくミサを捧げることに

なるだろうが、その一回一回を、最初で、唯一で、

最後のミサであるかのように捧げたい」その神父様

の、その後のことは知りません。でも私には、この

「最初で、唯一で、最後」という言葉が、深く心に

残りました。


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4月から咲く花「蜆花 (しじみばな)」

開花時期は、 4/ 1 ~ 4/末頃。
・中国原産。

・つぶつぶの花が枝いっぱいにつく。
 花を、しじみの中身(内臓)に
 見立てたらしい。
 八重咲き。
・中国では
 「笑靨(しょうよう)」と呼ぶ。
 ”えくぼ”のこと。
 花の中央のくぼみを
 えくぼに見立てた。

・4月19日の誕生花
・花言葉は
 「控えめだがかわいらしい」



(季節の花300より)


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季節の花「山吹」

2017-04-14 04:36:28 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「一期一会②」

先生によれば、「一期一会」というのは、柳宗悦の「心得」の

一句のように、「今ヨリナイ」という心で生きることなのだそう

です。ですから、生涯の中の特別な一回を指すのではなく、繰り

返しの毎日、繰り返しの仕事、出会いの一つひとつに、新しい心

で接することなのだと教えて頂きました。

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4月から咲く花「山吹」

開花時期は、 4/ 1 ~ 4/末頃。
・山の中に生え、
 花の色が蕗(ふき)に似て
 金色で美しいことからこの名前に。
 また、しなやかな枝が
 風にゆれる様子から  
 「山振」の字があてられ、
 じきに「山吹」になったとも。

・”やまぶきいろ”と
 呼ばれる鮮やかな黄色。
 絵の具とか色えんぴつに
 「やまぶき色」と
 いうのがありますね。

 ・山吹は一重(ひとえ)で
 八重山吹は八重。
・山吹は実がなるが、
 八重山吹は実がならない。

・イギリスでは
  「イエロー・ローズ
     (黄色いバラ)」
  「ジャパン・ローズ
     (日本のバラ)」
 と呼ばれる。


・「山吹の
  立ちよそひたる 山清水
  汲みに行かめど
  道の知らなく」
   万葉集
   高市皇子(たけちのみこ)

 「花咲きて
  実は成らずとも
  長き日(け)に
  思ほゆるかも 山吹の花」
   万葉集

 「蝦(かわづ)鳴く
  甘南備河(かむなびがわ)に
  かげ見えて
  今か咲くらむ 山吹の花」
   万葉集
   厚見 王
   (あつみのおおきみ)

 「春雨の
  露のやどりを 吹く風に
  こぼれてにほふ
  山吹の花」
   金槐和歌集 源実朝 

 「山吹や
  葉に花に葉に 花に葉に」
   炭太祇(たんたいぎ)

 「ほろほろと
  山吹散るか 滝の音」
   松尾芭蕉



(季節の花300より)


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季節の花「郁子 (むべ)」

2017-04-13 04:26:34 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)


「一会一期①」

「一期一会(いちごいちえ)」という言葉は、私の好きな

言葉の一つですが、あるときまで私は、その意味を取り違

えていました。「一生にただ一回の出会い」、例えば、

ふだんは会えない人や出来事との出会いを大切にするという

言葉だと思っていたのです。

その誤りを正しくしてくださったのは、今は亡き倉敷民芸館

長の外村吉之介先生でした。

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4月から咲く花「郁子 (むべ)」

開花時期は、 4/ 1 ~ 4/末頃。
・白く反り返った花。
 内側はエンジ色。

・秋に木通(あけび)に似た
 実をつける。
 色は、緑からだんだん紫に変わる。
 あけびのように、
 口が開くことはない。
 (閉じたまま)

・むべの実は、昔は
 「苞苴(おおむべ):
   朝廷に献上するもの)」
 とされており、
 それが変化して
 「むべ」の呼び名になった、
 とされる。



(季節の花300より)


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季節の花「木通 (あけび)」

2017-04-12 05:40:40 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「心のぶっかり合い⑧」

「孤独を見極めた人だけが、愛し、愛される資格を

身につけた人だ」と言った人もいます。

「淋しさは、愛するためにある」とも。

孤独は、人間本来の姿です。一人で生まれ、死ぬ時も

一人なのですから、孤独に耐えることの不得手な若者

が増えているいま、孤独を「宝」として生きてゆきましょう。

そして互いに、もう少し優しくなりましょう。


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4月から咲く花「木通 (あけび)」

開花時期は、 4/ 1 ~ 4/末頃。
・つる性植物。

・名前は、実が熟して割れたさまが、
 人の「あくび」に似ていることから
 「あけび」に変化していった。
 また、実は熟してくると
 ぱっくり口をあけたように 
 裂けることから、
 「開け実(あけみ)」
  →「あけび」になった、
 という説もある。

・実の白い中身は食べられる。
 つるの部分は利尿作用があり、
 漢字の「木通」は、 
 「小水が通じるつるの木」
 からきているらしい。  

・春の若菜は、”おひたし”や
 お茶(アケビ茶)に使われる。
・江戸時代は、
 実の中の種子から油を採った。

・木通の葉は5枚で丸っこく、
 三葉木通の葉は3枚で、
 ふちは波状になっている。

・「通草」とも書く。
・「実」は郁子(むべ)に似ている。



(季節の花300より)


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季節の花「碇草(いかりそう)」

2017-04-11 04:08:57 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「心のぶっかり合い⑦」

孤独と言う代価、それはけっしてお安い物では

ありません。理解し尽せない淋しさ、誤解され

ている辛さ、何となく除け者にされている悲し

さ等、数え上げればきりのない心のぶっかり合

いが毎日の生活の中にあります。でも、それに

耐える孤独な思いが、この星の下に生き、自分

の人生の道筋を辿るためには必要なのです。

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4月から咲く花「碇草(いかりそう)」

開花時期は、 4/ 1 ~ 4/25頃。
・船の碇(いかり)に
 似ているところから
 この名前になった。
・いろんな色の種類がある。
・「錨草」とも書く。

・昔から強壮、強精の薬草として
 「淫羊かく(いんようかく)」
 の名で知られる。

(季節の花300より)



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