季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「南天(なんてん)」

2017-07-26 04:45:37 | 暮らし

忘れかけていた大事なこと(渡辺和子著より)


「真珠を携えた旅⑦」

ところで、ベツレヘムへと旅立った博士たちは三人でなく、

実は四人だったという伝説があります。四人目お名は

アルタバルと言って、天文学にも詳しい医師でした。輝く

星を見て救い主の誕生を知り、周囲の人々が止めるのも聞

かず、家も職業も捨てて、献上品とすべく一個の高価な真珠

を携えて旅立ちます。

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6月より咲いていた花「南天(なんてん)」

開花時期は、 6/15 ~ 7/10頃。
・中国原産。
・花は比較的地味な白い花。
 真ん中は黄色。

・漢名の「南天燭」を
 略して「南天」。
 「なんてん」は
 「南天」を音読みしたもの。

・秋に赤い実をつける。
 鳥が食べない限り
 冬中見ることができる。 
  (鳥の大好物のようです)
 実を乾燥させたものには
 「せき」止めの効き目がある
   → のどあめがありますね。
 また、葉には「ナンジニン」
 という成分を含み、
 殺菌効果がある。


・福寿草の花と南天の実とセットで
 「難を転じて福となす」という
 縁起物の飾り付けが
 されることがある。
 (特にお正月に多いですね)。
 また、無病息災を願う、
 「南天の箸(はし)」と
 いうのもある。
 防火・厄除けとして
 庭先や鬼門にも植えられる。

・京都の金閣寺の床柱は、
 南天の材を使って 
 いることで知られている。

(季節の花300より)





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季節の花「アベリア」

2017-07-25 04:49:48 | 暮らし
忘れかけていた大事なこと(渡辺和子著より)

「真珠を携えた旅⑥」

昔、修道院では、公現の祭日の朝食に、台所で焼きあがった

手作りのマフィンが出され、ナッツの入ったのを引き当てた

三人のシスターが、その夜、三人の博士に扮して余興をする

慣わしがありました。「どうぞ、当たりませんように」と祈

るような気持ちで、マフィンを取ったことがなつかしく思い

出されます。クリスマスの飾り付けも、この日の夜、片づけ

られるのが常でした。

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6月より咲いている花「アベリア」

開花時期は、 6/10 ~ 11/末頃。
 夏から秋まで長い間咲き続ける。
・車道の脇によく植えられている。
・甘い香り。

・別名
 「花園衝羽根空木」
  (はなぞのつくばねうつぎ)

(季節の花300より)






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季節の花「夾竹桃 (きょうちくとう)」

2017-07-24 04:37:58 | 暮らし
忘れかけていた大事なこと(渡辺和子著より)

「真珠を携えた旅⑤」

日本でのクリスマスの祝いは、信仰というよりむしろ、商売の対象と

なってしまっていて、そのお祭り騒ぎも12月25日で終わり、歳末商戦

にとって替わられています。ところが教会のクリスマスのお祝いは、

12月25日後も約二週間続くのです。その間には「主の公現」という

祭日があって、三人の博士の来訪が祝われ、リトル・クリスマスと呼

ばれることもあります。


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6月より咲いている花「夾竹桃 (きょうちくとう)」

開花時期は、 6/10 ~ 10/15頃。
 夏じゅう咲き続ける。
・葉が竹の葉のように
 細く(狭く(夾))、
 花が桃の花に似ているところから。
 ピンク色が鮮やか。白もある。
 もっとも多いのは
 ピンク色で八重のもの。

・インド原産。
 インド北部の河原に生え、
 乾燥、洪水、猛暑、寒風に
 鍛えられた。  
 江戸時代に中国経由で渡来。

・見た目はきれいだけど
 有毒植物。
・大気汚染に強いので、
 道路沿いの並木や  
 公園樹としてよく植えられる。
・百日紅(さるすべり)と
 同じような時期に咲く。


・「病人に
  夾竹桃の 赤きこと」
   高浜虚子



(季節の花300より)




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季節の花「桔梗 (ききょう)」

2017-07-23 04:36:51 | 暮らし
忘れかけていた大事なこと(渡辺和子著より)

「真珠を携えた旅④」

三人がその時献上した品々の中、黄金は王であるキリストを、

乳香(にゅうこう)は神の子であるキリストを、そして没薬

(もつやく)は、その苦しささえゆえに十字架上で苦しむ人

としてのキリストを象徴したものであったと言われています。

歳時記

大暑

7月23日。および立秋までの期間。

太陽黄径120度小暑から数えて15日目頃。

「だいしょ」ともいいます。

梅雨明けの時季で、夏の土用もこの頃。

いよいよ本格的な夏の到来です。

大暑って文字を見ているだけで汗が噴出してきそうな名前ですね。

最も暑い頃という意味ですが、実際の暑さのピークはもう少し後になります。

動物園の白くまたちへの氷のプレゼントや打ち水などのイベントは、

この大暑の日に合わせていることが多いようです。

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6月より咲いている花「桔梗 (ききょう)」

開花時期は、 6/10 ~ 8/10頃。
・秋の七草のひとつ。
・漢名の「桔梗」を
 音読みしたら「ききょう」。

・開花直前の
 丸くふくらんだ状態がおもしろい。
 これは、開花前には花びらが
 互いのふちで  
 くっついたまま膨れていくために、
 つぼみのときは
 風船のようにふっくらして見える、
 ということらしい。
 プチュッとつまむと
 水がはじけ出る。
 (花がかわいそうなので
  やめましょう♪)

・漢方では太い根を干して
 せきやのどの薬にする。
 また、この薬用成分の
 サポニンというものは
 昆虫にとっては有毒なため、
 昆虫からの食害から
 自らを守っている。
 (キキョウサポニンと呼ばれる)

・昔から武士に好まれたようで、
 家紋に取り入れられたり、
 江戸城には「ききょうの間」や
 「桔梗門」の名前がある。


・万葉集に出てくる「あさがお」は、
 この桔梗の
 ことだろうといわれている。

・平安時代の辞書には
 「阿利乃比布岐(ありのひふき)」
 として載る
 → 「蟻(アリ)の火吹き」
  蟻が桔梗の花びらをかむと、
  蟻の口から
  蟻酸(ぎさん)というのが出て、
  桔梗の花の色素アントシアン
  というのを変色させるために、
  紫の花の色が赤く変わる。
  (蟻が火を吹いたように見える)


・「桔梗」は「きちこう」とも読む。

・8月12日、9月2日の
 誕生花(桔梗)
・花言葉は「清楚、気品」(桔梗)


・「桔梗の花
  咲く時ぽんと 言ひそうな」
   加賀千代女 

 「朝顔は
  朝露負(お)ひて
  咲くといへど
  夕影にこそ 咲きまさりけれ」
   (朝顔=桔梗)
   万葉集 作者不詳


(季節の花300より)






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季節の花「擬宝珠 (ぎぼうし)」

2017-07-22 04:13:30 | 暮らし

忘れかけていた大事なこと(渡辺和子著より)

「真珠を携えた旅③」

神が太古の昔、約束して下さった救いの主の誕生を、遠い東方の

国で、星を見て知った三人の博士たちがいました。

彼らは思い思いの贈り物を携えてベツレヘムへ旅し、幼な子を見

出して礼拝し、贈物を捧げてのです。このことは、ユダヤの地に

生まれたイエスが、ユダヤの地方に住む人々の為だけでなく、全

人類の救い主としてお生まれになったのだ、ということを証明する

出来事でもありました。

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6月より咲いていた花「擬宝珠 (ぎぼうし)」

開花時期は、 6/10 ~ 7/20頃。
 夏、涼しげな色で咲く。
・葉っぱは幅広で大きい。

・橋の欄干の上にある、
 玉ねぎをさかさまにしたような
 装飾物が「擬宝珠」。
 この花のつぼみが
 「擬宝珠」に似ていることから
 この名になった。

  ・強い日光と猛暑が苦手。
 日焼けしてしまうらしい。
 イギリスや北欧では
 夏は日本より涼しいので、
 ガーデニングとしてよく使われる。

・春、若葉をゆでて
 あえものにするとおいしいらしい。


・「大葉擬宝珠
  (おおばぎぼうし)」は
  主に山野に生え、葉っぱがでかい。

 「小葉擬宝珠
  (こばぎぼうし)」は
  濃い紫色の花。
  葉っぱは
  それなりの大きさだが、
  擬宝珠の品種の中では
  小さいのかもしれない。

・「きぼうし」とも
 「ぎぼし」とも呼ぶ。



(季節の花300より)





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