季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「現の証拠(げんのしょうこ」

2020-08-26 04:47:07 | 暮らし
人生日訓(444)

「一尺を説得するは一寸を行取するに若かず」

道元がある先師からヒントを受けて述べた言葉。禅門ではよく使われる一句で

ある。一尺のことを縦横にとき去り、説ききたってこれを知恵の上で、学問の

上で自分の物にするよりは、たった一寸、その十分の一のことでもこれを身に

受け取って自分の生活に取り入れる方がましであると言うのである。とくに道

元は「只管打坐(しかんたざ)」と言って、文句をあれこれ言わずに、「先ず

坐れ」と弟子たちに実践的に導いたのであるから、この「一寸の行取」という

ことは「打座」することであったかもしれない。世間に、「論語読みの論語知

らず」という。「孝経をもって母頭を打つ」という皮肉なことも口にせられて

いる。とかく、仏道修行というものも、口の上、言葉の上での論議がやかまし

く言い立てられがちである。

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8月に咲いている花「現の証拠(げんのしょうこ」

花はピンクと白があり、  西日本ではピンク、  東日本では白が多い。  夏から秋にかけて開花。 ・薬効   下痢、便秘、整腸 ・薬用部位 全草 ・生薬名 「現の証拠」。  昔から下痢止めの薬草として  有名で、  煎じて飲めばぴたりと効く、  ところから  「現の証拠」と名付けられた。   (薬効の表現) ・タネが飛んだあとの「実」の形が、  ”おみこしの屋根の端についている、   めくりあがった形の飾り”に  そっくりなところから  「神輿草(みこしぐさ)」  の別名がある。

(季節の花300より)


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季節の花「グラジオラス」

2020-08-25 05:02:12 | 暮らし
人生日訓(443)

「大きい理想をもつ」

札幌にいた有名なクラーク博士が「青年よ、大志を抱け」と言った。高山樗牛

は「須らく現代を超越せざるべからず」とも言った。お互い、どんなに毎日の

生活苦にうちひしがれていようとも、いつも明日に向かって、未来に対して大

きい理想をもたなくてはならない。勿論空想では困るし、妄想でも困るが、

「ただ今日一日食って行けさえすればいい」というような安易な考え方では生

き甲斐の有る生活は出てこない。

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8月に咲いている花「グラジオラス」

6月から8月頃にかけて開花。 ・長い穂先に、上から下まで  ズラッと花を咲かせる。  花は片側だけにつくものが多い。 ・いろいろな種類があり  切花としても栽培される。 ・別名  「唐菖蒲(とうしょうぶ)」。    東洋にある菖蒲、    というところから。 ・6月16日、9月15日、  11月26日の誕生花      (グラジオラス) ・花言葉は  「用心深い、楽しい思い出、   たゆまぬ努力」      (グラジオラス)

(季節の花300より)



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季節の花枸杞 (くこ)」

2020-08-24 04:54:58 | 暮らし
人生日訓(442)

「君子の過つや人みなこれを見る」

子貢という孔子の弟子の言葉である。君子、立派な人でもたまにはしくじりを

するがみんなの目につく。そしてじき改めるので、世人によくわかるというの

である。外のところに「小人のあやまつや、必ず之を文(かざ)る」といって

いるのと、まことに、いい対照である、本文はこうである。「君子の過ちや日

月の食の如し、過つや人みなこれを見る」というのである。君子がしくじるの

は日や月が蝕でなくなるようなもので、万人の目にはいる。万人は驚いて見上

げている。さうると、日蝕や月蝕が時がたつと、又元通りになるように、君子

のしくじりはほどなく改まるので、誰の目にもはっきり入ると言うのである。

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8月に咲いている花「枸杞 (くこ)」

夏から秋にかけて紫色の花が咲き、  そのあとで赤い柔らかい実がなり  食べられる。  (実の赤い色は、干しても   なかなか色落ちしない)  この実を酒や焼酎に漬けて  「クコ酒」にする。 ・薬効   高血圧症、動脈硬化予防 ・薬用部位 葉 ・生薬名 「枸杞葉(くこよう)」 ・薬効   疲労回復、強壮 ・薬用部位 実 ・生薬名 「枸杞子(くこし)」 ・薬効   血糖低下、解熱、強壮 ・薬用部位 根の皮 ・生薬名 「地骨皮(じこっぴ)」  中国と日本では古くは  「沼美久須利(ぬみくすり)」と  呼ばれるなど、薬として有名で、  栽培も盛んだった。 ・枝にはとげあり。  とげが多いところから  生垣としても植えられる。 ・中国名「枸杞」の  音読みが「くこ」。

(季節の花300より)



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季節の花「狐の剃刀(きつねのかみそり)」

2020-08-23 04:40:12 | 暮らし
人生日訓(441)

「士は三日にして」

論語であったか、こんな言葉があったように記憶している。立派な人というも

のは三日目に会うと、目を見張るほど、どこか進歩の跡が見受けられるという

のである。勿論、人柄というものは猫の目のように始終変わるものではない

が、十年一日の如く変哲もなく昔話に花を咲かせているとうでは駄目である。

三日とは言わずとも、先月会った時とは違った鮮度を持ちたいものである。

ウォー紅葉の鳩ノ巣渓谷.wmv キングの思い出


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8月に咲いている花「狐の剃刀(きつねのかみそり)」

日陰に生える。 ・オレンジ色の珍しい花。 ・晩夏の8月頃に開花。  翌春、葉が伸びてくる。 ・黒い実がなる。  実の形は  玉簾 に似ている。 ・葉の形が、  剃刀に似ていることから、  山の中で「狐」が使う「剃刀」、  との連想でこの名前になった。  ちなみに  「狐」と名のつく草花は、  本来のものに比べて見劣りがする、  という意味をもつ。  (でも きれいな花ですよね)

(季節の花300より)


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季節の花「烏瓜 (からすうり)」

2020-08-22 04:29:36 | 暮らし
人生日訓(440)

「仏法には明日という事はあるまじき由の仰せに候」

蓮如の言葉。その前文から読んで行くと「仏法には世間のひまをかきて きく

べし。世間のひまをあけて法をきくべき様に思うこと。浅間敷ことなり」に続

いている。その意味はこうである。仏教の話を聞くには世間の用事を止めて差

し置いて行くように心がけるべきで、用事を済ませて、ひまになったからいっ

くり聞法しようと思うのはけしからぬことだと言うのである。だから仕事が済

んだから、用事が無くなったから、ゆっくり明日から行こうなどと言う悠長な

考えでは駄目rだというのである。外の所でも、はっきり「明日と申す事候ま

じく候」ともいい、「仏法のことはいそげいそげ」といったと伝えている。

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8月に咲いている花「烏瓜 (からすうり)」

つる性植物。  まわりの木などにからみつく。 ・実が赤くなる品種は  「烏瓜」、  実が黄色くなる品種は  「黄烏瓜(きからすうり)」  という。  (似てるので、ここではまとめて   「烏瓜」ページとしました) ■烏瓜(からすうり)  ・葉っぱは   ややザラザラしていて   角ばった部分が目立つ。  ・つぼみは、先端が丸い。  ・花は夏の日没とともに咲きだし、   翌朝にはしぼむ。  ・「実」は、最初は緑色で   縦じま模様があり、   緑 → だいだい色 → 赤 と   色が変わっていく。 ■黄烏瓜(きからすうり)  ・葉っぱは   烏瓜よりもツヤツヤ。  ・つぼみは、先端がとがる。  ・花は夏の日没とともに咲きだし、   翌日の昼頃まで咲いている。  ・「実」は、最初は濃い緑色で、   だんだん色がうすくなって   黄色に変わっていく。   縦じま模様はない。 ・烏瓜、黄烏瓜のいずれも、  レース模様のある、  白いきれいな花。  白い花のネット状の模様は  雄花と雌花を結ぶ蛾(ガ)の  標識になる。  この蛾(ガ)は  烏瓜の花の蜜を吸うが、  私が府中市四谷で  花観察をしているときに、  日没の開花時ちょうどに現れました。  開花タイミングを  待ち構えていたようです。  ブンブン飛び回ってました。 ・薬効   利尿、便秘 ・薬用部位 カラスウリの根 ・生薬名 「王瓜根(おうがこん)」 ・薬効   しもやけ ・薬用部位 カラスウリの実 ・生薬名 「王瓜仁(おうがにん)」 ・薬効   解熱 ・薬用部位 キカラスウリの根 ・生薬名 「栝楼根(かろうこん)、       栝楼仁(かろうにん)」 ・薬効   せきどめ、たんきり ・薬用部位 キカラスウリのタネ ・烏が実を好んで  食べることから「烏瓜」。  ちなみに、  カラスより小さいスズメの名が  ついている実は   沖縄スズメウリ。 ・「烏瓜」の別名    「玉章、玉梓(たまずさ)」    「狐の枕(きつねのまくら)」

(季節の花300より)



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