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二度目のロンドン51 神秘の巨石ストーンヘンジ⑤

2024-10-13 14:46:18 | Weblog
写真右側がストーンヘンジビジターセンター。左側の入口にあるのが「ストーン60」と名付けられたストーンヘンジの石のレプリカ。本物同様28トンある。わざわざレプリカの石をつくり、大勢の人を集めて動かすイベントを行った写真パネルと説明がビジターセンター内には展示してあった。丸木を敷いて動かしたのでは、とか、エジプトのピラミッドの石の比較などのパネルもあった。
 この石は誰でも自由に触ったり、押したり引いたりすることができる。ちょうど少年が果敢にも紐を持ってチャレンジしていた。

【ビジターセンターのおみやげもの】
ストーンサークルを見学したころに雨もやみ、霧もすっかり晴れました。すると近くには高速道路がありました。人里離れた、孤高の遺跡ではなかったのか、と拍子抜けしてしまいました。
(ロンドンからイングランド南西部までを貫くA303という道路で、悪天候でない日には渋滞が激しい道路なのだとか。)

そう思った人がイギリスにいたらしく、現在の高速道は歩道にして、高速道自体はストーンヘンジの地下にトンネルを掘って抜けさせる計画が進行中。それもなんだか、とは思いますが、すでに国の許可は下りています。

当然ながら、この道路建設は物議をかもしていて、世界遺産入りを審査する
ユネスコが

「この計画が進めば、ストーンヘンジは危機遺産入りとなる」

と警告を発する事態となっています。https://artnewsjapan.com/article/1618)

そして行きはストーンヘンジセンターから小型バスで遺跡へと進んだのですが、帰りはセンターまで歩いてみました。徒歩20分(約1.5キロ)でした。無料のバスなので乗って損はないのですが、天気が良い日は歩いてもよい距離です。

 さて、センター内を左に進むとストーンヘンジの博物館がありました。プラス料金はいりません。
 なかは落ち着いた木造の建物で遺物の置き方などもおしゃれで、きれい。ストーンサークルの全貌の模型や、現在までに出来上がった経緯の説明パネルやストーンヘンジを360度の画角で見られる施設などもあり、英語がわからなくてもある程度は理解できます。
 夏至や冬至の日の太陽の動きの再現は、本をいくら見てもわからないことが一目でわかり、見ごたえ十分。
 屋外には新石器時代人の家屋の再現などもあり、博物館としての見ごたえは十分あります。

でも、もったいないことにそれらを見る人はほとんどおらず、人が集うのはもっぱらレストランでした。みな、寒いのでしょう。温かいコーヒーを飲みたいのです。

 私も、すっかり濡れてしまったので新しいスウェットパンツを買いました。綿100%。黒地に左前サイドの大きく白抜きで「STONEHENGE EST 3,000 BC」と書かれて、なかなかおしゃれ。即決で買った観光みやげにしては、ものがよく、あたたかく、今も重宝しています。               

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