☆★今日のショット★☆

綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

陰日向に咲く

2008-01-27 19:44:24 | 映画

今日はキクヤ楽器にフルート「YAMAHAリペアクリニック」を午後1時に予約していたので、久しぶりに街に行った。
30分で、終わったのでシネマ11に映画を見に行った。
昨日から封切りだったので、観客もたくさんいた。
原作も出版されてからすぐ買って読んでいたので、活字で想像して描いた世界がそのままそこにあった。

本を読んだときも感じた。ホームレスやオレオレ詐欺に眼差しをむける感性が面白いな、と。作者の持っている繊細さに才能を感じた。
岡田准一演ずる借金まみれのオレオレ詐欺。
人間の弱さや脆さが見る側の心を貫く。涙が止まらない。

出てくる登場人物が不思議に絡み合う。オムニバスとして別物で読んでいたのでもう一度読みたいと思った。
映画を見終わった後、優しくなれるような気がした。



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わたしの「三丁目の夕日」

2007-12-27 21:31:11 | 映画

この映画、一ヶ月前に見たのに、日記に書くのを忘れていた。
映画を見た後、いろんな事が思い出された。
子供の頃住んでいた社宅にはお風呂が無く、父が作った「風呂小屋」に入っていた。こんな話をすると、10歳以上年上の人と話が合う。そんな田舎の出来事だ。
家の中にお風呂のある家が羨ましかった。
(今思えば、銭湯気分でお風呂に入れたなぁ)
父が創業から働いていたので、新しい社宅が出来ると一番に入れた。小学校高学年になった頃、お風呂付きの社宅に引っ越した。
お風呂は石炭で焚き、一番風呂は沸騰状態。丁度よい温度にしたら入れ替わり入らないと、今度は温すぎてだめ。

父はお酒が好きで、すぐお風呂に入りたくなく「mako、お風呂、先に入って良いよ」という。一番風呂にはいるときは、熱湯との戦い(^^;)。
でもね、お湯は熱くてもお風呂場はすーごく寒い。シャンプーリンスがこちんこちんに凍っている。仕方がないので湯船に入れて溶かすのであった・・・・。
そんなことしたら、今は怒られるよね。でも、そんなに寒いお風呂だったんだ。

友達は、「お風呂から上がってパジャマを着ることが夢」といっていた。
今では当たり前のことが、本当は幸せなことだったんだなーと思う。
人間って慣れてしまうよね。憧れが手に入ったとき幸せに感じても、それが普通になってしまうよね。

「三丁目の夕日」というより「北の国から」の方が近い生活を送っていた子供時代。私の原風景はこんな貧しさの中にあった。
「ミズバショウ」「ザゼンソウ」「エゾノリュウキンカ」「スズラン」という花々、天然氷で滑ったスピードスケート、肥料袋で滑った雪の斜面、真夏の夜を見上げると見える天の川など、今では味わえたくてもなかなか味わえない環境の中で育ったのだなと思う。

確かにこの環境が、現在のわたしを作った。臆病で怖がり、人混みが苦手の野生児は、昔の方が良かったなどとあまり振り返ることは無かったが、育った環境が今の逞しい私を作ったのだと、確信できる大人になった。


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長江哀歌

2007-12-02 23:43:07 | 映画

まるでドキュメンタリーのような映画である。
風景は黄色く埃っぽい中国の古都奉節。その街に16年前に別れた妻と娘を捜しに来た男性。歴史のある町並みに携帯電話という、昔と現代が混じり合った不思議な世界。

2年前夫と離れて暮らして夫に会いに来た女性。
会社の社長である夫には愛人がいる。

二人とも報われない旅なのであるが、それでも逞しく生きようと故郷に帰っていく。

ヨーロッパの映画のような雰囲気。北野武監督の映画のような雰囲気もある。見えている世界は間違いなく中国だ。静かなのだが、そこには生身の生きた人間がいる。声高に感情を表さないのに、内側の気持ちが読みとれる。

特にハンサムな俳優が出てくるわけではない。日に焼けた筋肉隆々の労働者が大半だ。艶っぽい話が出てくるわけでもない。なのになぜ最後まで引きつけられるのか。
不思議な映画だ。
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呉清源 極みの棋譜

2007-11-18 20:28:43 | 映画

静寂・・・・この一言で言い尽くせる映画だと思った。
中国で生まれ、たぐいまれなる囲碁の才能を持って日本に来て帰化。
美しい青年だ。そこには凛とした美しさがさる。

昼食を食べた直後は、厳しい映画だ。前半の静かさは、生あくびをかみ殺すのに必死だった。選択を間違ったかな?とも思った。

田荘荘監督が作った日本を舞台にした映画。
日本の美しさや静けさを見事に表現する。とにかく映像が美しい。
私の知っている「中国の映画」と一線を画している。

どこか超越した才能を持った呉清源。現在90歳を越えているが元気である。
1つの世界を極める「聖」なるもの、「孤高の人」を感じる。

凡人には見えないくらい高いところにいる人だ。
もう少し歳を重ねてからもう一度観たい映画である。
この映画を本当に理解できるくらいまで成長できるのだろうか。

ところで呉清源を演じた「チェンチャン」は「2046」にも出ていたそうだが、全然思い出せない。今までの俳優と違った佇まいを感じる。


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題名のない子守歌

2007-11-11 23:07:06 | 映画

今日は、バルコニーの掃除と決めていた。
鉢を片づけてバルコニーを綺麗にするのは、結構時間が掛かった。綺麗になったよ。
賑やかになるのはいつ?
仕方がない、来年の4月まで、待つことにするか。

新聞やホームページを調べて、映画を見ることにした。
元々映画が大好きで、登山を始める前は、よく見ていた。
今年は見てないナー。
そして選んだ映画は「ニューシネマパラダイス」や「海の上のピアニスト」で知られる、ジュゼッペ・トルナトーレ監督、音楽がモリコーネという黄金のコンビが作った映画。
期待を込めてシアターキノに行く。

始まりからショッキングだった。これが彼の作品?と疑いたくなる。
サスペンスタッチのストーリー。裏切られたような不思議な気分なのに、スクリーンから目が離せない。
私は母でも無いし、子供も居ないのだが、奥底にある「母性」がくすぐるのである。
ネタバレさせては行けないことになっているので詳細は言えないが、最後に幸せの涙が溢れて止まらない。

終始、何かに狙われているようで、怖い。
とあるワンシーンでスクリーン上の彼女に疑いの目を向ける。でも、裏切られたことにほっとした気持ちになる。ああ、またしてもこの監督の思うつぼにはまった。

しばらく見ていなかった映画だけれど、情緒に訴えるしっかりした映画をチョイスしたなと、嬉しくなった。


その帰りに、三越デパートの地下にパンを買いに行った。
お腹が空いているときにここに来てはダメ。
「きのとや」の前に来たら、どうしても甘いお菓子が食べたくなって買ってしまった。

誘惑が多い札幌中心部なのであった。  
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大帝の剣

2007-04-08 06:58:07 | 映画

いやはや。
観たい映画も出かけるのが遅くて間に合いそうもなかったので、何にも情報も仕入れていなかった映画を観た。
事前に何となく解っていれば、絶対見ない映画である(^^;)。

午前中、サッポロファクトリーにあるシネマ11に行った。
時間的にも観られる映画が限られている。
中国映画?韓国映画?モンゴル映画?どれか一つに当てはまるだろう、と気楽に考えていたのだが・・・・・。
主役はあの「結婚できない男」で新境地を開いた阿部寛。
クドカン、ハセキョン、津川雅彦、竹内力等々そうそうたるメンバーであるが・・・。

完璧な娯楽映画。
映画を観るときに、何も考えないでいられるって、もしかしたら幸せの一部なのかもしれない。

特に欠点もなく純粋に楽しめた。

阿部寛。
若い頃、ノンノボーイフレンドオーディション一般投票でトップになり、メンズノンノでモデルとして活躍していた。
このあたりはリアルタイムで覚えている。
最近では、ハイムさんのCMが大好きだった。
こういったアクション映画も似合うんだナーって思った。
それにしても竹内力は、「101回目のプロポーズ」の時には格好良かったんだよ、ほんと。最近はすごみを増している。

面白かったけれど、今まで観た映画とは感覚の違う映画。
内容はすぐ忘れそう・・・・・(^^;)

映画のあと、ショッピング。
春物のパンツを勧めることばに「てなこといわれてそのきになって♪」2枚も購入してしまったのである。

春の休日。結構楽しかった。


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アルゼンチンババア

2007-03-24 19:20:59 | 映画

いやー久しぶりにシネマフロンティアで映画を観た。
何時以来だろう・・・・。
今日はこのタイトルに惹かれて見に行ったわけだが、原作が「よしもとばなな」と知ったのは映画館に到着してからだった(^^;)。

よしもとばなな。
「キッチン」が出たとき、その感性が新鮮に感じ「うたかた/サンクチュアリ」「哀しい予感」を読んだ。が、彼女の目上の女性に対しての感じ方に違和感を覚え、あっさり読むのをやめた記憶がある。たとえばわたしが本の中の年上の女性だとしたら、10代の小娘にこうは思われたくないって思ったんだな。

今回も鈴木京香演ずる「ユリさん」に対する作家の思いがどうも受け付けない。
まだ観ていない人にネタバレしないようにしたいので詳細は省く。

たぶん好みの違いなんだろうなー。映像も音楽もとても良かったし、役者も、特に役所広司はとても良かった。気持ちの中に曖昧な感情が起きて、整理されない、なんとも不思議な感覚なのだ。

「ユリさん」は50歳なのに「ババア」というタイトルをつけていること。
他人を癒すが、「人」というより「女」を感じること。
「ババア」と言っている割にか弱い(映画の中では強いと言っている)。
その辺が特に違和感を感じる。

でも受け止め方が人それぞれ違うかも。
作品の切り口としては結構面白いのかも知れない。
並々ならぬ心意気も感じる映画である。

でも、わたしはよしもとばななが苦手なので、「大変良かった」とは言い切れないのである。観た人の感想を聞きたい映画である。

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ゆれる

2006-09-03 20:16:52 | 映画

やっと観ました。
仲良しの兄弟の奥底にある心理ってどんなものだろう。
兄は家業を継ぎ、弟は自由奔放に生きている。
お互いに持っている尊敬する気持ちと嫉妬する気持ち。
今まで語られなかった本当の想いを知るって、どんな感じ?

自分に置き換えて考えてみると、親の薦めで若くして結婚した姉。
結婚もせず、自由気ままに生きている妹。
だけど姉を尊敬してるし、大好きだし、才能もあると思うし、かなわないと思う。
それなのに、子供の頃はそんな姉を傷つける事もあった。
姉はどう思っているのだろう。
もし、この映画の兄のように嫉妬する気持ちがあったとしたら、(というか、その気持ちを面と向かってぶつけられたら)どんなに戸惑うだろう。

弟は私だ。

多くを語らなくても感じる「ゆれる心」。
オダギリジョーと香川照之の魂こもった演技が、深く心に染みこんで行く。

ミツガシワの花が、二人の「兄弟」としての絆に感じられた。
おそらく、観た人がみんな違う感想を持つに違いないと思った映画であった。

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映画の感想

2006-08-28 20:06:43 | 映画
昨日観た「奇跡の夏」の公式ホームページを見たら、単館映画の満足度1位になった映画なのだそうだ。
そうなのか・・・・。私の見方が冷めているのかな?
少なくとも少数派であることは間違いなさそうだ。

でも芸術性のあるもの、特に映画とか芝居とか音楽などは人々の好みがあり、1つの作品を100人が同時に見て100の見方や感じ方があって良いと思うんだ。

興行的に見て売れるものが良い映画とは限らないと思うしね。
とくに「北野武」作品は評価されるけど、興行的には?????だもんね。

わたしの好きな映画、特にここ10年くらいで観た映画で一番多いのはアジアの映画。その次はイギリス映画。最近観てないけど。フランス映画もいいね。あ、日本の映画も観ます。
言葉で饒舌に説明する映画って苦手。
できれば想像させる余地を与えてくれるものがいい。
ばかばかしくてもファンタジーでもなんでもOK!
最後までスクリーンに集中させてくれる映画が好きです。
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奇跡の夏(韓国)

2006-08-27 18:52:31 | 映画

偶然通りかかったので観た。
待ちながらこの映画のチラシを読んでみた。
病気になった兄と弟、そして家族との絆が描かれる、らしい。

弟役の少年は、上手い役者。子供?と思わせる演技で、映画は進む。
息子を思う両親の気持ちが辛くて、何度も涙がでる。
子供にしか見えない(?)ターザンの奇跡の水で、同じ病室の友達と兄が救われる。
諦めていたときに意識が回復するだけで、涙涙。

けれど、友達が亡くなるシーンで、悲しみに立ちすくみ、彼を覆った白い布の上に「遊戯王」のカードと、白菊を載せるシーンは、演出過剰でどんびきした(^^;)。
子供がこんなに冷静?こんなことする?
前のシーンもいろいろ思い出されて、いかにも「泣け」というような過剰演出が蘇ってきた。

その時点で、すーっと気持ちが引いていき、会場から出てもなおハンカチで涙を拭いている人の中で、1人冷めて映画館を後にしたのでした。
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