美瑛町にプールが出来てから、図書館に行き易くなった。
作ったカードが共通なので、わざわざ両方作る必要が無いからだ。
丁度読み終わる本があったのと、Facebookの友人が面白かったと言って感想を述べていたので、その本を探しに美瑛町図書館に行ってみた。
目的の本は「邂逅の森/熊谷達也」
直木賞とか、芥川賞とか、あまり興味が無かったので、この本が2004年直木賞を受賞した作品だったということも、後から知った。
そして、主人公となる人物が、秋田のマタギ(猟師)である事も興味深かった。
昨年亡くなった父の何代か前、猟師をしていたと聞いていたからだ。
大正時代、秋田の森の中をマタギがアオシシ(日本カモシカ)を追う。
ブナの森、雪の中の地形を辿り、研ぎ澄ました勘を頼りに獲物に向かう緊張感。
主人公の富治は、若手のマタギだ。
ある日富治は身分違いの娘、文枝と恋仲になり、村を追われる。
慣れない鉱山の仕事をしながら、辛い身の上の人々の心の拠り所となる。
ひょんな事から、猟をすることになり、またマタギの世界に戻って行く。
マタギの歴史、時代背景、地形、経済など背景をとことん調べ上げ、まるでドラマのように映像が浮かぶ。富治は筋肉隆々の浅黒い男なんだろうなぁ。
登場人物の性格や姿の描写も面白く、強さや弱さを持った人間たちに涙したり、男ってバカだよね、とか思ったり。
山の主(ツキノワグマ)との格闘、富治の心の有り様に、魂を揺さぶられた小説だった。
この手の小説って、初めて読んだかもしれない。
面白かった。
長編で、ゆっくり読む時間は無かったけれど、朝の目覚めてから起床する間の短い時間を、1週間以上かけて読みました。
まるで、朝ドラを毎日15分見ているみたいに。
ドラマが終わって、富治ロスになっている私がいます。
作ったカードが共通なので、わざわざ両方作る必要が無いからだ。
丁度読み終わる本があったのと、Facebookの友人が面白かったと言って感想を述べていたので、その本を探しに美瑛町図書館に行ってみた。
目的の本は「邂逅の森/熊谷達也」
直木賞とか、芥川賞とか、あまり興味が無かったので、この本が2004年直木賞を受賞した作品だったということも、後から知った。
そして、主人公となる人物が、秋田のマタギ(猟師)である事も興味深かった。
昨年亡くなった父の何代か前、猟師をしていたと聞いていたからだ。
大正時代、秋田の森の中をマタギがアオシシ(日本カモシカ)を追う。
ブナの森、雪の中の地形を辿り、研ぎ澄ました勘を頼りに獲物に向かう緊張感。
主人公の富治は、若手のマタギだ。
ある日富治は身分違いの娘、文枝と恋仲になり、村を追われる。
慣れない鉱山の仕事をしながら、辛い身の上の人々の心の拠り所となる。
ひょんな事から、猟をすることになり、またマタギの世界に戻って行く。
マタギの歴史、時代背景、地形、経済など背景をとことん調べ上げ、まるでドラマのように映像が浮かぶ。富治は筋肉隆々の浅黒い男なんだろうなぁ。
登場人物の性格や姿の描写も面白く、強さや弱さを持った人間たちに涙したり、男ってバカだよね、とか思ったり。
山の主(ツキノワグマ)との格闘、富治の心の有り様に、魂を揺さぶられた小説だった。
この手の小説って、初めて読んだかもしれない。
面白かった。
長編で、ゆっくり読む時間は無かったけれど、朝の目覚めてから起床する間の短い時間を、1週間以上かけて読みました。
まるで、朝ドラを毎日15分見ているみたいに。
ドラマが終わって、富治ロスになっている私がいます。