演研芝居小屋が取り壊されてから早や6年が経った。
その間、ライブハウス「メガストーン」や「大通茶館」を使って公演を続けてきたが、待望の工房が大通茶館2Fに完成し、こけら落とし公演が執り行われた。
芝居小屋は民家を改造して手作りの小屋として愛されていたが、新しくできた工房は設計段階でプロのアドバイスを受け、電気系統などは専門の業者に頼んだが、棟梁を中心にこれまた手作りではあるが洗練された劇場として完成した。
プレートもカッコイイ(決してそばで見ないでくださいと、制作者が言う)
今回の舞台は芝居小屋時代の黒いパンチを敷いた。
椅子も中古品を購入したが、背もたれがあって座り心地が良い。
小劇場といえば、芝居を見終わったあとの感想は「お尻が痛い・・・・」が当たり前だったから、贅沢な椅子である。
雨が降っても濡れないロビーが出来た。
昔のポスターが懐かしい。わたしの名前もあるよ。
たくさんの差し入れやお花を頂く。
実は外にも並べた。
同じ時代を生きてきた同世代の役者達。
ああ、ここまで続けてきたんだね。仕事や家庭との両立で大変だったこともたくさんあったと思うけれど、素敵な役者になったと思う。
客演の
龍昇企画、龍昇さん。十勝出身の役者。色気があって昔から大好きだった。
でも今回の舞台はなんだかハラハラしましたよ(^^;)
男二人は兄弟の役。本当の兄弟に見えた。
今までは舞台も休憩も大通茶館だった。
役者の控えも厨房で大変だったけれど、今度からは別々になるので、仕事がし易くなった。マスターであり、劇団の代表が淹れてくれるコーヒーは格別美味しい。
おまけ。初日の昼食。カレーとハヤシを一緒に掛けたご飯。
贅沢な昼食なので、写真をパチリ。
札幌にいるわたしは、「劇団員」としての活動は何一つしていない。わたしなりに新しい楽しみを見つけ、その方向に一直線に向かっている。
でも、帯広には帰る場所があり、その場所を与えてくれている劇団に感謝したい。
若い頃ここで過ごしたあの日々を、苦悩したあの日々を、今は懐かしい気持ちで振り返ることができる。ここではたくさんのことを教えて貰った。
また新たな一歩が始まる。同世代が頑張っているんだもの。わたしも頑張らなくちゃ。
ああ、でも三連休が開けた今日はへろへろでした(^^;)