Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

お茶のお稽古(染の北川・黒地乱菊柄小紋)

2024-10-19 23:17:00 | 着物

ここ数日涼しかったと思ったのですが、今日はまた少し暑さが戻った一日でしたね💦


来週に控えたピアノの発表会を前に、今日は全員先生のお教室でグランドピアノ🎹でレッスンをして頂きました🎵


ピアノのレッスン後は急いで着替えをして、お茶のお稽古へ。


こちらの着物、実はだいぶ前に仕立てあがっていたものの、着る機会を逃してずっとしまい込んでいた一枚です😅

一世を風靡した染の北川さんの12か月シリーズのうちの、10月「乱菊」。


黒地に華やかな大輪の乱菊の柄を反物で見たときにはとても素敵でワクワクしたのですが、仕立てあがってみるといつも私が着ている着物の雰囲気と違って華やか過ぎて…💦


一歩間違えると浴衣っぽく見える❓などと、どんどん気になってしまって。パーティーなどに着ることにしようと思ったものの、そんな機会もなく、ずっと日の目を見ないままでした😅


このままだとお蔵入りになってしまうので、今日は思い切って普通のお稽古ですが着てみることに💕


着物はシボの高い縮緬地を深い黒に染め上げて、ピンクや黄色の大きな乱菊が金彩使いで華やかに描かれている、今は無き名門「染の北川」の小紋。


帯は着物が華やかなのであっさりしたものをと、白地にアイボリーと金糸で唐草文様が織り出されている織り名古屋帯。


帯揚げは菱形地紋のある白い綸子地に、ピンクの絞りで柄が表現された輪出し。

帯締めは白~色のグラデーションになった冠組。


今日のお稽古は五行卓の濃茶点前をさせて頂きました。

お菓子は美しい「錦秋」で大石堂製。

お軸は「紅葉舞秋風(もみじ しゅうふうにまう)」と書かれた星蹟。

茶花はキバナアキギリとノアザミとシオンが、龍花入れに活けられていました。


心配していた着物ですが、「いつもと雰囲気が違うけれど、時期にもピッタリでとても華やかで素敵ね🥰」とおっしゃって頂けてひと安心です(お古場の皆様は本当にお優しいのです)。


来年からは臆せず着てみようと思いました✨



新しい色無地を仕立てました(山口美術織物:水色地桐竹地紋一つ紋付き色無地)

2024-10-11 23:07:00 | 着物

昨年から今年にかけて、娘の着物だけでなく自分の着物もいくつか仕立てていますが、今回はちょっと特別な着物を仕立てました😊


茶道を始めてから十数年、途中2回の産休や子供が小さいときななかなか通えない期間も挟みつつでしたので普通の人よりもかなり時間がかかりましたが、この度お茶名を頂くことになりました💕


その記念に綺麗な色の色無地を仕立てたいなぁと思いながら生地を探して、先日仕立てあがったのがこちらです🎵




山口美術織物のツヤの美しい唐織生地を、ほんのりと緑がかった水色に染め上げたもの🥰


とろりと気持ち良い手触りなのにしっかりとした生地で、ツヤ感や地模様が本当に美しくてため息がでます✨


八掛はさらりとした一越縮緬を同じ色に染めて頂きました。



地模様の凹凸がかなりしっかりしている生地でしたので、紋は銀糸で縫い紋を入れてもらいました。


色無地はいくつか持っていますが、その中でも本当に美しくて別格の色無地に仕上がったなぁと感じています❤️


こちらは来月に行われる許状の引継式に着るか、その翌々週に数年ぶりに開催される社中の大寄せ茶会で着るか迷っています💦


今年は帯もいくつか新しく買っているので、そのどれかを合わせる予定です✨



お茶のお稽古(別誂・朱鷺色地菊尽くし柄小紋)/おうちごはん(イタリア料理:基本・10月)

2024-10-05 23:57:00 | 着物

10月に入って涼しい日が続いていましたが、今日は雨が降っているのに蒸し暑い一日でしたね💦


朝一番にピアノ🎹の出張レッスンに来て頂いてから、お茶のお稽古へ。



暦の上では今日から袷の時期ということで、本当は単衣でも良い気温でしたが、一応茶道なので暦通りに着物を着ることに。着ているだけでも汗をかいてきますが…😅



こちらは10月に着るようにと、着物と帯を一緒に別誂えしたもので、地色がとても綺麗で気に入っています🎵


地紋も美しいのですが、柄の色使いも花は暖色のみと指定して、帯は着物を引き立てるすっきりとしたデザインにこだわって作りました😊


まさに陶淵明の「菊を采る東籬の下、悠然として南山を見る」の世界観です💕



着物は変わり七宝の地模様のある唐織生地をごく淡いピンクに染め上げ、そこに菊の花の丸を中心として、乱菊や小菊などを散らした別誂えの可愛らしい小紋。


帯は塩瀬地をごく淡いアイボリー色に染め、その上から紫・橙・鶸色というはっきりした色合いの遠山ぼかし柄を描いた、別誂えの染め名古屋帯。


帯揚げは菱形地紋のある白い綸子地に、ピンクの絞りで葵柄が表現された輪出し。

帯締めは明るい橙色の冠組。


今日は10月ということで、中置きの薄茶点前をさせて頂きました。

お菓子は「楓」で大石堂製。

お軸は「閑座聴松風(かんざして しょうふうをきく)」と書かれた墨蹟。

茶花は金水引、ヨメナ、紫式部の3種が活けられていました。


お稽古の後は明日の準備で諸々買い出しをして子供たちの習い事の送迎をしつつ、ディナーの準備🍳


夜は子供たちの寝支度を早めに済ませてから、ゆっくりディナーを楽しみました🍽️


イタリア料理教室【プライベートレッスン・9回目】 - Maria Callas Diary



前菜はバーニャカウダ。明日の予定でも使うため、ソースは大きなニンニク🧄を4玉使ってたっぷりと作りました。この手作りのバーニャカウダソースを超える市販のソースにはまだ出会ったことがないほど美味しいのです❤️

パスタの代わりにポルチーニ茸のリゾット。ポルチーニ🍄の戻し汁をたっぷりと使うので、塩とバターとチーズの味付けだけでとっても美味しく仕上がる一品です🎵


メインは予定を変更して、豚ヒレ肉のミラノ風カツレツ。息子がカツが食べたいというので急遽予定変更を作って作ったのですが、やはりヒレカツはとっても美味しいですね🥰



9月の和小物たち

2024-09-30 23:43:00 | 着物

もうすぐ9月も終わり。いよいよ本格的な秋🍁に入りますね。毎年9月の和装時に活躍してくれている和小物たちを、仕舞う前にご紹介しますね😊



9月の豆簪は2種類。一輪の紫桔梗の簪、萩と桔梗の簪で、祇園の金竹堂さん製。

帯に挟む扇子は先月と同じもので、萩に蝶々🦋の柄のもの。浅草の文扇堂さん製。

懐中時計につける根付も2種類で、9月上旬には中秋の名月🌕を意識してうさぎ🐰9月下旬からは紫色の桔梗になります。



手拭いは生成り地の中央に白いぼかしの月と桔梗やアザミなどの秋草柄のもの。

小風呂敷は紺色地に、白抜きで満月🌕や半月🌓と可愛らしいうさぎ🐰が描かれたもの。

ハンカチはピンク地に、色とりどりのたくさんの秋草柄が友禅で描かれたもの。

懐紙は桔梗。

一筆箋は桔梗柄が2種類と萩柄が1種類。


また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます



特別稽古に参加しました(別誂え・薄翡翠色地流水花柄単訪問着)/タコスディナー

2024-09-28 23:31:00 | 着物

今日はお茶の通常のお稽古はお休みですが、特別稽古があるので参加させて頂きました🎵


特別稽古とはいえお茶会ではないのでどうかなとも思ったのですが、着られるうちに着ておかないと何年も寝かせることになってしまうので、今日はこちらの一枚を💕


こちらの訪問着は、十数年前の9月にあった友人の結婚式に向けて単衣の訪問着を用意するにあたり、市販の単衣はなかなか気に入るものがなかったので、それならと思い切って別誂えをお願いしたものです😊


暑い時期らしく爽やかな色合いを基調に、その時期ならではのお花をたくさん描いて頂きました。この地色は既製品では見かけ無い色なので、着ているとよく褒めて頂ける一枚です🥰



着物はさらっとした縮緬地を淡い翡翠色に染め上げて、銀彩で描かれた流水に、菖蒲・朝顔・撫子・桔梗・菊・芙蓉・紫陽花などの、初夏~秋の花々を載せた花筏が浮かんでいるもので、お気に入りの別誂えの単衣の訪問着。


帯は爽やかな白地の絽に、ピンクや水色や藤色などのパステルカラーと金糸銀糸を使って、品の良い花菱が織り出されている袋帯。


帯揚げは薄ピンクの絽地に、赤い絞りで桔梗が表現された輪出し。

帯締めは表が薄いピンク、裏が白になった夏の礼装用の平組紐。


特別稽古では「茶通箱」を教えて頂きました。小さな箱の中に、仕に入った茶器と大津袋に入ったがしまわれていて、濃茶を2服点てるお点前でした❤️


口伝ものは数年に一度しかお稽古する機会がないので、忘れないようにしっかりメモをしておかなければいけませんね📝




夜は夫が出張から帰ってくるということで、簡単に食べられるタコス🌮を用意しました🎵


この1週間完全にワンオペでもっと大変かなと思ったのですが、子供たちも大きくなったことと、普段も平日は夫が朝早くから夜遅くまでいないことも良くあるので、思った以上になんの問題もなく終わった気がします😳


通常時もワンオペに近い家事育児をこなせているのも、いつも習い事の送迎を分担してくれるママ友や、残業にならないように気遣ってくれる職場の皆様のおかげですね✨