Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

【付下げの別誂え(フルオーダー)第1弾】《仕立て上がり編》&《まとめ》

2014-03-31 23:24:31 | 着物
秋から別誂えを始めていた水色の一つ紋付の付下げですが、先日仕立てが終わり
着物が手元に届きました


いつもよりなんだか重いなぁと重いながら梱包を解いてみると、まぁビックリ。
なんと大きな桐箱が出てきました。桐箱の蓋には「訪問着 花の丸」と書かれて
います。こ、これはまさか、桐箱入りの着物…


桐箱を開けると、鬱金色の風呂敷に包まれた畳紙の中にお願いした着物が入って
いました。公庄工房様からのお手紙によると今年から銘の入った着物の収納箱に
入れて着物を納めて下さることになったそうです

オーダーメイドの着物というだけでも贅沢なのに、更に銘が入った桐箱まで用意
して頂けるなんて、本当に嬉しいです桐箱は早速桐箪笥の上に置いて、畳紙の
ストックを収納するのに使わせて頂きました

これから桐箱が増えてきたら、大事な着物はそこに保管しておくことにします


さて、着物本体のほうですが、こちらが公庄工房様からお送り頂いた着物全体の
画像です。下絵の状態の時には付下げなので柄が少なく少し寂しいかなと思って
いたのですが、こうして彩色されると寂しさなんて全く無く、華やかな付下げに
仕上がっていますね


そしてこちらが裾の模様。付下げですが訪問着と同じく、一度仮絵羽にしてから
下絵を描いて下さった着物ですので、裾の模様は全て綺麗に繋がっていますね

付下げというより付下げ訪問着になるそうで、銘にも訪問着と書かれています


そしてこちらが手元に届いてから撮った写真です。工房からお送り頂いた画像で
見ると少し色が強いかなと思っていた上前のポイントとなる牡丹の花の丸も、
実際に見てみると少し優しい色でぼかし具合もとても美しく、全体のバランスを
考えても、この色で良かったと思います



上前には牡丹をメインに桔梗と橘を少し控えめな色使いで描き、後ろ裾には菊を
描いて頂きました。付下げですが、八掛にも柄が入っています。


こちらは前の左肩~左袖の画像。左肩には紅葉が、袖には椿が描かれています。
いずれも京友禅らしい華やかな色使いで、優しい水色の地色に良く映えます


最後に後ろの右肩~右袖の画像。右肩には散らした花のみを描き、袖には上前と
同じ牡丹の花の丸を少し控えめに描いています。


背中には、陰縫いの一つ紋を入れて頂きました。目立たない色糸を使って入れて
頂いているので、紋付ではありますが、着られる場所は多そうです。

花の丸というよく見かけるモチーフではありますが、金彩を効果的に使ったり、
色使いにメリハリをつけたり、既製品ではなかなか見かけない仕上がりになって
いると思います

普段はあまり着物について口を出さない夫も、珍しく「とても綺麗な着物だね」
と何度も褒めてくれていました

今回もとっても素敵な着物を作ってくださった公庄工房様には心から感謝をして
います。これで公庄様にお作り頂いた着物は4着目になりますが、どれもとっても
気に入っていて、またお気に入りの着物が増えて嬉しいです

早速、また来月には新しい別誂えに入って頂く予定ですが、今回の着物はこれで
完成しましたので、今までの記事をまとめてみました。

これから別誂えをお考えになる方のご参考になりましたら幸いです

◆図案編
◆生地選び編
◆地色見本編
◆仮絵羽編
◆下絵編
◆糊伏せ編
◆地色染め編
◆友禅編
◆金彩完了編


パン作り【クランベリーとクリームチーズの全粒粉ハードパン、レーズンとクルミのライ麦ハードパン】

2014-03-30 23:23:18 | 日記
昨日はあんなに良いお天気だったのに、今日は風が強く時々雨も振って、まるで
嵐のような一日でした。昨日の陽気で順調に咲き始めた桜が散ってしまわないと
良いのですが…

今朝は娘がまだ寝ているうちに、パン作りをしていました。先週末作った時には
発酵で失敗してしまったので、今日は新しいドライイーストを用意して再挑戦


今回は2種類のパンを同時に焼くことにしました。1種類は先週と同じくレーズンと
クルミのライ麦ハードパン。もう1種類はクランベリーとクリームチーズの全粒粉
ハードパンです。しばらくはハードパンに凝ってみたいと思っています

それぞれボウルに強力粉・ライ麦粉(もしくは全粒粉)・ドライイースト・塩・
砂糖・水を入れて7分ほど捏ねたら、ドライフルーツやナッツなどを加えてさらに
3分ほど捏ねます。

30度のオーブンで1時間ほど一次発酵させたら、ガスを抜いて丸めなおして20分の
ベンチタイム。形成をしなおして(クリームチーズはここで入れます)、35度の
オーブンで30分ほど二次発酵させます。


発酵が終わったらクープ(切れ目)を入れて強力粉を全体に振り、250度に余熱を
したオーブンで10分、210度に下げて30分ほど焼けば出来上がりです


今回は発酵もうまくいったので、出来上がりは大成功。夫にも試食してもらい、
合格点をもらうことが出来ました

「家で手作りのハードパンが食べられるなんて思っても見なかった。嬉しい
と言ってくれたので、頑張った甲斐がありました

夫が転職してから毎日朝食を食べてから出かけるようになったので、これからは
出来るだけ毎週末パンを焼いていこうと思っています

サラダとスープとゆで卵は私のランチ用も兼ねて作ってあるので、それとパンを
朝食に出してあげられれば栄養のバランスはバッチリ。いずれ娘が大きくなって
大人と同じ食事が出来るころには、こうして毎朝、手作りのお料理を食べさせて
あげたいなぁと思うので、今から練習だと思って頑張ります


お菓子作り【レアチーズケーキ】 / おうちごはん(イタリア料理教室の復習)

2014-03-29 23:17:31 | おうちごはん
いつもなら土曜はお茶のお稽古に行くのですが、今週は珍しく夫が風邪を引いて
しまったので、私もお稽古をお休みして家でゆっくり過ごすことになりました

午前中は娘を予防接種に連れて行って、お昼からは娘の相手をしながら、合間を
みてお菓子作りに精を出していました



今日はレアチーズケーキを作ります。土台はビスケットを砕いて溶かしバターで
固めただけの簡単バージョン。その上にクリームチーズ・ヨーグルト・お砂糖・
レモン汁を湯煎にかけながら混ぜたものに七分点ての生クリームを加えたものを
流し込み、冷蔵庫で数時間冷やすだけ


夕方にはしっかりと固まったレアチーズケーキが出来上がっていました。今回は
少し軽さを出すためにヨーグルトを使っていますが、クリームチーズの量を多く
するともっと濃厚な仕上がりになります

お菓子作りのあとは少しずつお夕飯の準備を開始しました。今日はイタリア料理
教室の復習メニューです


前菜はアスパラガスのポタージュ。春らしい綺麗なグリーンのスープは濃厚で、
クルトンを浮かせるよりも、バゲットを浸して食べたいくらいのお味でした


パスタはブカティーニ・アマトリチャーナ。真ん中に穴の開いた太めのパスタ、
ブカティーニを使って作るローマのお料理ですが、このパスタの触感が濃いめの
トマト系ソースと良く合います。ソースには自家製パンチェッタを使いました


メインは魚介と山菜のフリット。エビ・カレイ・タラの芽・バジル・舞茸などを
セモリナ粉を使ってあげました。日本の天ぷらよりもかなり軽めで、レモン汁と
お塩のみでシンプルに頂きました

食後はお昼に作ったレアチーズケーキを食べながら借りてきたDVDを見ました。
このところ少しずつ、以前のように週末の夜にDVDを楽しむ時間が取れるように
なってきたので嬉しいです

仕事と家事と育児でバタバタの毎日ですが、週末の夜、娘が寝た後に夫と過ごす
ディナータイムやリラックスタイムは、これからも大切にしていきたいです


【帯の別誂え(フルオーダー)第4弾・絽】《全体の図案編》

2014-03-28 23:10:56 | 着物
絽の小紋と同時に別誂えをお願いしている絽の染め名古屋帯ですが、小紋の送り
見本も確定したので、それにあわせて帯のほうも全体の図案が確定しました


前帯部分は関東腹(右側)には琵琶・竜笛・菊青海波を描き、関西腹(左側)は
竜笛・笛袋・菊青海波を描いて下さっています


お太鼓部分には笙・竜笛・笛袋・菊青海波が華やかに描かれています。毎年6月や
7月には長唄の流派の演奏会や浴衣会が催されていますので、そのときに締めると
ちょうど良さそうです

小紋も帯も最終的には超古典柄になってしまいましたが、やはり私にはこういう
柄がいちばんしっくりくるようです。古典柄の中でも色々な遊びをしていけると
楽しいでしょうね。今後もそういった着物や帯を作っていきたいです

これで帯も全体の図案が確定しましたので、次は地色見本が届きます。


【小紋の別誂え(フルオーダー)第5弾・絽】《送り見本編》

2014-03-27 23:53:53 | 着物
別誂え中の合わせ貝柄の絽小紋ですが、図案確定のお返事をしたばかりなのに、
もう送り見本を作って送ってくださいました。いつもながらお仕事の速い工房で
驚いています


もともとの図案にあった撫子・朝顔・菖蒲・菊・萩に加え、新たに作って頂いた
百合・芙蓉・桔梗がそれぞれに描かれた合わせ貝が、波間に踊っているような、
そんな仕上がりの送り見本が出来上がってきました

百合・芙蓉・菖蒲などの華やかな花が入っていますし、それぞれの貝の大きさも
その花に合わせて考えられているので、主張が強すぎず、いかにも古典柄らしい
華やかな仕上がりになるのではないかと思っています

これで送り見本も確定しましたので、次は地色を決めるための見本が届きます